アラ還女子のゆるゆるハイキング 主に関東近郊

いろいろあるけどすきを見て山を歩いています

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アラ還女子、ハイキングをはじめたきっかけ

はじめまして。アラ還女子のくまもりです。東京在住です。

10数年前より独学でハイキングをはじめ、家から比較的行きやすい高尾や奥多摩などをメインに歩いています。(なので、ハイキングを始めた頃はまだアラ還ではありませんでした)

高尾山の山頂からの富士山と相模湖


学生時代はほとんど運動をしたことがない私がハイキングをはじめたわけは、10数年前の病気をきっかけに、お医者さんから歩くことを勧められたから。最初は近場を散歩していましたが、徐々に標高の高い山を歩くようになりました。

仕事や家庭もあり、主に日帰りで公共交通機関を利用して山歩きを楽しんでいます。

以前は富士山やアルプスの山を歩くこともありましたが、数年前に膝の半月板を損傷してからはペースを落としてゆるくハイキングを楽しんでいます。

仙丈ケ岳を歩いた時の景色です。アラフィフぐらいの時に歩きました

 

還暦が射程圏内になり、体力低下も気になるお年頃ですが、それでも歩ける範囲で山を楽しめればと思う今日この頃です。

私のように運動経験がなく、年齢とともにさらに体力が落ちていても山頂などからの素敵な景色を楽しめることを知っていただきたいと思い、ブログをはじめました。

同年代のアラ還女子などに私が一人で山を歩いている話しをすると、山を歩きたいけどちょっとこわい、とおっしゃることが意外と多いのです。それで、山を歩きたいと思っているけど踏み出せない方々に、私の小さな経験が少しでもご参考になればうれしく思います。

よろしくお願いします。

 

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ハイキングの交通費問題:「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」でお得に

青春18きっぷの改定でしょんぼりしていた日帰り公共交通機関勢に朗報、新たな乗り放題きっぷの情報が。

kumamori-hike.com

今年(2024年)の1〜2月に発売された、JR東日本の平日限定の乗り放題パス「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス(キュン♥パス)、来年(2025年)の再発売が決まったそうです。

www.jreast.co.jp

今年のキュン♥パスは1日10000円で新幹線などが乗り放題でしたが、来年は2日間用もできるそうです。これは魅力的。

◆ JR東日本たびキュン♥早割パスの概要(2025年冬)◆

日数・料金:1日用:大人10,000円、

連続2日間用:大人 18,000 円(9,000円/日)

利用期間:2025年2月13日(木)~ 3月13日(木)の平日限定

発売期間:ご利用開始日の1ヶ月前から14日前まで

有効期間:購入時に指定された利用開始日から1日間または連続する2日間

発売方法:えきねっと(Web)限定発売

乗車可能な電車・エリア

JR東日本のフリーエリア内のJR東日本全線、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の新幹線や特急列車、普通・快速列車の普通車自由席及びBRT

あらかじめ座席の指定を受ければ、1日間用は2回、連続する2日間用は4回まで新幹線・特急列車などの普通車指定席に乗車可

週末に使えないのは少し残念ですが、例えば新宿からなら新幹線利用で軽井沢や越後湯沢、那須塩原まで往復するだけで元が取れる計算。新幹線なら所要時間も1時間半ですし、日帰りでも十分楽しめると思います。

 

「キュン♥パス」利用エリア

上記図はJR東日本のHPより引用(https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2935)

仙台(新宿から新幹線で11210円、新宿から約2時間)盛岡(14270円、新宿から約2時間40分〜3時間)までなら片道でも十分元が取れると思います。

ちょっと無理くりではありますが、かみのやま温泉駅からのバスを利用すれば、蔵王で日帰りでスノーモンスターを見にいけそうです。ただし平日の運行は金曜日のみなので要注意。時刻表はかみのやま温泉駅10時発、蔵王中央ロープウェイ付近に10:45着。帰りは蔵王ロープウェイ・蔵王山麓駅周辺発が14:00発(かみのやま温泉駅15:45着)と18:15発(かみのやま温泉駅19:00着)です。

yamagatakanko.com

駅近く(歩いて10分くらい)のところに共同浴場もありますよ。

www.kaminoyamasaigube.com

私が東京在住のためご紹介も東京発の案ばかりをご紹介してしまいますが、逆に新潟や長野、東北から冬でもほとんど雪が降らない高尾山などに来ていただくのも良いかな、と思います。

いつでも混んでいるイメージの高尾山ですが、冬場なら比較的空いていますし、冬なら山頂から南アルプスまでの展望が楽しめますよ。山頂近くの展望台ではこんな感じで見えます。

見えていれば丸のあたりと思います

キュン♥パスの利用にあたり、注意が必要なのは、使用する14日前までに購入することと、事前に使用日を設定しなくてはならないということ。私の場合は家庭の事情で急な予定が入ることも多いので悩ましいところです。

上記図はJR東日本のHPより引用(https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2935)

2月中旬から3月中旬まで利用できるキュン♥パス、まだ購入期限まで1ヶ月以上あるので、それまでにキュン♥パス利用のスノーハイキングなどのプランを妄想(もちろんできれば実現)してみたいと思います。

 

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狭山茶どころの展望台、加治丘陵:初心者の関東近郊半日ハイキング

