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2012年 11月 16日
まぁ、いま、マスコミに出てくる名前を「二流」と思えば間違いない(笑) と、いうことで久々のブログ更新です。 今、ちょうど公開されて話題になっている「のぼうの城」ですが、水攻めのシーンが、震災の「津波」を想起させるとのことで延期されていたそうです。 私の知人たちからも「なかなか面白かった」と話していたりと、評判も上々のようです。 あえて説明は省きますが、2万の敵を500人で守りきるという、圧倒的な劣勢に関わらず「ろう城戦」で数少ない落城しなかった例という、こういう物語のテーマとしては定番といえば定番とも言えるストーリーです。 どうやら、この年末の忙しい時期に選挙が行われるようです。 この、野田首相の決断をベタ褒めする「大手メディア」不思議というよりも、彼らは「どうやら、本当にアタマが悪い」らしい。 例えば、野田総理が本当に「国のため」を思って決断した(と、本人“だけ”が思い込んでいるとして)それなら、「3党合意に無かった『TPPへの参加』推進にも協力してくれること」を条件にし、「TPP賛成」vs「TPP反対」を国民に提示しるという選挙にするほうが、まだマシだと思います。 (または、「原発の早期復活に協力してくれる」とか) 今回の不自然さは「最高裁で違憲状態を指摘されている」まま、選挙を行うことを(既得権益擁護派の)マスコミらが問題視しないこと。 すでに「違憲だ」と判断されている状態を「そのままで行う」ということが、我が国のこれらの人たちが「近代以前」の封建時代の感覚(センス)しか持ち合わせていない・・・だからこそ、「庶民から搾取」する側にいる意識があり、平気で国民を苦しめられるという言動につながっている。 今回、野田首相が「議員定数削減」を条件にしたことで、この『解散劇』の知恵をつけているのが、国民に「政策」ではなく「政局」しか見せたくな人たちの入れ知恵だということが、うっすらと透けて見えてきます。 (田中良紹がおっしゃるように、予算審議の通常国会に限って、例えば、小沢秘書逮捕などのスキャンダルをでっち上げて、その騒動で国会とマスコミを一色にして、国民には政策論議を隠したまま、いつの間にか法案が通っているというパターン) つまり、霞ヶ関側に都合の良い形である、政策ではなく「議員削減」を名目にしたことから分かるのは、このタイミングで選挙というのが、野田氏や民主党の都合というよりも「霞ヶ関の都合」であり、野田首相が最後まで「白アリの駒」のまま使い捨てられてしまったという、(まぁ、自業自得ですが)そんな気がしています。 まぁ、どうやら解散は既定路線のように(マスコミ報道でも)伝えられているので、今日解散されたとして、選挙が12月16日というは、ほぼ確定ということで論を進めていきたいと思います。 そうなると、もう一つの疑問というか「おかしな行動」とも無関係では無いということになります。 「石原都知事の奇行」(=意味不明な辞任)で、都知事選も12月16日に行われるということです。 この二つは、偶然ではなく、最初から「12月16日に選挙」するという前提があり、それが(その勢力にとって)最もトクだということで戦略を練った結果だということでしょう。 そうなると、石原氏周辺の動きは、既得権益の「補完勢力」という評価は、ほぼ当たっているということになります。 海外のニュースでは、石原氏を紹介する場合に「右翼政治家であるイシハラが・・・」と伝えているニュースがありましたが、本来なら、韓国で「日の丸を焼くパフォーマンス」をしている人と同じ扱いくらいで、ちょうど合っているレベルの人なのです。 まぁ、中国や韓国の「反日デモ」の規模が「200人」程度だったりしても大騒ぎするメディアが、その10倍・100倍集まった「反原発デモ」など、ほとんど報じないというのが、彼らのクォリティーの『低さ』を裏付けています。 (そういえば、革命などの時、反権力側が「国営放送を占拠」というのが、一つのポイントになっているようなので、もともとマスコミが「イヌ」と見られた時点で、権力と市民の意識の乖離が元に戻らなくなって、劇的な転換が行われる時期に、我が国も近づいているのかもしれません。) さて、選挙が現実味を帯びてきたということで、現状分析をしてみたいと思います。 