Kick-A Blog

Akihiro Kikuchi's Miscellaneous notes

マイ ベスト アワード2024

🎥【BEST MOVIE】2024年に劇場or配信で観たベスト映画

『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』

脚本・監督:坂元裕吾/出演:高石あかり、井澤彩織、池松壮亮前田敦子 他/上映時間:112分

シリーズ第3弾。ちさと&まひろの殺し屋コンビは出張先でバカンス気分を満喫していたが、ミッションの途中で出くわした最凶の殺し屋・冬村と対決することになる。

シリーズ史上最高の出来!過去作よりも格段に面白くなっていたと思います。個人的にずっと引っかかっていた「面白味に欠けるちさと&まひろのダル絡み」は、今回しっかりコメディとして笑える絡み方になっていたし、イチャイチャの奥にあるふたりの関係性の深さも見えてとても良かったです。

そして何よりもアクションシーンが素晴らしかった!和製ジョン・ウィックですか!? とでも言わんばかりの至近距離でのガン&格闘アクションは見応えありあり。クライマックスだけでなく、序盤や中盤にもしっかり見せ場があったので、アクション映画としてお腹いっぱいになる満足度でした。激ヤバな殺し屋・冬村を演じた池松壮亮は『シン・仮面ライダー』の本郷猛よりも確実に強そうだったなぁ〜。なので庵野秀明監督にもぜひ観ていただきたい1本ですw

 

デッドプールウルヴァリン

監督:ショーン・レヴィ/脚本:ショーン・レヴィライアン・レイノルズ、レット・リース、ポール・ワーニック、ゼブ・ウェルス/出演:ライアン・レイノルズヒュー・ジャックマン 他/上映時間:128分

アメコミ映画は大好物なんだけど、デッドプールだけはあの「俺ちゃんノリ」がどうにもダメで、シリーズ前2作はいまいち好きになれませんでした。でも今作のデッドプールはいつもの俺ちゃんノリをやりつつも、全方向へのツッコミ&いじりが秀逸だったので、なんかすんなり受け入れることが出来て終始楽しかったです。

ストーリー展開のテンポがちょっと良くなかった感もありましたが、作品の軸になっていた「20世紀フォックスのアメコミ映画へのレクイエム」は、個人的にはかなり響きましたね。『X-MEN』(2000年公開)で初めて観たヒュー・ジャックマンの実写版ウルヴァリンは、ホントに衝撃的だったもんなぁ〜。

ファンタスティック・フォー』なども含め、MCUブームの蚊帳の外になってしまったマーベル実写作品たちの救済を「いじり」というカタチでやってくれたデッドプールに感謝ですw

 

『マッドマックス:フュリオサ』

脚本・監督:ジョージ・ミラー/出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、トム・バーク、ラッキー・ヒューム 他/上映時間:148分

前作『マッドマックス 怒りのデスロード』はアクセル全開の作品でしたが、本作はアクセルをちょっとゆるめ、冷静でキレのあるハンドリングで楽しませてくれたという感じ。

前作のテンションを期待していたので序盤は「おやおや…!?」となりましたが、フュリオサの壮絶な過去とマッドな世界観をじっくりと深掘りする展開に、ガッツリ引き込まれました。章立ての作品構成も、観やすくて良かったと思います。

クリス・ヘムズワース(ディメンタス役)がどんな悪役ぶりを魅せてくれるのかと思ったら、ほとんどやさぐれてビール腹だった頃のソーでしたねw 眼ヂカラ全開のガチなアニャ(フュリオサ役)との絶妙な温度差も面白かったなぁ〜。

 

ジョン・ウィック:コンセクエンス』

監督:チャド・スタエルスキ/脚本:マイケル・フィンチ、シェイ・ハッテン/出演:キアヌ・リーヴスドニー・イェン真田広之 他/上映時間:169分

磨き抜かれたアクションシーンの素晴らしさはもちろん、テレビゲームのような俯瞰視点演出や、大阪でのヘンテコジャパニーズ表現など、各シーンの凝った絵作りも面白かったので、169分という長尺ながらも一気に楽しめました。

シリーズ初参戦のドニー・イェン真田広之はさすがというか、やっぱり抜群の存在感でサイコーだったなぁ〜。あと役者のリナ・サワヤマを観るのは初めてだったのですが、エキゾチックなビジュアルを含め、これまた存在感あふれる見事な演技でした。

ラストはちょっとあっさりしすぎな気もしましたが、これはこれで潔い締め方だったと思います。ジョンさん、ひとまずお疲れ様でした!

