クルルのおじさん 料理を楽しむ

立冬を過ぎました

 

予定通り、11月10日から12日まで鯱城学園・文化祭が開催されました。写真は陶芸科の展示室。奥の方は一年生の展示です。整然と苔玉が三列に展示されています。手前側が二年生。初日はやや寂しかったのですが、そこは二年生の底力!。野菜、果物、(自分で作った)陶芸作品に入った多肉観葉植物等々も持ち込まれてオオ賑わいの展示となりました。来場者には野菜や花の苗を配布するのが恒例になっていて、今回も多数の配布が行われましたので人気の展示室になっています。

 

更に今回は三年振りの開催ということもあり地元テレビ局の取材が入りました。たまたま僕の当番の時間帯で班長を囲んで仲間数名と歓談している時でした。アナウンサーらしき方が園芸科の展示室に入って来ました。頼りになる班長さんが丁寧に対応していると続いてテレビカメラが入って来ました。班長さんを全面に出して我々は邪魔にならない様に(映らない様に)後ろに回って応援(冷やかし?かな)しておりました。班長さんとアナウンサーとのヤリトリは予想以上に長く続き、5分以上はカメラが回っていたと思います。

”これはオンエアーされる可能性がありそうだ!”。

撮影終了後に放送の予定をお聞きしたら、この日のお昼のニュースで流される!とのこと。皆さん大喜びで自宅に電話したり友達に連絡を取り始めました。お昼の休憩のあと仲間の一人が早速に友達からラインで送られてきた放送録画を見せてくれました。便利なものです。班長さんがアップで登場、喋っている内容もテロップで流れて紹介されていました。皆で大喝采!。班長さんは「ほんの数秒しか映っていなかった」と不満があるようでしたが全体で1分程度の放送のなかで存在感は一番でありました。あとで録画をゆっくりと観たら、インタビュウを受けている班長さんの後方に座って仲間と遊んでいる僕の姿が映されていました。ビックリしましたが、変な格好ではなかったので一安心でした。

 

もう一つ、文化祭で嬉しいことが起こりました。以前、「37期生」が僕のブログの「木曽三川・今昔」に書き込みをしてくれたことを紹介しましたが、その方が園芸科の展示室に僕を訪ねて来てくれました。その後もブログを覗いてくれている様で、前回のブログで書いた「物忘れ」のことも読んでくれていました。話が盛り上がって、昔から友達であったような気がしてくるほど。随分と長い時間、立ち話をしてしまいました。友達・仲間の輪が広がるというのは楽しい、嬉しいもんですねえ(遠慮して連絡先をお聞きしなかったのですが、いまから思えば聞いておけばよかったかと)。

 

書き込みを頂いた時のブログです。

kururupapa.hatenadiary.jp

 

 

もう一つの陶芸クラブの方の展示です。

手前が陶芸クラブの展示、見え難いですが奥の方が「陶芸科」の展示です。陶芸としての巧拙は全く別にして、陶芸クラブの皆さんの作品の方が自由な発想の作品が多いような印象を受けました。造形の面白さも陶芸の見どころの一つの様な気がします。

楽陶館の担当の先生も会場に足を運んでくれていました。先生は展示の際にも手伝ってくれて、作品の形・色・大小・高低、敷物との色の映え具合等々を見ながら配置を調整してくれました。確かにバランスが良く取れて並べられていると思います。この陶芸の展示室もテレビ放送で映されていました。

先生と話をする機会があったので、文化祭のあと二学期の後半の作品作りの相談をさせて頂きました。「ロクロ」の経験は全く無いので、期待と不安がイッパイであること。また、タタラ作り、手ひねりの造形の面白さに興味があること等々を話したら、「急いで「ロクロ」をやる必要はありませんよ。今までやったことをもう一度、繰り返しやってみるのもイイ勉強になりますよ」「どんなモノを作るのか構想を練る時が楽しいと思うのでゆっくりと考えて楽しんで下さい」と親切に指導して頂きました。楽しんで考えようと思っています。

 

 

NHK俳句です。11月第二週。司会は武井壮さん、選者は井上弘美さん。今週のゲスト&生徒はタレントの山崎玲奈さん。今回を含め今後この番組に三回出演して井上先生に俳句の手解きを受ける由。今週の兼題は「冬紅葉」ですが、早速、井上先生から問題が出されました。

次の「紅葉」に関する言葉(季語)の季節はいつでしょうか?。答えは末尾に記載しておきます。「紅葉」「楓」「花楓」「散紅葉」「青楓」。山崎さんはお見事、全問正解でした。俳句は全くの初心者ということでしたが、しっかりと鑑賞されていたように思います。今から二か月でのご成長が楽しみです。

