これからingressをはじめる女性&初心者の女性AGが注意すべきこと

目次:ingressお母さんも約3週間でレベル8のエージェントになれたよ

ingress面白そう、と興味を持っていただいた女性のみなさん、ありがとうございます。はじめるにあたって、僭越ながら先輩エージェントからアドバイスさせていただきます。初心者の皆さんも気づいてないことがあるかと思いますので、ご一読いただけると幸いです。

ingressはあなたの行動が全世界にダダ漏れになるゲーム
ingressでは「誰がいつどこで何をしたか」が全世界に公開されます。4月1日の10時23分に渋谷のハチ公前でポータルを壊した、9月23日の23時59分に上野駅前のポータルでリンクをはった、など、あなたの行動は誰でもみることができます。もちろん膨大なデータ量の中からそれらを探し出すことは大変に困難ですが、同じ活動範囲にいる人間にとってはたやすいことです。高レベルのエージェントは自分の縄張りの状況をよく眺めていますので、特別な興味を抱いてる対象でなくても「この人の行動パターンはだいたいこんな感じ」と把握しています。「この人は平日の昼間だってのに派手に活動してるなー仕事してんのか」とか「この人またポータル奪い返しにすっ飛んできたな、ポータル間の移動速度からして自転車だな」といった具合です。行動範囲が狭く限定的な場合は住居エリアをざっくり推測することもできるでしょう。ここまで読んで「怖い!」と思った方にはこのゲームはおすすめできません。やめておいたほうがいいと思います。

intel mapにはすべてのエージェントの行動が表示されてます(モザイク部分がエージェント名)。
googleアカウントは新規で取ろう
上記のような理由から、なるべくFacebookmixiTwitterなど、他のSNSと連携させないほうが賢明です。ingressで遊ぶためにはgoogleアカウントが必要ですが、いつも使ってるものではなく他のアカウントを新規で取るほうが良いと思います。のちのちgoogle+などを使って他エージェントと交流したくなってきた時に、よく使っているアカウントとは分けておいたほうが何かと安心かと思います。

もうすでにある既存のアカウントで初めてしまった方は、google+を使う時に個人情報の公開範囲など設定の部分をよく見て気をつけたほうが良いでしょう。Facebookのコミュニティなどで実名+勤務先+所在地+エージェント名などフルオープンでやっている方もいらっしゃいますが、特に若い女性に関してはやめておいたほうがいいんじゃないかなーと個人的には思います。

■エージェント名の付け方に気をつけよう
前項にも関連しますが、なるべく個人情報を晒さないエージェント名をつけましょう。twitterやメールアドレスなどのアカウント名を流用するのはやめましょう。よくある「aiko0715」といったような「名前+誕生日」で付けるのもオススメしません。できれば女性的でない単語を選んでゴツい雰囲気の名前にしておくか、意味のない文字列にしておいたほうがいいかと思います。
私の周辺には主婦をはじめ女性エージェントも多くおりますが、現状では日本のingressプレイヤーは圧倒的に男性多数な気がします。大部分はなんの問題もないギーク系紳士ではありますが、中には「同じ趣味を持つ近所の女性」に行き過ぎた興味を抱く方もいないとは限りません。気をつけましょう。

ここで実体験をひとつ。intel mapを眺めていたら、15年前くらい前に別れた男性が各種サービスで使っていたアカウント名(大文字小文字まじりのとても特徴的な名前)がエージェント名として現れて、我が家の半径5km以内の範囲でcreate first linkした、という情報が偶然目に入って「ギャー!」となりました。SNSで知人を介してうっすらつながっているので隣の市に住んでることはなんとなく知っていたのですが、おそらく乗り換え駅あたりでリンクをはったのでしょう、すごく近くにいたことが分かってギョッとしました。こちらの存在が気づかれたところで実害のない人なので深刻な問題ではありませんが、もし過去に因縁のある相手だったらと思うと肝が冷えます。普段そんなにCOMMを凝視してるわけでもない私でも気づく時は気づくのです。こんな実例もありますので、女性の方は本当にお気をつけ下さい。