八高線の金子駅、と言われてどのあたりにあるか想像できますか? 実は、私は知りませんでした。

正解は埼玉県入間市。八王子(拝島でもいいです)から八高線に乗り、横田基地のある東福生駅を過ぎ、東京都と埼玉県の境目、瑞穂町にある箱根ヶ崎駅の次が金子駅。

今回はその金子駅から、これまた私にとっては縁のなかった仏子(ぶし)駅まで、丘陵を歩きます(仏子駅は西武線です)。ルートは以下の本に紹介されているものに近いものです。金子駅から丘陵に入る前に、公民館をお借りしているところなどが異なります。

今回歩いたのはこんなコースです。今回も駅から駅を結んで歩きます。

地理院地図Vector(試験公開)を加工して作成。ルートはラフな手書きです。

入間市の「元気な入間ふれあい茶ん歩道」の「5.茶畑と丘陵を歩く」と「4.加治丘陵を楽しむ」をつないで歩くような感じです。全体的に道標が完備されていて迷いにくいとは思いますが、私は方向感覚が怪しいので、YAMAPなどのアプリに頼って歩きました。

また、途中と金子駅前にはコンビニや商店などはほとんどないので、おやつやお昼、飲み物などは持参した方が良さそうです。

www.city.iruma.saitama.jp

JR八高線の金子駅からスタート。きれいな駅舎です。八高線は概ね30分に1本の運行なので行く前には前にしっかり時刻表を調べた方が良さそうです。

おしゃれな駅舎

駅を出たら地図があります。先ほど紹介した元気な入間ふれあい茶ん歩道(さんぽみち)の地図があります。全部で7コース、いずれ全部歩いてみたいものです。

いくつもハイキングコースが

駅を出たら道標に従い歩きます。この道標の茶業特産研究所方面に進みます。(実は、茶業特産研究所はスルーしたようで、立ち寄れていません。次の機会に)

このあたりは金子台と言われるところで、広がる茶畑は関東以北では最大規模らしいです。さすが茶どころ。

茶畑脇の道標。茶畑の上の方に扇風機のような「防霜(ぼうそう)ファン」が見える時も

道標が多くて安心です。

最初のポイント、金子公民館・図書館・支所。ここでは元気な入間ふれあい茶ん歩道(さんぽみち)の紙の地図がいただけました。もちろんトイレもお借りできますよ。

公民館の十字路を左(北)に曲がり

丘陵が見えてきました

郵便局を目指し、郵便局があったらもう少しまっすぐ。

この道標に従い緑のトラスト唐沢流域樹林地に向かいます。

ここが入り口。

やっと山道らしいところに

 

緑のトラスト保全地、埼玉県内には14箇所あるそうです。

saitama-greenerytrust.com

道標もありますよ。動物も出るようです。さすがにクマは出ないと思いますが、イノシシは突進するのでぶつかったら危険。注意して(といってもどう注意していいかわかりませんが)。ちなみにこのエリア、カモシカに出会えることも。私も青梅市との県境で何回か見たことがあります。カモシカはほとんど危害を加えないといわれますが、なるべく驚かさないようにしたいものです。

小川の流れる森の中を歩きます。

橋もあります

道標に従って進みます。

ここがトラスト地の北端みたいでした。

また橋が

階段を登って

オリエンテーリングの目印も

神社らしい建物が見えてきました。

八幡神社だったのですね。そしてまた道標

神社にお参りした後、写真右の道を進み

一旦車道に出ました。向こう側に道は続いていなさそうだったので、右に進んだら

道標が。桜山展望台を目指します。

ちょっと進んだらこんな企業が。

最初に画像で掲載した地形図に「あたん」とあるように、この地域では石炭よりも火力の弱い亜炭や泥炭が今でも採掘されているようです。

こんな市街地に小さいとはいえ炭鉱があるなんて不思議な感じもします。

もう少しで桜山展望台。ちょっと登ります。

ここからとうとう加治丘陵かな。

展望台が見えてきました。

ここが桜山展望台。もちろん登ります。トイレもありますよ。

この日は天気がイマイチだったのですが、都心方面を見たらスカイツリーも見えました。

都心方面

奥多摩方面も見えています。右のほうに特徴的な形の大岳山も。

残念ながら富士山は見えませんでした。天気が良かったらなあ

武甲山など秩父の山並みはもちろん、写真は省略しますが丹沢の山並みも見えますよ。

展望台の近くにトイレあります。利用時間は16時30分まででした。

今回は仏子駅まで行きます。

東屋もあります。

こちらが山仕事の広場でしょうか

今回は遊歩道北コースを進みます。下の地図で「駿河台大学方面」に行くと多分トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園に行けると思います。多分、というのはこの時行っていないので詳細不明ですが、北欧風のカフェなどもあるそうで、いずれ行ってみたいものです。メタセコイヤの紅葉が有名みたいですが、今年はもう終盤とのこと。

上記の地図では一部分のみですが、HPに加治丘陵の全体マップが掲載されています。金子駅などでも配布されているようです(知らなかった!)。

以下のHPより引用:https://www.city.iruma.saitama.jp/material/files/group/24/mapura2023.pdf