今週の特選三句です。

一席   石垣に大火の跡や冬紅葉

二席   托鉢に若き息あり冬紅葉

三席   大門は喪にのみ開く冬紅葉

テキストを読むと「冬紅葉」についての説明がありました。・・・「古来、紅葉は春の花に対して秋の美を代表するものですが、立冬を過ぎても美しさを保っていることが有ります。これを『冬紅葉』と呼んで、近世俳諧の時代から賞美してきました」と記載されています。

”紅葉がキレイなのは11月中下旬、わざわざ、冬紅葉と言わないとダメなのか”とツイツイ文句を言いたくなります。「季語」の縛りというのは悩ましいところがありますねえ。

 

第三週です。司会は武井壮さん、選者は星野高士さん。ゲストにはピアニストの金子三勇士さん。金子さんはお母様がハンガリーの方で、6歳の時に単身ハンガリーに音楽留学し、11歳でハンガリー国立リスト音楽院大学に入学されたとか。

今週の会いたい俳人は池内友次郎。友次郎は高浜虚子の次男で日本人として初めてパリ国立音楽院に留学、作曲法と音楽理論を学び、帰国後、東京芸大等で多くの後進を指導育成した音楽家であり俳人(星野さんのおじさんになります)。今週の兼題は「返り花」。友次郎の句が紹介されていました。

   近づけば歩み去る人返り花   友次郎

今週の特選三句です。

一席   悔いは残さぬ一輪の返り花

二席   雨粒を色にうつして返り花

三席   ダム湖にも立つ夕波や返り花

難しい兼題だと思いましたが、一席、二席の句が大変に印象に残りました。

金子さんによるとハンガリーでは俳句が大変な人気だと。自分達の言葉=ハンガリー語で俳句を詠んで楽しむ方が増えているとのことです。金子さんの友達であり詩人であるハンガリーの方がハンガリー語で詠んだ俳句を朗読して、それを更に五七五の日本語訳にしたものを紹介されていました。ハンガリー語の俳句では母音の数で五七五を合わしているとか。ハンガリーでは日本の文化、特に「わびさび」への憧れが大変に強いそうです。金子さん、大変に好感の持てる方でした。ピアノ演奏を聴いてみたいと思いました。

 

 

11月19日(土曜日)、久しぶりに京都トレイルに。前回は4月16日のことでしたから7カ月振りになります。北山・西部コースの残りを歩こうと。いつもの通り早朝に名古屋の隠れ家を出発、8時にドラゴン先生の岡崎マンションに到着。美味しいコーヒーを頂いてからバスとタクシーを乗り継いで前回の終点「京見峠」に。概してなだらかな道のりですが全長11㎞のコースです。二人とも久々の山歩きなので安全第一に、慎重に足を進めました。

 

標高400m弱の処にある「沢の池」。池というよりも湖かと思わせる大きさです。樹木の種類からでしょうか、紅葉は然程鮮やかではありませんでした。

 

沢の池の近くの「仏栗峠」の標識の下にいらっしゃった仏様。良い表情をされていました。ドラゴン先生がアップで撮影した写真です。

 

清滝川沿いの紅葉(これもドラゴン先生の撮影)。やはりワザワザ「冬紅葉」という必要は無いと思ってしまいます。清滝川に降りて来て南側、清滝方面に向かうのが北山・西部コースのルートなのですが、反対の北側を少し行くと歌に出てくる「京都、栂尾、高山寺」。折角の機会なので寄り道をして門前入口まで足を伸ばしました。この辺りになると観光客がたくさん、かなりの混雑ぶりでありました。中には入らずに入口から引き返して、清滝方面に。清滝のバス停まで、この日は3万歩弱歩きました。

これで北山・西部コースを完歩しました。京都トレイルの東山コース、北山コースを全て歩き終えたことになります。あとは西山コースを残すのみ(ちなみに南山コースというのはありません。南には山が無いから)。余勢を駆って12月初めに西山コースに挑戦することにしました。西山コースは全長12.3㎞ありますが、標高は松尾山頂上=235mなのでナントか一回で歩ることが出来るであろうとのヨミです。標高は低くても山はコワいですから安全第一で最後までいきたいと思います。

 

夕方、4時過ぎにはドラゴン先生のマンションに無事に到着。今回もお嬢様ご夫妻が打ち上げに参加してくれました。マンションの近くにある洋食屋さん(美味しいお店です)から食べ物をテイクアウトして来て頂き、ドラゴン先生が秘蔵のワインとウイスキーを出してくれました。感謝、感謝。旨くて美味しい歓談を楽しみました。

 

 

クイズの答えです。

「紅葉」「楓」=秋、

「花楓」=春、

「散紅葉」=冬、

「青楓」=夏、

これは僕も全問、正解出来ました。

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