私の見立てでは、民自公が同じ路線ということで、これらの勢力は、 1「増税」 2「米国への隷属」←TPPなど 3「原発推進」 4(今回)議員定数削減 これは、方針が一緒ということで、国民にとって判断もなにも、この人たちが政権を運営するということは、単純な独裁国家と変わらないということで、我が国も「北朝鮮」にどうこう言えるレベルではないということになります・・・少なくとも、現在の偏ったマスコミ世論調査でさえ、国民の声が「増税反対」や「原発ノー」に6割とか8割と圧倒的なのに、その『逆』が大勢だからと、強行するというのは、一人の独裁者が決めたら変わらないという意味では同じ。 そうそう、「増税」とか「原発」など、支持者にはその逆の「福祉の党」などと言っていた、公明党ですが、知り合いの学会員など、会うたびに小沢批判していたのが、最近は連絡さえして来なくなりました。特に、最近は私から「(公明党も)増税賛成みたいだね」と、毎回言われるのがよほどツラいようです(笑) 多分「三党合意」とマスコミが言う度に、民主・自民に加えて公明党も「増税勢力」という印象を持たれるのは、公明党も学会員以外の支持を得ることは、小泉時代以上に難しいということでしょう。 つまり、学会員以上に票を伸ばすことは難しい (けど、前回の選挙で800万と言われているので、どの程度減るのかは未知数です。) 自民党 実は、自民党支持者は勘違いしているかもしれませんが、小泉フィーバーの後に、安倍総理にしたことが、むしろ自民党にとっては悪い選択だったことが理解できていないようです。 「腹イタ辞任」の直前の参院選での大敗は、別に、当時の民主党が小沢代表だからとかとは無関係に、むしろ自民党内部の「支持基盤の事情」が原因なのです。 つまり「小泉はいいけど、安倍はイヤ」という人たちの存在に気づかなかった。そして、再び「安倍総裁」ということで、正直、自民党に批判的な私たちなどにとっては、「新顔」が出るよりは自民党が不利という事で、ある意味「グッドニュース」ではあります。 (実際、総裁になってからの安倍氏のコメントを聞くと「全然、成長していない」と実感するので、支持者ではない国民の自民党に対する見方は、当時と同じということでしょう。) 私は、今でも「政権交代が良かった」という考えですが、さらに任期満了まで行けば、なお良かったと思います。 どういうことかと言えば、チョット前(夏ごろかな?)に、道ばたに落ちていた自民党のポスターが目に止まったからです。 写真が無く、文章だけ書かれたもので(別に、文字だけでも意図したものもあるので、それが悪いわけではないが)見て感じたのは「ずいぶん安っぽいな」ということです。 このポスターが、安っぽいというか、一目で「カネをかけていないな」と分かるような雑なつくりだったので、だいぶ干上がっていることが、こういう所から分かります。(同じ時期、現在の生活党の議員のポスターなどは、新調したのを張り替えていた) まぁ、小沢さんが「何としても政権交代を」というのを国民が支持して、民主党に政権が移りました。 私は、日本人の保守的というか「変わりたがらない」という風潮が、「悪くても自民」みたいなムードにつながっていて、それが既得権益にとっては都合の良い状態だったのだと思っていました。 つまり、一度国民が「違う政党に任せる」ことが実現すれば、仕方なく自民党に入れていた人たちが、今度は民主党がダメとなったからといって、再び自民党に戻る人が、そんなに(小泉トリックのように)流される人は少ない気がします。 だからこそ、忙しい年末に選挙を持ってきたのではないかと・・・ 前回の総選挙では「ノリピー・押尾騒動」で、有権者の目から選挙の話題を隠しました。 今回も、「投票率を下げる」ため、あえて年末ということも一つの理由でしょう。 (もちろん、生活党の兵糧攻めなど、いくつかの理由はあるのでしょうが) 単純に投票率が下がって有利になるのは、支持基盤の強い自民や公明だと考えているのでしょう。 加えて今、既得権益が取れる手段はニセの「別の選択肢」を提示すること。 これが、石原氏や橋下氏らの「第三極」キャンペーンです。 もともと、分かっている人にとっては、彼らが別の選択肢になり得るハズは無いし、石原氏じゃないけど『極右』のように「より悪い側」の人間を集めて選択肢は無いだろうと、失笑してしまいますが、橋下氏のように、まだ「若さ」で流される人はいても、それと石原氏が合流すれば、(知らない人ほど)印象は悪いほうになっていくものです。 