スクリーンショットや行動履歴をSNSで晒す時は要注意!
「レベルが上がった!」「メダル取れた!」「はじめて多重CF作れたよ!」と達成感をSNSで報告したいのは山々ですが、TwitterFacebookなどに画面キャプチャ(スクリーンショット)を晒す時はエージェント名を隠す方が良いかと思います。SNSでの個人情報とingressでの行動情報が紐付いてしまうと、個人の特定がより一層容易になります。エージェント名部分は他の画像編集アプリで隠したり、写真の上部をトリミングするなどして、名前は隠した上で公開しましょう。現状このへんはあまり気にしてない方も多いですが、若い女性は慎重になったほうが良いかと思います。

またスキャナー画面やintel mapのスクリーンショットも同様です。そこを縄張りにしてる人が地図を見れば「あ、これは◯◯のあたりだなー」とそのエリアが簡単に特定できます。ターミナル駅や観光地などであれば問題ないでしょうが、家の近所の情報をうかつに公開するのはやめたほうが無難です。

スクリーンショットなどのログを加工なく残しておきたいならgoogle+を使うのが良いでしょう。ingressのアプリからも直接画像を送信できます。先ほどのアドバイス通り新規アカウントでやっていれば他のSNSの情報とは紐付いてませんので、近所の情報をのせても安心です。google+の情報については実名を伏せて登録し、勤務先などの個人情報も公開しないようにしておきましょう。

スクリーンショットだけでなく、Twitterなどで詳細な行動履歴を書くのもやめておいたほうが良いでしょう。活動後すぐにSNSに「◯◯駅前水没させた!」「△△公園の緑化に成功!」など書くと、即座にintel map を見ればあなたのエージェント名が分かってしまいます。広範囲にCFを広げた時などは嬉しくてつい書いてしまいそうになりますが、ぐっとこらえて地名やタイミングはボカして書きましょう。

■深夜のエージェント活動や人気のない場所には気をつけて
「近くのポータルが◯◯さんに攻撃されてるなー、リチャージついでにちょっと顔みてみようかしら」と思ってポータル横を通り過ぎながら敵エージェントの姿を確認した経験は、実は私にもあります。また攻撃履歴のタイミングからみて「あ、この敵エージェントにいま私の姿が見られてたな」と気づくことも一度や二度ではありません。

ingressでは自分がレゾネーターを挿したポータルが攻撃されるとアラートメールが飛んでくる仕様になってるので、何人かの敵は攻撃された瞬間に気づきます。そうでなくてもハック以外の作業はintel mapをみていれば気づきますので、あなたの存在に気づいたエージェントがあなたのところに飛んでくるかもしれません。暗くひとけの無い場所にあるポータルも数多くありますが、深夜はできるだけ近づかないほうがいいでしょう。

ingressエージェントに特に気をつけろ、というだけではなく、夜のひとり歩きをしている女性で狙われやすいのは「スマホを見ながら歩いてる状態」です。注意力が散漫になるので襲われやすい状態になるのですね。特にグリフハックなどに集中していると外部への注意力が散漫になるかと思います。やむをえず夜間活動する方は、防犯ブザーなどの防犯グッズをすぐ使える状態で持っていると安心かもしれません。スマホにも防犯ブザーアプリなどはありますが、とっさの時にアプリを切り替えられないと思いますので、単機能で独立したものがいいと思います。女性向けに小型のチャーム風の商品も出ていますよ。

防犯ブザーも様々なタイプのものがあります。

■近所のポータルでの行動は慎重に
前項とも関連しますが、「明らかに終電後の時間帯」にポータル近くでデプロイやリンクなどの作業をすると「ああこのへんに住んでるんだな」と思います。若い一人暮らしの女性は特に慎重に遊んだほうがいいでしょう。どうしても家の近くでは縄張り意識が働きますので、「そこのポータルが敵陣なのは気に入らねえ……」と思ってしまいますが、「一番近くのポータルはハッキング以外で触らない」などと決めておくといいかもしれません。あるいは、家の近所で活動するならそれ以上の頻度で駅の反対側でも作業する、などの撹乱作業でもいいかと思います。

■あまり深刻に怖がりすぎず楽しんで下さい
ここまで色々と書きましたが、私もこれらの注意点すべてを実行しているわけではありません。私はもう経産婦のオカーサンなのであまり気にせずにやってる部分もありますが、若いお嬢さんがたは気をつけすぎるくらいの慎重な遊び方でちょうどいいかと思います。上記のことをすべてきっちり守っていれば、危険は十分回避できるかと思います。楽しいエージェント活動を!