 

犯罪都市 PANISHMENT』

監督:ホ・ミョンヘン/脚本:オ・サンホ/出演:マ・ドンソク、キム・ムヨル、イ・ドンフィ 他/上映時間:109分

マ・ドンソクの企画、原案、主演による人気ポリスアクション『犯罪都市』のシリーズ第4弾!今回フルボッコにするのは、違法オンラインカジノを運営する IT 犯罪組織だ!

このシリーズ、ぶっちゃけやってることは毎回ほぼ同じなんだけど、絶妙に予定調和を回避しまくっているところがホントにお見事。今作はメイン悪役(演:キム・ムヨル)が「早くコイツをぶん殴ってくれー!」と思わずにはいられないガチな凶悪キャラなので、全体的に緊張感高めの見応えある展開で良かったです。もちろんコメディパートもしっかり笑わせてもらいましたw

シリーズとしては、なんとすでに第5〜8作の脚本が準備中とのこと。マ・ドンソクの無双ぶりはまだまだ続きそうですねぇ。

 

『Single8』

脚本・監督:小中和哉/出演:上村侑、高石あかり、福澤希空、桑山隆太 他/上映時間:101分

1978年、『スター・ウォーズ』に衝撃を受けた男子高生たちが、文化祭用のSF映画製作に奮闘する姿を描いた青春ムービー。

スター・ウォーズ』の登場はホントに衝撃だったなぁ~。公開当時は小学生だったのですが、鑑賞後はパンフレットを見ながら取り憑かれたようにキャラクターをスケッチブックに模写しまくっていた記憶がありますw

なので、メインの高校生たちには素直にシンクロしまくり。ドラマチックな展開はないものの、その平穏さがまたリアルでなんか良かったです。映画作りの楽しさと奥深さ、そして昭和に青春を過ごした世代にとっては、かけがえのない「あの頃」が味わえる良作でした。

 

BLUE GIANT

監督:立川譲/脚本:NUMBER 8/出演:山田裕貴間宮祥太朗岡山天音 他/上映時間:120分

音楽アニメとしては屈指の力作!世界的ジャズ・ピアニストの上原ひろみがガッツリ参加してるだけあって、高揚感と説得力あふれるライブシーンは圧巻の仕上がり。登場人物たちの成長と葛藤もテンポ良く描かれ、起伏あるストーリー展開にも引き込まれました。

ただ3DCGのクオリティが低いため、通常の作画とのマッチングがいまいち上手くいっていなかったのが気になりました。音楽のクオリティに絵が追いついていけてない感じがちょっと残念でしたね〜。

 

『リバー、流れないでよ』

監督:山口淳太/脚本:上田誠/出演:藤谷理子、永野宗典、角田貴志 他/上映時間:86分

『ドロステのはてで僕ら』に続く、劇団ヨーロッパ企画の製作のよるオリジナル長編映画・第2弾。京都の老舗旅館での不可思議な騒動を描くタイムループコメディ。

突如起こった2分間のタイムループ(2分経過すると時間が巻き戻る)という異常事態を、わりと冷静に受け入れて対応しちゃう登場人物たちがまず面白いw 

リアルに2分間のタイムループが繰り返される構成なので、最初は「この映画大丈夫か…?」とハラハラしましたが、だんだんループのテンポ感とジワジワ広がる展開が心地良くなり、まんまと引き込まれました。藤子・F・不二雄テイストなオチも、なんかほっこりして良かったなぁ〜。

 

グランツーリスモ

監督:ニール・ブロムカンプ/脚本:ジェイソン・ホール、ザック・ベイリン/出演:アーチー・マデクウェ、デヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム 他/上映時間:135分