仏子駅に向かって歩きます。時間が許せば自然探勝路を巡るのも楽しそうです。

三角点がありました。阿須山の山頂は展望全くなし(笑

ここ行っちゃっていいのかな。国土地理院の地図では道になってるけど。

すぐに舗装路に合流しました。ここは昭和44年8月〜昭和61年3月までサイクリング専用道路「武蔵サイクリングコース」として使われてきましたが、今はハイキングコースとなっているようです。緩やかなアップダウンのある道です。

仏子駅を目指します。

ちょっと暗くなってきました

ちょっとした坂を下ると街中に。(途中謎のオブジェがありましたが、写真は取りませんでした)

ここまでくればもう安心。

しばらく歩けば仏子駅、今回のゴールです。コンビニは駅の反対側にありますよ。

 

冒頭で「縁がなかった」と書いた仏子駅、実は数年前、一時期仕事で通っていたのです。その時からずっと一度は歩いてみたいと思っていた加治丘陵、ようやく悲願達成しました。歩いた時は体調がイマイチでしたが、舗装路が多くアップダウンも控えめで問題なく歩けました。ただ3時間の行程は歩き慣れない方ではちょっと長いかもしれないので、無理せずに。疲れた時は先ほど掲載した加治丘陵の地図を参考に、バス停まで歩いてバスで戻ってくださいね。

 ✳︎ コース内のスポットなど ✳︎ ・所要時間:3時間半程度(休憩時間含まず)
・トイレ:駅と金子公民館、桜山展望台、加治丘陵内の山仕事の広場
・コンビニやスーパー:仏子駅前にファミリーマート。金子駅前には無し。
・装備:スニーカーなど歩きやすい靴と速乾性の動きやすい服、食べ物と飲み物。天候次第では雨具(レインスーツ)もあると安心ですが、舗装路も多く傘でも大丈夫な場所も多いです。

 

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今年のふるさと納税:能登半島への支援をしたり、登山用品をいただいたり

12月になり、ふるさと納税のCMをよく見るようになりました。本当は計画的に年初からコツコツやっていけばいいんですが、ここ数年私の収入が不安定で、結局年末近くに駆け込みになってしまいます。

毎年自分と家族の実家や親族に関係する市町村に寄付していますが、今回、それらの市町村への寄付は、私よりは収入のある家族に任せました。私は少しですが、能登半島の災害復興への寄付をしています。

1000円から寄付できる石川県珠洲市には返礼品なしで。

登山用品が充実し過ぎている石川県羽咋市。登山用品メーカーのオクトスさんが羽咋市にあるご縁か、たくさんの返礼品がありました。みているだけで時間泥棒に(笑

この後こんな商品がありますよ、とご紹介するため、アフィリエイトのリンクが続きますが、もちろんご自身で検索していただいてもいいと思います。

 

私の収入で手が届くのはスタッフバッグやエコバッグ、サコッシュや

エスビットケースあたりになってしまいます。

私はメスティンケースにしました。

寄付上限枠に余裕のある方ならツェルトや

実は持っているアルミわかん(10年ぐらい前は今の半額以下でした)

シュラフカバーもいいなあ。

20万以上納税できたらテントやシュラフもいただけちゃえますよ。

 

能登への寄付とは少し離れますが、アウトドアブランドでは、例えばモンベルは日本各地の自治体で返礼品に採用されています。

 

ダウンシェラフといえばのナンガ。滋賀県米原市の返礼品にはナンガ製のダウンシュラフのラインナップが。私には手が届きませんが。

ナンガの本社のある米原、もともと近江真綿布団で栄えたそうです。その技術力はきっと確かだと思います。今はテント泊がほとんどできず、シュラフもなかなか使う機会がないですが、いつかは使ってみたいものです。

スノーピークは新潟県三条市の返礼品に。テントのイメージも強いスノーピークですが、もともとは地場産業である金物を扱う問屋からスタートした企業です。

他にも様々な、アウトドアブランドの返礼品があると思います。

また、地域の観光資源を利用できるチケットが返礼品になっている場合も。チケットの利用範囲にもよりますが、登山の前泊や、帰りの温泉入浴、お食事などにも利用できそうです。

 

ふるさと納税、とかくお肉や果物、とれとれピチピチの海鮮やお酒などに目がうつってしまいますが、もともとは地方を応援するための制度。ちょっとだけでも、災害復興のお手伝いや地場産業をはじめとした地域の応援ができるような、寄付が続けられたらいいなと思います。

 

 

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ハイキングの交通費問題:青春18きっぷと北海道・東日本パス、どちらにする? その2

普段ハイキングに行くときはほぼ公共交通機関利用の私、今までは青春18きっぷが利用できる期間は普通列車で行ける範囲で、日帰りプチ遠征を楽しんでいました。

2024年冬から青春18きっぷの使用ルールが変更になったことで、今までのような遠征ができなくなることを知り、前回の記事ではその代わりに北海道・東日本パスを利用したらどうかしら?とシミュレーションしてみました。(タイトルでは「どちらにする?」なんてしていますが、今回は主に北海道・東日本パスの内容です)

kumamori-hike.com

青春18きっぷと北海道・東日本パスのおさらい:どう違うの?