こういう所からも、既得権益勢力の「タマ切れ」なのか、国民との「センスの乖離」が大きくなっているのかしれませんが、逆効果というか、彼らが自爆しているようにしか見えません。 ところが、ここにきて「B層ダマし」の目的の「第三極」に踊らされる現役の議員たちが現れて、これも面白い現象です。 石原氏や橋下氏が、そもそも「二流」なのは、過去の言動ですぐに分かるのに、その『人気』に乗っかるというセンスは、まぁ二流以下ということでしょう。 会社組織でも、チョット経営状態が悪いと耳にしただけでアッサリ転職する「チャッカリ組」もいれば、本当に明日にも倒産となっても、最後の最後まで泥舟に乗っておぼれる「しがみつき組」まで、いろんな行動パターンがあります。 この両極端の間の「ほどほど」の所で行動できる人だけが『一流』と呼ぶにふさわしい人物(やグループ)です。 私に限らず、多く聞かれる「生の声」は、 >「小沢代表」になるまでの民主党には興味が無かった。 これは、私自身もそうで、小沢さんが代表になってからは、毎回、民主党に投票していますが、それまでは違っていました。そして、今回も絶対に入れないでしょう。(というか、公認はまだですが、幸い、安心できる候補がいるので) 確か、「西松事件」で騒いでいた頃、小沢代表が「幸い、今でも3割の支持はある」と言っていたので、当時のマスコミの『バッシング』に流されない支持層も、それに近い数だけいるということです。 つまり、私なども同じですが、(特捜とかマスコミの情報などに影響されずに)何の葛藤も無く「国民の生活が第一」を支持することに、あまり抵抗が無いという人がそれだけ存在し、しかも、間違いなく「選挙に行く」という層でもあります。 つまり、既得権益側は「自民・公明」などの支持基盤の強い政党に有利になるように、マスコミなどの「駒」を最大限に使って誘導しようとし、特捜やマスコミのバッシングなどに流されず「正しい選択」を希望する人間たちとの戦いであり、ある種の『正義と悪』の戦いと言っても良いでしょう。 そして、私たちは「国民の生活が第一」という党名が、実は、それ自体が考え抜かれた「広報戦略」だと知ることです。 もともと、小沢さんも大手マスコミが好意的には伝えてくれないことは百も承知。 つまり、「どこに投票すればいいか?」という人であるほど『生活が第一』というコトバがメッセージとして効果を出します。 私たち一人ひとりが出来るのは >(三党合意の)増税したら、本当に生活が良くなるの? と問えば、知人のような「ノボせた」三党支持者でさえ反論できなくなるくらい、これは説得力がある言葉だということです。 天台宗を開いた伝教大師(最澄)の言葉に『一隅を照らす』というのがありますが、 >径寸十枚是れ国宝に非ず、一隅を照らす此れ則ち国宝なり ーーーーー 今自分がいる場所や置かれている立場で精一杯努力し明るく輝くことのできる人になるということです。 そして、そのような人が何ものにも代えがたい国の宝になるということ。 ーーーーー これを少しアレンジをして、 「自分の“生活”が良くなれば、国も良くなる」 こう考えるといいかもしれません→大師さま、ゴメンなさい(笑) 映画「のぼうの城」では、圧倒的多数の敵に、兵士に加えて農民たちが一丸となって抵抗したことが、勝利につながったということになっています。 この農民たちにとって、むしろ「自分の家族」とか、そういうののために一致団結したし、それこそが「真の正義」だったからこそ、勝利を得られたのではないかと思います。 例えば、既得権益側がマスコミを使って、大々的な攻撃を仕掛けてくる時、私たち市民も「生活が第一」を主張している「のぼう」と一緒に「圧倒的な敵」に立ち向かうことで、本当に勝利を勝ち取ることができるのではないでしょうか? ところで、大手メディアや既得権の代弁者が「野田の決断」をベタ褒めしているようですが、野田といえば「ガセメール騒動」で、当時の前原代表とともに、民主党を消滅の危機に陥らせた張本人。 なんか今回の解散表明、(民主党崩壊と言われた)当時と同じメンツが、同じようなことをやり、「やっぱり」と、誰もが分かりきった流れに向かっているように見えてしょうがないのですが・・・ 石原・橋下・野田・・・ まぁ、なんと言うか「タマが悪すぎ」のような気が(笑)
by mojo_on
| 2012-11-16 12:59
| 政権交代
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