制作会社がワークフローを隠す(?)理由

今回のコミュニティサイト構築プロジェクトのワークフローを語る前に、

せっかくの機会なので、まずは世の中の Web 制作会社が一般の Web サイトを

どうやって作っているのかを、ざざーっと眺めておきましょう!


(と意気込んで調べはじめて15分後…)


なかなか詳しい情報をオモテに出してる会社は少ないことに気づく…。(´・ω・`)


雑誌とかでよく見る有名どころを含めて30社くらいのサイトを眺めてみたんだけど、

箇条書きレベルのあっさりした説明がほとんどだったりして。

説明があったとしても、すごくあっさりした短いものや語句の説明程度のものか、

うたい文句のオンパレード的な、内容の薄い似たり寄ったりなものばかり。


「うーん、なんでなのかな?」

と、また思考が余計な方向に脱線していくのですよ…。

(たまたま見たサイトが悪いだけかもしれないのはさておき)


別にね、ワークフローの勉強したいからもっと情報のせとけやぁ!なんて

言うつもりでは当然まったくなくて、

「ユーザーに訴えかけるサイトを作ります!」って熱く言ってる会社のサイトが

全然「訴えかけてこない」のが、素直に不思議なだけなんです。


ちゃんと、この会社がどうやってるのか知りたい!って気持ちで見ようとしてるのに

「うちが作るサイトは他社より良い!なぜならば…」って根拠が

伝わってこないんだから悲しい。

制作会社が自社のサイトに詳しい情報を載せないそれらしい理由

勝手にその理由を推測するならば、(制作会社さんの口調で)

  1. 「サイト上で必死に営業なんかしなくても案件が引きも切らないんすよ。」
  2. 「今は付き合いのあるクライアントさんとやってるからぼちぼちでいいんです。」
  3. 「多忙すぎて自社のサイトまで手が回らない!じゃ、あんた代わりに作ってよ!」
  4. 「競合他社にうちのノウハウを知られるなんて損した気になるからヤダ。」
  5. 「何を隠そう、うちには人様に言えるようなワークフローがまだないのダ!」
  6. 「必要充分な量の情報出してるつもりですけど、何か?」

などでしょうか?後半、どんどんいー加減になってますが。( ´∀`)


1 は大手とか有名な制作会社にありがちなタイプ。まさに、実績 & ネームバリュ強しだね!

実際、有名どころのサイトでは、説明を極力削ったスタイリッシュなものもよく見かけます。

それでも困んないんでしょうねぇ。

でも、普通はコトバできちんと説明しないとお客さん来ないんじゃないのかな。

名のないところがこのタイプをマネすると痛い目に会いそうです。


一方、2、3 は小〜中堅どころによくありそう、何となく。

人手も足りてないだろうし。


4 は5年前くらいにならたくさんいただろうけど、競争がますます激化してる今となっては

むしろ不利な考え方かもって思う。そこを認識してる会社はしっかりオープンにしてるよね。

荒波にもまれて淘汰されないように気をつけてくださいね。


5 は論外デス。ちゃんとプロの仕事してください。( ´∀`)


と、ここまで話をしてきて、実はいい加減に書いた 6 こそが

この問題の本質じゃないのかって気がしてきたのです。


つづく。
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