今までは期間内5日間なら、使用する日は自由に選ぶことができ、複数人でのシェアも可能だった(同日・同行程の場合)青春18きっぷ。今季(2024年冬)からシェア不可、連続する3日間もしくは5日間使用となりました。全国のJR普通列車が乗車できることは変わりありません。

◆ 青春18きっぷの概要(2024年冬から)◆

日数・料金

3日間用(連続する3日間):1万円(3333円/日)

5日間用(連続する5日間):1万2050円(2410円/日)

利用期間

2024年12月10日~2025年1月10日

乗車可能な電車・エリア

全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリー

一方、北海道・東日本パスの場合は連続使用ですが、期間が7日間と長いことと、JR北海道・JR東日本エリア内限定で普通列車(原則)に乗車できることが18きっぷと大きく異なるところ。エリアは限定ですが、使用日数はより長く、金額は5日用より700円ほど安いのが18きっぷよりいい点です。

◆ 北海道・東日本パスの概要(2024年冬現在)◆

日数・料金

連続する7日間、11,330円(1671円/日)

利用期間

2024年12月10日~2025年1月10日。

乗車可能な電車・エリア

JR北海道線、JR東日本線。あと第三セクター系の青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線及び北越急行線の普通列車(快速含む)普通車自由席及びBRT

 

JR東日本の路線図は、以下のリンクを見てくださいね。

www.jreast.co.jp

前回のブログでは、北海道・東日本パスを使って7日間の有効期間内で3日間日帰りハイキングができると仮定してシミュレーションをしました。(発駅は新宿駅想定。本記事内の運賃も新宿駅から利用と仮定しています)

でも、年末年始で7日間使うなら、JRを利用して実家に帰省する際の交通費にも活用できそうです。

そこで例えば、あくまでもシミュレーションですが、今年の年末年始の山歩きや旅行の計画を考えてみました。家族の休み期間もあるので、実際にこの通りに行けるかはわかりませんが…

これだと普通運賃が25%割引くらいになります。

実家がもう少し遠ければその分利用できる日も増えます。例えば宇都宮が実家で12/30〜1/2まで実家に行くなら往復4000円。運賃35%引程度になりそうです。

北海道・東日本パスの2日利用で元を取るなら

今の時期、首都圏中心で東日本エリアで遠くに行くと雪山になってしまいます。スキーやスノーシューツアー、または温泉に入ったり観光などの利用になりそうです。一泊できれば選択肢も広がるのですが。雪山でスノーシューなどにご興味があれば、スキー場でレンタルできるところでチャレンジするのもいいかもしれません。

片道3410円(往復6820円)のエリア

🔹富士見(新宿発5:16、富士見着8:36)

富士見駅から近い山は入笠山。バスで富士見パノラマリゾートに行き、ロープウェイで登山口まで行けます。やはりこの時期は雪山ですが、富士見パノラマリゾートでスノーシューがレンタルでき、初心者でも比較的行きやすいと思います。

ロープウェイを降りただけですでに八ヶ岳の絶景

山頂からの360度の景色が最高ですが、雪山経験のない方は、山頂を目指すには経験者同行がオススメです(私は単独で始めましたが、できればスクールなどで習った方がいいと思います)。山頂を目指さなくても、入笠湿原を歩くだけでも楽しいですよ。もちろんハイキングだけでなく、普通にスキーしても。

富士見パノラマリゾートのロープウェイは有料ですが、富士見駅から無料の送迎バスが出ていてありがたいです。ロープウェイの乗車券もネット購入できますよ(2024年の冬季営業は12月14日〜なので今はまだ購入できないみたいですが)。

www.fujimipanorama.com

時刻表は上のリンクにもありますが、富士見駅から富士見パノラマリゾートまでは9:15と10:00発。(所要時間約10分)新宿を5:44に出れば9:10に富士見駅着、6:15に出れば9:51着です。ちなみに帰りは富士見パノラマリゾート発が15:00と17:00の2便です。

なんと、ふるさと納税でリフトやゴンドラ利用券をいただけるんですね!

🔹茅野(新宿発5:16、茅野着8:48)

茅野駅からはバスとロープウェイで北横岳や

www.kitayatu.jp

バスで車山高原に行けます。いずれもスキー場内でスノーシューがレンタルできます。車山にはスノーシューのツアーもありますが、バス到着時間とツアーの時間は要チェック(開始時間に間に合わないかもしれません)。

winter.kurumayama-skypark.com

茅野駅からのバス時刻表・運賃はこちらから。

www.alpico.co.jp

北横岳方面に行く場合、バスは9:20茅野駅発、北横岳ロープウェイ10:19着(その後ロープウェイに乗車)。

北横岳は山頂に行くのは難しそうなら、坪庭付近を歩くだけでも十分楽しいと思います。天気さえ良ければ、八ヶ岳ブルーをバックに北アルプスや南アルプスなどの展望が楽しめますよ。

坪庭のちょっと高くなったところからロープウェイ駅を振り返って

車山方面なら9:25茅野駅発のバスで、車山高原10:23着。実は雪の車山は少し遠そうで、今まで行ったことがありませんでした。この時間なら入笠山とさほどスタート時間が変わらない気もしますので、今年はチャレンジしてみたいです。

いずれも茅野駅で30分近く待ちますが、この後の電車は茅野駅9:23着なのでやはり始発で来た方が無難そうです。

🔹越後湯沢(新宿発4:44、越後湯沢着9:00)

