omoKinGの雑感

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『レッド・ワン』を観た

邦題:『レッド・ワン』

Amazon primeで配信開始になっていたので、クリスマスに独りで観ました。

~ここからあらすじ~

コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロースが誘拐された。サンタクロース護衛隊長のカラム(ドゥエイン・ジョンソン)は、賞金稼ぎのジャック(クリス・エヴァンス)と手を組み、サンタ救出の任務に挑む!

~ここまであらすじ~

 

2024年11月に劇場で公開されたが、12月にはAmazon primeで配信開始されたらしい。

ドゥエイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスが主演のクリスマス映画を見逃すわけにはいかない!

しかもコメディ要素多めのキッズ向け?のアクション映画となればなおさらみたいとなり、クリスマスまで楽しみに我慢してました。

 

ここから感想

キャラクター、ストーリーの背景の設定は海外のサンタクロース伝説?が使われているらしい。サンタのサポーターとして妖精がいるのはしっていたが、クランプスなど知らない伝承も組み込まれていて他の国の伝説、伝承を間接的に知ることができて面白かったです。

アクションは当然の如く見ごたえがあった。個人的には、スノーマン?3体との戦闘シーンが好きでした。登場シーンから面白くて、海の中からアイスの移動販売車が登場するのだが、なぜ移動販売車なのか不明だし、後のシーンを見る限りプールを当然のように凍らせているので海を直接渡れたのでは?と思うし、そもそもなぜ海から出現したのかも謎で、魔女が作った魔物であること以外よくわらない存在で面白い。しかも、この能力?は浜辺での一回しか使っていない。最終戦で使えば大量生産できたのではとか思ったが、さすがに強すぎるか…とか考えるのが楽しい映画でもあった。

 

クリス・エヴァンス演じるジャックは十代の子供がいる父親なのだが、自身がクズであることを自覚して子供と距離をとってしまっているのだが、この物語を通してジャックが父親としての自覚をもち、変わっていく姿には胸を打たれた。

ドゥエイン・ジョンソン演じるカラムはサンタのボディーガードだが、子供たちの手本となる大人たちが自分勝手な考えしかもっておらず、社会が憎悪などにあふれている現状に絶望しており、希望を見いだせなくなっているのだが、ジャックの成長を通じて人が変わることができると、希望をもち続けることはできると思えるようになっていく。

 

この二人の変化、成長を見ていると私自身が何となく抱えていた社会への鬱憤、諦めなども和らいだ気がした。人間は誰かと共にいることで変わることができる、大切なのは本人の変わりたいと思う気持ちと周囲の手助けなのだと改めて思わせてくれた映画でした。

ただのクリスマス映画と言われればそうなのだが、こういう映画だからこそ学びがあるのかもしれないとか思いました。

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