色が与える影響ってあるよね


色って面白いなぁと思って色彩学の勉強しているところです。
最近読んだ本の中にはこういうのが載っていました。
色によっていろいろと効果があるみたいです。

色の新しい捉え方 (光文社新書)より↓

色 主な分泌ホルモン 刺激部位 作用 効果
赤 アドレナリン 循環器系 血流を促進する 興奮・情熱
橙 インシュリン 自律神経 アルコールを受け付けない 健康増進
黄橙 グレリン 自律神経 食欲増進 食欲・元気
黄 エンドルフィン 自律神経 笑いを生む、鎮痛 明朗
黄緑 成長ホルモン 自律神経 成長を促進する 成長
緑 アセチルコリン 脳下垂体 ストレスの解消 安心
青 セロトニン 視床下部 血液の生成 安心・集中
青紫 オブスタチン 自律神経 食欲抑制 集中・安定
紫 ノルアドレナリン 視床下部 危機に対する警報 恐怖・不快
ピンク エストロゲン・プロゲスラン 腺下垂体 血流をよくする 快活・若々しさ
白 複数 視床下部 筋肉緊張 向上心
黒 なし 影響 なし 心理的安定


なるほどなーと思う。
赤や黄色は快活な元気なイメージがするし、青はやはり落ち着く感じがする。緑は癒される感じ。黒は落ち着いた感じがするし、高級感があったり、車なんかでも黒い車というのは高級車に多いみたいだし。まぁ威圧感とか怖い感じも黒にはある。白は純白って言われるみたいに純粋とか無垢みたいなイメージもある。
色が持つイメージ、色が与える影響力というのはやはりあると思う。


男の人だとスーツやネクタイの色や柄でぱっと見た感じを判断されることって多いと思う。
案外人は着ているものを見てあれこれ感じているものじゃないかなぁ。面と向かって言わないだけで。
女の人もそうだけど、着ている服の色はやっぱりイメージを左右する。
あの人の服の趣味はいいな、とかいい感じだな、と思えるかどうかは、素材とか形もだけれど、色使い(配色)って重要な気がする。どういう色の組み合わせがいいとかNGだとかそこらへんがわかるようになると楽しいかも。


ビジネスや商業の分野においても、どうしてこの商品がこんな色で、こんな色のラインナップで作られたのかとか、このサイトの配色は、どうしてこんな風にしているのかとか、分析的に見るようにすると面白いし、私は見るサイトの色やデザインは細かく注意して見るようにしている。感覚的なものだけれど鈍いか鈍くないかどちらがいいかと言えば、鈍くないほうがいい。鋭い人というのはとことん鋭かったりするのですよね……。(そういえば、黒い背景のサイトは、威圧的ではあるけれど、説得力があるというか頭がよさそうに見えたり、秘密的裏側を演出する的なところがあるとか、白い背景というのは、無難。色のセンスに自信が無い人は、とりあえず白にしたらいいとか、どこかで見たなぁ……)


結局のところ、好きな色の服を着ていいし、好きな色でサイトを作っていい。
ただ、見た人に色はさまざまなイメージを与えているというのは確かみたいです。
うーん、だとしたら、やはり考えて色は使わないといけないなぁと思ったり。


色の新しい捉え方 (光文社新書)

色の新しい捉え方 (光文社新書)