今の時期、日帰りスキーなら越後湯沢も良さそうです。始発なら意外と早く着くのですね。9時着なら準備して滑り始めが10時過ぎ、午後早めに上がってお土産を見たりぽんしゅ館で利き酒も楽しめそう。始発が難しければ新宿発6:16、越後湯沢着10:15でも十分遊べそうです。

ちなみに水上以北の上越線は著しく本数が減るのでお帰り時間は注意が必要。水上行きの終電は17:52越後湯沢駅発、水上着18:34、新宿着22:07です。乗り遅れたら新幹線で脱出するしかなさそうです。ひとまず水上駅まで脱出しておくと安心かも。

水上にさえくれば列車本数も増えますので、途中下車して温泉に入っても。水上に途中下車をした場合、水上発19:31なら新宿着22:40、水上発20:16で23:31新宿着ですよ。

 

水上から前橋・高崎方面の電車は最終が21:13(高崎着22:20)。高崎から東京方面の最終は22:33発の上野・新宿ライン(上野着0:14)がありますので、高崎線沿線の方ならこれで帰ることもできそう。

片道3740円(往復7480円)のエリア

🔹新宿上諏訪3740円(往復7480円)

この時期に上諏訪なら観光でしょうか。酒蔵めぐりに、温泉となかなか魅力的です。

www.suwa-tourism.jp

以前、夏ではありますが、八島湿原に行った時はバスで上諏訪駅まで帰り、その後酒蔵めぐりを楽しみました。

夏なら初心者でも比較的歩きやすい車山


時間の関係で全部は巡れませんでしたが、甲州街道沿いの500mの範囲に「諏訪五蔵」が密集しているので回りやすいですよ。麗人酒蔵ではクラフトビールも作っているので、日本酒が苦手な方も楽しめるかと思います。

www.reijin.com

 

今回その1とその2で北海道・東日本パスを利用した際のシミュレーションをしてみました。この冬に青春18きっぷを使うか、北海道・東日本パスを使うかはまだ悩み中ですが、使用したらその使い勝手などをアップできたらと思います。

(列車の時間、運賃は2024年12月現在)

 

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ハイキングの交通費問題:青春18きっぷと北海道・東日本パス、どちらにする? その1

私のハイキングはほぼ公共交通機関利用です。ちょっと遠出をするときには年末年始・春・夏に利用できる青春18きっぷを利用していましたが、今年の冬からは使い勝手が随分変わってしまいます。

また、JR東日本エリアでは18きっぷに近い感覚で使用できる「北海道・東日本パス」も利用できます。また、主に首都圏エリアになってしまいますが、「休日おでかけパス」も活用できます。

休日おでかけパスの活用、群馬方面については以前記事にしました。

kumamori-hike.com

そこで今回は、今年の年末年始休暇に私のライフスタイルでは18きっぷがいいのか北海道・東日本パスのどちらが使いやすいのか、少し考えてみました。

 

 

青春18きっぷ:どう変わったの?

まず、青春18きっぷがどう変わったかについて。

www.jreast.co.jp

今までは期間内5日間なら、使用する日は連続していなくても良くて、自由に選ぶことができました。今季(2024年12月)以降の18きっぷは、有効期間内の連続する3日間(または5日間)で使用する必要があります。また、今までは同日・同ルートなら複数名でシェアして乗車できたものが、今回から一人しか使用できないことに(厳しい!)。

その代わり、自動改札が使えるようになりました。今までは有人の窓口経由で駅に入出場しなければならず、地味に時間がかかっていたのが解消されます。

青春18きっぷの概要

◆ 青春18きっぷの概要(2024年冬から)◆

日数・料金

3日間用(連続する3日間):1万円(3333円/日)

5日間用(連続する5日間):1万2050円(2410円/日)

利用期間

2024年12月10日~2025年1月10日

乗車可能な電車・エリア

全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリー

 

私の現在のライフスタイルでは、宿泊での山歩きはせいぜい1泊程度、できれば日帰りにしたいので連続3日とか5日はちょっと厳しいんですよね…。

連続でお出かけできるかたなら、以下の記事が参考になると思います。

以下は昨年の記事。東京駅から1日で移動できるのは北限は青森、西限は山口のようです。

financial-field.com

以下のプランは四国方面。新しい18きっぷを基にしたプランです。1日目と3日目はほとんど移動になりますが…。

news.yahoo.co.jp

実は相当前、九州方面に18きっぷで行ったことがあるのです。当時は大垣行きの夜行列車もあったので、九州まで行くことができました。でも移動の翌日は疲れすぎちゃって一日寝ていました(笑)。私の体力では現実的ではないのかもしれません。

北海道・東日本パス:実は今まで使ったことがなかったけど

でも実際私が行く山を考えたら、関東甲信越がメインということに気づいたわけです。そこで、新しい18きっぷと同様に連続の日数利用でシェアできないとはいえ、期間が7日間と長く、JR東日本とJR北海道エリアなら乗り放題の、北海道・東日本パスはどうかしら?と思ったのです。今までは18きっぷばかり使っていて、ほぼ使ったことがなかったのですが、今季から18きっぷと条件が似てきた気もしますので、実際はどうかみてみます。

www.jreast.co.jp

北海道・東日本パスの概要

期間内連続で使う必要があるのは18きっぷと同じですが、期間が7日間と長く18きっぷよりは使い勝手が良さそう。エリアが18きっぷより狭いけど首都圏からの日帰り勢の私には影響は小さいです。金額は18きっぷの5日分(1万2050円(2410円/日))より700円程度お安いのもポイントが高いです。