レーシングゲームグランツーリスモ』のゲーマーだった青年が、本物のプロレーサーになったという実話を元にした映画。

監督が『第9地区』などのマニアックなSF作品で知られるニール・ブロムカンプだったので、正直「この題材は不向きなんじゃないかなぁ〜」と思っていたのですが、これがまたいい意味で期待を裏切る素晴らしい出来!主人公ヤンの成長ドラマとしてストレートに見応えあったし、ゲーム感覚あふれるレースシーンの演出も見事でしたね。

他のジャンルのゲームでもこんなサクセスストーリーがあるんじゃないかと、ちょっと調べてみたくなりましたw

 

『カラオケ行こ!』

監督:山下敦弘/脚本:野木亜紀子/出演:綾野剛、斉藤潤、芳根京子 他/上映時間:107分

ヤクザの成田狂児(綾野剛)と、彼にカラオケのレッスンを頼まれてしまった中学生・岡聡実(齋藤潤)のなんとも奇妙な友情物語。

設定としてはコメディなんだけど、あからさまに笑いを取りにいってない絶妙なさじ加減がグッド。定番のヤクザ系コメディの面白さと、中学生サイドの青春要素も味わえるなかなかの良作でした。主演のふたりの演技もナチュラルで素晴らしかったなぁ〜。音楽映画ではありませんが、X JAPANファンの人は絶対に観た方がいいと思いますw

 

『SISU / シス 不死身の男』

脚本・監督:ヤルマリ・ヘランダー/出演:ヨルマ・トンミラ、アクセル・ヘニー、ジャック・ドーラン 他/上映時間:91分

フィンランドの荒野で繰り広げられるナチス戦車部隊 vs 伝説(不死身!?)の老兵!

ナチスに理不尽な因縁をつけられてからの流れは、『ランボー』(1作目)を彷彿とさせる見事な展開。シンプルな筋書きながらも、ゴア度高めの容赦無いアクション描写と、手に汗握る場面の連続で面白かったです。

クライマックスでのボスキャラの倒し方は、近年のアクション映画の中ではダントツに痛快だったなぁw

 

『イノセンツ』

脚本・監督:エスキル・フォスト/出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム、アルヴェ・ブリンスモ・ラームスタ 他/上映時間:117分

大友克洋の『童夢』は大好きな漫画のひとつだったので、それにインスパイアされた映画ということで興味を引かれて鑑賞。

「団地」と「超能力」という題材はまんまでしたが、あからさまな『童夢』からの引用はなかったので、ノイズを感じることはなくラストまでしっかり楽しめました。

北欧ホラーらしい不穏な空気感と、子供たちのナチュラルな演技のマッチングがグッド。子供が持つ無垢な残虐性が、特殊な力を得ることで取り返しのつかない方向へ暴走していく展開は、なかなか見応えありましたね。でもあの少年は特殊な力を得なくても、いずれ犯罪を犯していたんだろうなぁ⋯。

 

『侍タイムスリッパー』

脚本・監督:安田淳一/出演:山口馬木也、富家ノリマサ、沙倉ゆうの 他/上映時間:131分

インディーズ作品特有の野暮ったさはあるものの、笑いと涙はきっちり取っていく堅実な作りが実にお見事!いわゆる「古き良き大衆映画」のテイストなので、新作なのにどこか懐かしさも感じてしまいました。

まぁとにかく主演の山口馬木也のサムライっぷりが素晴らしかったですね〜。「本物のサムライってこんな感じなのかも⋯」と思わせるリアリティと絶妙な異質感にガッツリ引き込まれました。

時代劇の現状がテーマなので若い人たちには刺さりにくいかもしれませんが、『カメ止め』と同様に作り手の「熱い映画愛」はしっかり伝わる作品だと思います。

 

『ダムゼル/運命を拓きし者

監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ/脚本:ダン・マゾー/出演:ミリー・ボビー・ブラウンレイ・ウィンストンロビン・ライト 他/上映時間:109分

お姫様を主人公にした王道のアクションファンタジーですが、退屈させない手堅い仕上がり!ビジュアルのクオリティも素晴らしく、なかなか満足度の高い1本でした。

本作を成立させてる要因は、やはり主演のミリー・ボビー・ブラウンの魅力に尽きるでしょう。美しさと凛々しさが際立つ圧倒的な存在感は、やっぱり絵ヂカラありますね~。出世作ストレンジャー・シングス』を経て、ますますレベルアップしてるんじゃないでしょうか。来年公開の『ストレンジャー・シングス』最終章がますます楽しみになりました!

