日々楽しく、自由きままに!

気まぐれおやじの日々の出来事や趣味の旅行記を綴っています

もうひとつの雨やどり

当ブログには広告を掲載しています

★気まぐれおやじの広告★

 

皆さんこんにちは、こんばんは!

本日も気まぐれおやじのブログにご訪問ありがとうございます

おいらは今日も「日々楽しく、自由きままに!」

 

子供の頃から雨の日は嫌いだった

濡れるし、止んだら傘が邪魔になるし・・・

長靴を履くなんて、もってのほか嫌

それは、成長して青春時代を迎えても変わらなかった・・・かな

 

でも、雨もいいかな・・・

と、思うようになったのはあの日からだろう

たぶん・・・

 

そうだよ

それしか理由がない

 

「もうひとつの雨やどり」(さだまさし/1977)

 

ある日、バスを待っていると・・・

突然のにわか雨

 

そこは、バイト先の大きな工場のコンクリートの塀が延々と続く場所

近くに雨やどりする場所も無い

 

しかたがない

守衛の門まで戻るか

 

 

と、思ったその時

小さな赤い傘が目に映った

 

「よかったら入りませんか・・・」

 

振り返るとそこには、まだあどけない女子高生だったあの娘がいた

決して美人とはいえないが、ふっくらとした姿が健康的でまぶしかった

 

「え・・ああ・・すいません・・・」

 

純情な青年は、やや緊張の面持ちで「気をつけ」の姿勢のまま頭を下げる

青年は身長180cm

女子高生は身長152cm

純情な青年は、ごく自然に小さな赤い傘を受け取ると、二人で相合傘に収まった

 

女の子が濡れないように大きくかがんで・・・

身長差28cmのなんともぎこちない会話が続く

やがてバスがやってきて、二人は車中へと消えた

 

それから二人は、毎日同じバスで帰るようになり・・・

その女子高生が、青年と同じ工場に勤める営業課長の娘さんだと分かった頃

父親の転勤で、遠くの町へと引っ越していった

帰りのバスの中だけが、唯一のデートの場所だった淡い恋は、ついに実る事もなく・・・

 

 

時は過ぎて数十年後

その工場の創立記念祭の時に、ばったり出逢った二人

 

出逢った頃は、まるで天使のようだったあの娘

しかし今は、デーン!と押しも押されもせぬ関取に変貌

両脇には2人の子供が取り巻き、「ガハハ・・・」と笑いながら巨体をゆさぶり追いかけ回していた

 

おそらく、もうあの小さな赤い傘に入るのは無理だろう

恋は遠い日の花火なのか・・・

青年は、想い出と現実が重なり合わないまま会場を後にしたのだった

 

ただ・・・

雨の日はもう嫌いではない

 

😎これ概ねノンフィクションです

 

今回も最後まで読んで頂き

ありがとうございました

では、また。。。

 

</a </a にほんブログ村 旅行ブログへ

気まぐれおやじのブログは、にほんブログ村に参加しています

ポチっと応援よろしくお願いします

 

 

動画はこちら

 

f:id:koulog:20210511111040p:plain