◆ 北海道・東日本パスの概要(2024年冬現在)◆

日数・料金

連続する7日間、11,330円(1671円/日)

利用期間

2024年12月10日~2025年1月10日。おお、18きっぷと同じではありませんか。

乗車可能な電車・エリア

JR北海道線、JR東日本線。あと第三セクター系の青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線及び北越急行線の普通列車(快速含む)普通車自由席及びBRT

 

1日当たりの金額が約1700円というのはなかなか魅力的。片道850円で7日間乗れれば元が取れる計算です。

私のライフスタイルではさすがに連続で7日はきびしいかもしれませんが、7日間全てではなく、数日の利用、つまり連続する7日間全て使用しなくてもお得に乗れないかしら?と考えて、シミュレーションしてみました。

3日乗車できる場合

1日あたり3776円(片道1888円)、片道1980円のエリアを3回(往復3960円)行ければ元が取れそうです。山歩きをしない日は、私の場合は近場でのお買い物などで消化できたらいいなと思います。今回、仮に新宿起点として1980円で行けるエリアで行けるハイキングコースをみてみました(山歩き時間や列車乗車時間は考慮せず)。地名の後は2024年12月時点のダイヤでの始発で行った場合の発着時刻です。

片道1980円(往復3960円)のエリア

🔹高崎(新宿発4:44、高崎着6:55)榛名山:登山口までバス

新宿から新幹線を使わなくても2時間ちょっとで行ける高崎、ちょっと良さげです。とはいえ榛名山はもう雪のシーズンなので、群馬八幡駅(新宿発4:44、群馬八幡着7:37)まで足を伸ばして高崎自然歩道を歩くのもいいかもしれません。少林山達磨寺(群馬八幡から徒歩20分)から山名八幡宮まで全長約22km、5時間20分のロングコースですが、群馬八幡駅から白衣観音までなら2時間半程度。

www.city.takasaki.gunma.jp

白衣観音からは高崎駅までバス便がありますよ。(観音山線です)

www.city.takasaki.gunma.jp

山名八幡宮は本殿などが文化財でもあり、境内にはおしゃれなカフェやパン屋さんなどもあるので、ここまで歩けたらいいなと思いますが、私の足では厳しそう。

 

🔹前橋(新宿発4:44、前橋着7:17)赤城山:登山口までバス

赤城山も雪山のシーズン(アイゼンなど、相応の装備が必要です)。ワカサギ釣りにはまだちょっと早いかも。

7:17前橋着なら7:32発の赤城山行バスに乗車でき、赤城ビジターセンターには8:55着です。kan-etsu.net

 

🔹宇都宮(新宿発4:44、宇都宮着6:53)

駅から行ける山でパッとしたところが思い浮かばなくて(すみません)八幡山や宇都宮城址あたりを歩いて餃子食べて帰る感じでしょうか。

tochikan.com

栃木方面は、足利にはいい低山がたくさんありますし、冬は日光などのスノーハイキングなら私でも行けそうですが、東武線が断然お安いんです。(例えば、新宿から全てJRの場合1980円、久喜から足利市まで東武線利用で1392円)そのため、北海道・東日本パスや18きっぷのメリットが生かせない感じがしますので、余ったきっぷの消費でもなければなかなか厳しそうです。

 

🔹浜金谷(新宿発5:00、浜金谷着7:35)

鋸山は、関東ふれあいの道千葉県コース26番の「東京湾を望む道」ならちょっと長めのルートになりますが(歩行時間4時間半程度)

www.pref.chiba.lg.jp

半日(1〜2時間半:ルートによる)程度のルートもありますよ。

nokogiriyama.jp

下山後は有名なばんややさすけ食堂などでアジフライ、でもいつも混んでるので行列覚悟で。駅から徒歩5分程度のかぢや旅館では日帰り入浴もありますよ。

🔹湯河原(新宿発4:43、湯河原着6:38)

2時間半程度で歩ける幕山があります。梅がきれいなところですが、まだ少し早いかも。もちろん温泉も楽しめますよ。

www.yugawara.or.jp

🔹熱海(新宿発4:43、熱海着6:45)

JR東日本における東海道線の最西端は熱海駅。熱海も十国峠(登山口までバス)などのハイキングコースがあります。緩めのコースをサクッと歩いて温泉入って海鮮楽しんで帰るのもいいかもしれません。

www.igaitoatami.com

🔹勝沼ぶどう郷駅(新宿発5:16、勝沼ぶどう郷着7:17)

中央線の勝沼ぶどう郷駅に近いのは甲州高尾山。以下の地図は大滝不動尊前宮からのルートが紹介されています。勝沼ぶどう郷駅から大滝不動尊前宮までは登り35分、下り25分くらいです。

yamanashi-hiking100.jp

勝沼には大日影トンネルを通るフットパス(リンクは地図のpdfです)もあるので、こちらの方がゆるゆる歩けて、途中のワイナリーを巡ったり、ぶどうの丘で温泉に入るのもいいかもしれません。

片道2200円(往復4400円)のエリア

🔹岩井駅(新宿発5:00、岩井着7:43)