 

『エイリアン:ロムルス

監督:フェデ・アルバレス/脚本:フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス 出演:ケイリー・スピーニー、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー 他/上映時間:119分

過去作を超えるものはなかったけど、『エイリアン』シリーズのツボを押さえた満足度の高いエンタメ作品でした。

時系列としては1作目と2作目の間のお話ということで、まさに両作のいいとこ取りといった仕上がりでしたね。エイリアンから放たれる酸性の血液を、とあるアイデアを使って回避するシーンには、思わず「この手があったか!」と唸ってしまいましたw

ただツボを押さえすぎちゃってるので、シリーズファンであればあるほど「逆接待映画」というか、既視感のあるシーンだらけになってしまってるのがなんとも残念。やっぱりこの作品ならではの何かを見せてほしかったなぁ〜。

 

インターステラ5555

監督:竹之内和久、西尾大介、立仙裕俊/脚本・音楽:ダフト・パンク/上映時間:67

ダフト・パンクの2ndアルバム『ディスカバリー』を丸ごとアニメ化(キャラデザインは松本零士)した2003年の作品。今年の12月に4Kリマスター版が全世界で期間限定上映されました。

美しくリマスタリングされた映像は、松本零士テイストをより強く感じられる見事な仕上がりだったし、何よりも劇場の音響でダフト・パンクサウンドを堪能できたのが最高の収穫でした。

同時上映の初期MV集も、名だたる監督たちが手がけただけあって見応えありましたね。これはぜひともBlu-ray化してほしい!

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📺【BEST DRAMA】2024年に観たベストドラマ

団地のふたり』(全10話)

幼なじみの50代独身女子ふたりによる、実家(団地)での暮らしぶりを描いたハートフルなドラマ。

主演の小泉今日子小林聡美のコンビがとにかく最高!演じてるキャラクターが実年齢と同じなだけあって、にじみ出るリアリティと絶妙なふたりの間合いが素晴らしかったです。50代が直面する実生活でのシビアなあれこれ(親の介護、家の建て替えなど)を、個性的なご近所さんたちを交えてユーモラスに乗り越えていく展開も面白かったなぁ〜。

あと、ロケ地の団地がすぐ近所だったので、親近感ありすぎる光景ばかりなところもハマった要因のひとつでありましたw

 

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🎮【BEST GAME】 2024年にプレイしたベストゲーム

龍が如く8』

龍が如く』シリーズは7から入ったのですが、ここから新たな主人公となった「春日一番」というキャラがもぉ最高。長瀬智也菅原文太をミックスしたようなルックスと、絵に描いたような“人たらし”なキャラクター性にガッツリ魅了されてしまいました。泥臭くも胸アツなストーリー、ゲスト俳優陣による圧巻の演技、遊びやすいゲームシステムなど、どこを取っても見事な仕上がりの作品でした!

 

『RoboCop: Rogue City』

映画『ロボコップ』2作目と3作目の間を繋ぐオリジナルストーリーをゲーム化!FPS視点なので、ロボコップ気分が存分に味わえますw 映画で主演していたピーター・ウェラーが声の出演をしていたり、デトロイト警察の懐かしい面々も登場するなど、オフィシャル感が高いところも楽しかったです。やっぱり『ロボコップ』はゲーム向きな素材だと再確認したので、このままシリーズ展開してほしいなぁ。

 

