リクルートマーケティングパートナーズ（RMP)のESを解説してみる

リクルートって分社化はしましたが、なかなか各社が何やっているかつかみづらいですよね。

リクルートの決算資料を見ると、リクルート各社が何をやっているかがわかります。

マーケティングパートナーズの場合は結婚、進学、自動車等に関するメディア事業を行っているわけですね。リクルートライフスタイルとは、基本的にはメディア事業ということで一緒ですが、それが日常的なものか節目節目のライフイベントに関わるものかで区分されているようです。

なので、広告を掲載してくれる顧客を探して営業して、メディアの価値を高め、雑誌やネットなどでその情報を消費者に届けている、というのが基本的なやっているということになります。

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さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES（エントリーシート）の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」（考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則） - 論理と情緒と情熱と。

リクルートマーケティングパートナーズ（RMP)15卒ES

• 設問1．学生時代に頑張ったことは何ですか？（全角半角問わず400字以上）

学生時代にがんばったこと＝自己PRですね。何をアピールするかを考えた上でエピソードを考えてください。採用担当が知りたいのは、経歴ではなくて、結局はあなたがどういう人なのかということなのですから。詳しくはこちら。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編：面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編：ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

• 設問2．どちらかの設問にお答えください。（全角半角問わず400字以上）

• 2-1．RMPの事業課題を何だと考えますか？どのような打ち手が考えられますか

大きなところでいくと、個人消費を相手としているので、人口減少や格差社会は大きなダメージを受けます。実際、世の中の半分のカップルは結婚式を行わないそうです。なので、国内にフォーカしすぎずに、海外展開をしていくのは必須でしょう。

また広告媒体が紙媒体、インターネット、モバイルとあるわけですが、これからはモバイルに注力してくべきです。なぜなら、それが世の中のトレンドで、消費者の行動の変化だから。

先に述べたように、格差社会、平均年収の低下から、リテール一般に絞っていっては売上高がおそらく低下するでしょう。なので、新しく富裕層向けのメディア媒体を作って、事業ポートフォリオを多様化させて収益を安定させることが必要になるのでは。

あと新しくメディアを作るとしたら、人生の中で比較的大きな出費というと入院や葬儀が思い浮かびます。高齢者の割合も高まっているわけですし、世の中の流れとも相性が良いでしょう。

適当につらつらと挙げてみましたが、こんなところではないでしょうか。

• 2-2．RMPで成し遂げたいことは何ですか？それはなぜですか？

これは志望動機や将来のビジョンを問う類のものです。この「RMPで成し遂げたいこと」が自分の志望動機の延長上にある必要があります。

これはRMPが社会にどんな価値を与えているかを考えればいいのです。RMPがやっている事業は「メディア」と「ライフイベント」の掛け算なので、それぞれの社会的価値を考えていきます。

メディア事業というのは、クライアントとユーザー双方に価値を提供していて、クライアントにとっては「商品やサービスの認知度を高めより多くの人に知ってもらうこと」、ユーザー（消費者）にとっては、今まで知らなかった価値のあるものにであえること、ということです。

ライフイベントに関しては、個人としては動く金額も大きいですし、人生のうれしい瞬間だったりしますよね。めったにあることでもないし。

といったことから、私だったらRMPで実現したいこととしては、「ひとりでも多くの人が、人生で数少ないライフイベントにおいて、大きな感動を確実に感じられる社会づくりに貢献すること」といった感じのことを書くでしょう。そしてなぜそう思ったかということを、自分の過去の経験から、マッチしそうなエピソードをピックしてきて理由付けをします。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

• 設問3．あなたはA Typeですか、B Typeですか？

Aは非常に上昇志向・向上心を持っている人、負けず嫌いな人、Bはとにかく「人」が好きで、いつも「アツい想い」で動いてきた人。
べつにどっちがいいというのはないので、自分が合うと思う方を選びましょう。
たぶん2-1を選んだらA、2-2を選んだらBが適切な気はしますけどね。

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