富山(とみさん)は駅から駅まで歩いて2時間半。天皇陛下も雅子さまと愛子さまと一緒に歩いたお山です。ちょっと遠回りになりますが、道の駅・富楽里とみやまで海の幸を楽しんだり、お土産も購入できますよ。

www.mboso-etoko.jp

片道2310円(往復4620円)のエリア

🔹渋川(新宿発4:44、渋川着7:37)

榛名山・子持山は渋川駅からアクセスできますが、こちらも少なくとも榛名は雪山、子持山も軽アイゼンなどは必要になると思います。

🔹館山(新宿発4:58、館山着8:00)

房(ぼう)の大山はかなり低い山ですが一度行ってみたいところ。戦争の遺構などもあるそうですよ。

www.yamakei-online.com

登山口に近いバス停は、洲の崎線の坂田バス停(館山駅から約20分乗車)。

坂田バス停から往復で2時間半くらいで歩けるコースです。

www.jrbuskanto.co.jp

🔹石和温泉・甲府(新宿発5:15、石和温泉着7:35、甲府着7:43)

石和温泉駅から歩ける大蔵経寺山。モデルコースでは4時間になっています(多分休憩時間込みだと思います)。高尾以西の甲府までの普通列車は朝なら30分に1本ぐらいあるので、始発で行かなくてもこのコースなら温泉もワイナリーも廻れそうです。

駅直結の観光案内所ではワインの試飲ができる駅なかワインサーバーがあったり、駅前には足湯もありますよ。

yamanashi-hiking100.jp

甲府駅から駅から歩ける愛宕山や

yamanashi-hiking100.jp

湯村温泉近くで絶景が堪能できる低山、八王子山もありますし

yamanashi-hiking100.jp

バスを使えば昇仙峡にも行けますし

yamanashi-hiking100.jp

ちょっと長いコースですが羅漢寺山もいいですよ。(ただしちょっと標高高めなので、今の時期は凍結注意です)

yamanashi-hiking100.jp

片道2640円(往復5280円)のエリア

往復で5280円のコースを2回いけばほぼほぼ元がとれそう。残り5日で私なら実家(片道1000円程度)に行けば十分かな、と思います(もっと乗れたらいいのですが)

🔹那須塩原(新宿発4:44、那須塩原着7:43)

那須岳はありますが、今の時期は雪山。強風で有名な那須岳、私のスキルではちょっと歩ける自信はありません(汗)。行くならカフェ巡りか温泉かな。

🔹由比(新宿発4:43、由比着7:40)

熱海の少し先の由比駅から歩ける浜石岳。駅から往復で6時間程度とちょっと長めのルートです。8時に歩き始められたらお昼休憩含めても午後3時には下りられそうですが、私にはちょっとハードルが高そう。バス便があればいいんですけどね。 

hellonavi.jp

🔹日立(新宿発4:44、十王着7:33)

気になっているけど未だにいけていない日立アルプス、気になっています。日立アルプスをフルで歩くのは少し長い(約30km、歩行時間8時間半)ですが、十王駅からの石尊山なら往復3時間くらい。下山後に観光も楽しめそうです。

www.kankou-hitachi.jp

(日立市のふるさと納税、さすがといいますか家電が充実しています)

 

今回は、北海道・東日本パスの7日間の有効期間内に2〜3日山に行く想定で、新宿を起点にして往復4〜5千円のハイキングコースを調べました(実は半分くらいは行ったことがあります)。

この冬は北海道・東日本パスを使って、これらのコースなどを組み合わせた山歩きができたらと思います(結果も報告できるといいなと思います)。少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

また、今回ご紹介のエリアよりもう少し遠くまで行ければ2回程度でも十分な気がしています。続編として、2回のプチ遠征で元を取るプランをシミュレーションした記事も書きました。良かったらご参考にしていただければ幸いです!

kumamori-hike.com

 

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歴史に想いを馳せて絹の道:初心者の関東近郊半日ハイキング

幕末から明治以降、八王子を中心とした東京の多摩地区では養蚕が盛んでした。育てた蚕でつくられた生糸を輸出するため、八王子から港のある横浜までをつなぐために整備された道が「絹の道」、一部分ですが、当時の姿を残しています。歴史のロマンを感じながら歩けるルートです。

私がいつも歩くときは多摩境駅から八王子みなみ野駅までのことが多いです。でもこれだとちょっと長すぎるので「多摩ハイク」に掲載されている、多摩境駅から大塚山にある道了堂までをご紹介します。

「多摩ハイク」のルートとは少し異なりますが、以下の地図のように歩きました。多摩ハイクで通っていた多摩境駅近くの「片所谷戸」はベンチなどもあり、動植物の楽園らしく、気になります。次歩くときは立ち寄りたいです。

今回のルートはコンビニなどがほとんどないので、おやつやお昼ご飯は事前に準備しておいたほうがいいですよ。多摩境駅前にコンビニなどはあります。

今回は京王線の多摩境駅から。まずは小山内裏公園を目指します。

公園に入ったら、尾根緑道を西に向かって歩き鑓水(やりみず)方面に。尾根緑道はかつて戦車道路と言われ、元々は第二次世界大戦で陸軍が戦車をテストするために作られた道路だったそうです。

