650馬力の「新型爆速SUV」日本初公開! 2024年発売も明らかに 角目4灯ライトがカッコイイ「アイオニック5 N」をお披露目

2023年11月16日から4日間開催されている「ラリージャパン」会場で、ヒョンデは同社ブースで「アイオニック5 N」および「アイオニック5 N ドリフト スペック」を日本初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。

「N」ブランドが日本に上陸へ ラリージャパン会場内でお披露目

 ヒョンデは2023年11月16日から19日まで開催されているFIA世界ラリー選手権(WRC)最終戦「ラリージャパン」会場の豊田スタジアム(愛知県豊田市)内で、新型スポーツEV「アイオニック(IONIQ)5 N」を日本初公開しました。
 
 2024年に国内で発売予定のモデルだといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。

日本初公開となった「アイオニック5 N ドリフト スペック」
日本初公開となった「アイオニック5 N ドリフト スペック」

 アイオニック 5は2021年2月に登場したSUVタイプのバッテリーEVで、日本国内では2022年5月に発売されています。

 コンセプトはヒョンデの過去と現在、未来を繋ぐ「Timeless value、時間を超えた価値」を提唱し、1974年に登場したヒョンデ初の量産ベーシックカー「ポニー」をオマージュしたと言います。

 エクステリアはイタリアの老舗デザイン工房であるジウジアーロ(イタルデザイン)によるデザインを採用したポニーからインスパイアを受け、存在感のあるCピラーやエッジの効いた四角形状のヘッドライト・テールライトなどが特徴です。

 プラットフォームには、EV専用の新開発プラットフォーム「E-GMP (Electric Global Modular Platform)」を採用し、ホイールベースを長くとったことで室内空間を確保しました。

 また、先進装備として衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、側後方監視などを始めとする「ヒョンデ スマートセンス」を標準装備しています。

 ラインナップは最上級モデル「ラウンジ」および中級グレード「ヴォヤージュ」の2タイプです。

 今回日本初公開されたアイオニック5 Nは、2023年7月に英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で世界初公開されていたハイパフォーマンスモデルです。

 2015年に誕生したヒョンデのスポーツブランド「N」モデルのひとつで、Nブランドでは初のEVモデルとなっています。

 ボディサイズは全長4715mm×全幅1940mm×全高1585mm、ホイールベースは3000mmです。

 パワーユニットとしてフロントに166kW(222馬力)、リアに282kW(378馬力)のモーターを搭載。ブーストモードを使用することで最大出力478kW(650馬力)・最大トルク740Nmを発揮します。

 これにより、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は260km/h超えをマークします。

 また、フロントおよびリアにはトルク配分を完全に可変できる「Nトルク・ディストリビューション」を搭載するほか、0.6Gもの強力な減速が得られる回生ブレーキ「Nブレーキ・リジェン」、誰でもドリフト走行が可能な「トルクキックドリフト」など、スポーツ向けの電子制御が多数採用されています。

 さらに、ドライビングを盛り上げる演出として、「ICE(内燃機関エンジン)サウンド」や「ジェットファイター(戦闘機)」など、異なる走行音を再生する機能も搭載しています。

 一方で、後席シートヒーターやリアウインドウのサンシェード、Bピラーに装備された後席用のエアコンダクトなど、快適性も持っていることが特徴です。

 このアイオニック5 Nについて、ラリージャパンに合わせて来日したヒョンデNブランド副社長であるパク・ジュン氏は、以下のように話しています。

「アイオニック5 NはNブランドの『コーナー野郎(注:編集部による意訳・原文:Corner Rascal)』『サーキット向けの高い能力』そして、『毎日がスポーツカー』という3つの柱を体現しています。

 EVはパワフルでエンジンサウンドもなく静かでスムーズな一方で、情熱を感じられなく、面白くないと考えました。

 公表しているトップスピードや0-100km/h加速などは単なる数字にしかすぎず、よりコーナーが楽しく、エモーショナルを感じられるクルマに仕上げています。

 このクルマを運転することは幸せな時間となり、ハイパフォーマンスEVのスタンダードモデルになると確信しています」

 さらに、ヒョンデブースでは先出のグッドウッドでの初公開時に同時に披露していた「アイオニック5 N ドリフト スペック」も展示。

 車内はロールケージが組まれ、フルバケットシートが前後に装備されるほか、機械式サイドブレーキや前後異径のタイヤを装備するなど、ドリフト走行に特化したモデルです。

 ステアリングコラム上部には土屋圭市氏のサインもあり、土屋氏は「2.2トンもあるとは思えない軽い動き」だと評価したといいます。

 この2つのモデルの特徴について、ヒョンデブースでパク氏みずからプレゼンテーションする場面もあり、会場内では注目の存在となっていました。

 なお、通常モデルのアイオニック5 Nは2024年に日本に導入予定であることも明かされ、詳細は追って正式に発表されるとみられます。

【画像】超カッコイイ! 650馬力の新型「ハイパフォーマンスSUV」を画像で見る(92枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

");if("undefined"!=typeof _this_month)for(e=0;e<5;e++)i("#side-ranking-thismonth").append('
  • '+_this_month[e][1]+"
  • ")});

    メーカーからクルマをさがす

    国産自動車メーカー

    輸入自動車メーカー