学研全訳古語辞典 |
はう-ぢゃう 【方丈】
①
一丈(=約三メートル)四方(の広さ)。
出典方丈記
「広さはわづかにはうぢゃう、高さは七尺がうちなり」
[訳] (庵の)広さはわずかに一丈四方で、高さは七尺(=約二メートル)以内である。
②
寺の住職の居室。寺の住職。▽インドの維摩居士(ゆいまこじ)の居室が一丈四方であったことによる。
出典奥の細道 象潟
「この寺のはうぢゃうに座して簾(すだれ)を捲(ま)けば」
[訳] この寺の住職の居室に座って簾を巻き上げ(て外を眺め)ると。◇仏教語。◆「ほうぢゃう」とも。
ほうじょう 【方丈】
⇒はうぢゃう
ほう-ぢゃう 【方丈】
「はうぢゃう」に同じ。
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