今回は西の方にある、鑓水小山口に向かいます。

小山内裏公園では予約をすればバーベキューもできるみたいです。舗装路歩きですが時折丹沢方面の展望も。

ウッドチップの敷かれた道は足に優しいです。

公園を出たらしばらく歩行者専用道を行きます。道の上にも「絹の道」のタイルが。

歩行者専用道は安心して歩けます。

しばらく歩くと左手に茅葺き屋根の住居が見えます。この小泉家住宅は明治時代の再建ですが、母屋だけではなく土蔵、納屋、堆肥小屋などを含めて東京都の文化財に指定されています。

八王子でも江戸時代より栄えていたのは宿場町のあった甲州街道沿いですが、この鑓水地区はそこからかなり離れています。横浜開港以降の生糸輸出量が増えるに従い、八王子だけでなく群馬や長野などからの生糸を横浜へ運ぶための中継基地であったこの地が栄え、「鑓水商人」が生まれたそうです。

もっとも賑わっていたときは洋館などもあったそうですが、今ではのどかな里山の景観が広がる鑓水地区。栄えていた当時に近い景色を見ることができる貴重な文化財が小泉家住宅なのかな、と思うと感慨深いです。ただ、今でも住居としてお使いのため、中を見ることはできません。外からそっとみてくださいね。

さらに進むと嫁入橋。(リンク先はpdfです)

渡ったら左に。しばらく川沿いに進みます。すると「八王子道」の古い道標が。

説明のところを拡大してみました。もともとここにあったわけではなく、移築されたようです。

御殿橋に着いたら右に曲がります。車はそれなりに通るのですが、歩道があるわけではないのでちょっと注意して歩きます。

少し進むと風情のある門が。鑓水商人である八木下要右衛門(やぎしたようえもん)の屋敷跡に建てられた絹の道資料館です

絹の道資料館は入館無料。トイレがお借りできます。ここで絹の道に関する展示を見たり休憩したり。ベンチやテーブルもあるので、おやつや昼食にしてもいいと思いますが、団体さんがきているときはちょっと難しいかも。

このエリアも日本遺産なんですね。

るるぶ日本遺産 (るるぶ情報版)

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さらに進むと分岐が。道標に従い右に進みます。いよいよ絹の道。

八王子市の史跡ですよ。

雰囲気のある道。にぎわっていた頃は雰囲気も違ったのかもしれません。絹の道が生糸輸送で使われていたのは実はさほど長くなかったそう。明治41年に鉄道(今の横浜線)ができてからは、生糸の輸送は主に鉄道になったそうです。

この階段を登ると

文化財の道了堂跡です。鑓水商人が浅草花川戸(はなかわど)から道了尊を勧請して建立されたそうですが、今は建物は残っていません。

先ほどの階段を登らずに左に行けば

展望の開けたところに出ます。ここから片倉駅や八王子みなみ野駅まで歩いて行けますが、少し遠いです。ガッツがあれば、ぜひ。

もう疲れたな、と思ったときは、道了堂跡近くの2つのバス停から駅まで行けます。

北野台三丁目のバス停から京王線の北野駅に行けますが、本数は1時間に1本程度。

ちょっと先の坂上バス停からなら20分に1本に増えますよ。

 

 ✳︎ コース内のスポットなど ✳︎ ・所要時間:2時間程度(休憩時間含まず)
・トイレ:駅と小山内裏公園、絹の道資料館
・コンビニ:多摩境駅前

 

 

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X(旧Twitter)のアカウント、作ってみました

と言いましても、実は会社のSNSを担当していることもあり、すでにXのアカウントはいくつか運用しているのです。

このブログのために新たにアカウントを立ち上げましたよ。

山歩きに行った時など、ブログに上げる前にちょっとした写真などお見せできたらいいな、と思って。

あ、会社の愚痴を言う裏垢にはならないように頑張ります汗

実はアカウントは先週作ったのですが、ツリーにはてなブログの記事へのURLを貼ったらいきなりアカウントが凍結されてしまって…なんども認証してもダメで、昨日ようやく承認され、凍結解除に! ちょうど先週は凍結祭りだったようで、ついてないです(涙

Xで紅葉写真をアップしたら、「あなたこう言うの好きでしょ」と言わんばかりに紅葉のポストばかりが流れてくるようになったんですが、改めて見ると皆さん本当にきれいな紅葉写真ばかり。眼福眼福。

おばちゃんの貧相な写真は見劣りしちゃうけど、でも写真の腕も上げられるよう、頑張ります!

赤城自然園の別カット。青空だと写真のきれいさ5割増になる気がします

実は一眼のデジタルカメラ、オリンパスのミラーレスを1つだけつかっています。多分10年近く前に購入したもので古いですが、ちっちゃくて軽いわりに写りも良いので山歩きで持ち歩いてもストレスにならないのが良いです。この子を相棒に富士山にも、栗駒山にも、仙丈ケ岳にも、草津白根山などなど、行った山の思い出は数知れず。最近はついスマホで済ませてしまうけど、ブログを始めたこともあり、また一眼を持ち歩こうかな、と思っています。写真撮影をカメラですれば、スマホの電池消費も抑えられますからね。

下のリンクの型番は同じだけど、黒いボディです。

実は機能をよく知らず、使いこなせていないところも多い気もしますが…

ブログと相性のいいSNSはもしかしたらインスタの方かしら、なんて悩みもありつつ、ひとまずXで発信していければと思います!よろしくお願いします。

 

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