安田敏朗
(2008年8月12日刊行,平凡社[平凡社新書432],284 pp.,ISBN:9784582854329 → 版元ページ)
【目次】
はじめに 11
凡例 9第1章:問題のありか —— 「イノセント」であること 15
第2章:アイヌ語との出会い —— 日本帝国大学言語学の射程 47
1. 「日本帝国大学言語学」の射程 —— 上田万年から金田一京助へ 48
2. 「日本帝国大学言語学」の射程 —— 語族から類型へ 66第3章:「言語」論とその展開 —— 戦前・戦中の議論を軸に 89
1. 「言語」の定義をめぐって —— ソシュール・パウル・『国語音韻論』 92
2. 音声と音韻と 105
3. 音韻論の展開 110第4章:歴史認識・社会論 —— 敗戦直後の議論を軸に 143
1. 「父よ あなたは強かった」 —— 「おほきみ」をめぐる記憶の捏造 144
2. 「文明と野蛮」 162
3. 金田一と天皇制 166第5章:あらたな国語を求めて(一) —— 現代かなづかいをめぐって 179
1. 現代かなづかいの制定 180
2. 「現代かなづかい」論争 206第6章:あらたな国語を求めて(二) —— 標準語論と敬語論をめぐって 219
1. 標準語論 221
2. 敬語論 244
おわりに 261
あとがき 267
参考・引用文献 271
関連年表 279