サイバーパンク2077』

DLC『仮初めの自由』も含め、PS5版をプレイ。ひさびさに洋ゲーらしい洋ゲーをやったなぁ〜というか、タイトルに偽りなしの刺激的なサイバーパンク・ワールドを堪能させてもらいました。自由度の高さはしっかりありつつ、濃密なメインストーリーもきっちり用意されているところもグッド。あと本編ではキアヌ・リーブスDLCではイドリス・エルバがガッツリ出演してるのは贅沢すぎでしょ。製作費いくらなんだよこのゲームw

『Rise of the Ronin』

幕末の江戸、横浜、京都を舞台にしたオープンワールドアクションRPG。キャラ全員がコーエーお得意の「イケメン仕様」だったのがちょっと引っかかりましたが、ゲーム内容は文句無しの素晴らしい出来!幕末に活躍した偉人たちとの交流や、歴史に残る数々の事件に介入できてしまう展開はゲームならではの体験だったし、アクションゲームとしての面白さもしっかり味わえる時代劇大作でした。

 

LOLLIPOP CHAINSAW RePOP』

チアガールの主人公がチェーンソーを武器にゾンビと戦うアクションゲーム『ロリポップチェーンソー』(2012年発売)がリメイクされて再登場!こんなくだらないゲーム(ホメ言葉)が今になって復活するとはw でも頭カラッポで楽しめるこの“くだらなさ”こそが本作最大のウリ。アクションゲームとしては正直大味ですが、B級ゾンビ映画の世界観とハチャメチャなテンポ感がやっぱりクセになる愛すべきバカゲーですw

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🚀【BEST HOBBY】2024年に購入したベストオモチャ

WORLDS BEST ROBOTS : MARS

threeAから10年ほど前に発売された『ワールド・ベスト・ロボッツ』シリーズの「マーズ」というロボフィギュア。アシュレイ・ウッドによる「外国人が考えたスーパーロボット」的なダサカッコいいデザインと、threeAお得意の超絶ダメージ塗装が素晴らしすぎ!ネットで偶然見つけて即買いしてしまいました。

全高は約63.5cmで、とにかくデカくて重いです。ちょっとした腹話術の人形くらいあるかもw

→棚などには収まらないので、格納庫っぽいディスプレイベースを作って飾ってます。

 

KNUCKLE BEAR:RETRO ROBOT(マジョーラ)

フィギュア・アーティストTOUMA氏の代表作のキャラクター『ナックルベア』をレトロチックなロボット風にアレンジしたソフビ。

購入したのは見る角度によって青や紫に色が変化する「マジョーラ」という偏光カラーのバージョン。デザインの秀逸さはもちろん、ラメ入りのきらめくボディもカッコ良すぎるわぁ〜。

 

 

 

 

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📚【BEST BOOK】2024年に読んだお気に入り本

『実在しない架空AI玩具 ショーグン・トルーパーズの世界』

『ショーグン・トルーパーズ』という架空の作品の映像やオモチャを、画像生成AIをフル活用して作り上げたビジュアルブック。まぁとにかくコンセプトと生成センスが最高ですね〜。ありもしない記憶がよみがえってしまうような、なんとも言えない不思議な感覚にどハマりしちゃいましたw

オモチャ会社CEOへのインタビュー(架空)などを掲載した『ショーグン・トルーパーズの逆襲』、コンセプトをさらに広げ、様々な映画やTVドラマのフィギュア(架空)満載の『実在しないAIブートレグ玩具』など、続刊も楽しすぎなので必読です。

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🎧【BEST MUSIC】2024年によく聴いた楽曲♫

Only You - Ginger Root

IN THE NIGHT ft. YuNi, RaNa - TOKYO CITYPOP CANDY

Shibuya Sta. Drivin' Night - Ran Ito

電気グルーヴ34周年の歌 - 電気グルーヴ

狂詩曲(Rhapsody) - 女王蜂

Passport - Coldhot

SHUNRAN - Kenta Dedachi

Sing City - TESTSET

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🎉 Goodbye 2024 !!

来年もおしりダンディと共に失礼こかせていただきます!

メカブルドッグ

ネットで見つけて思わず購入してしまったブルドッグのフィギュア。中国のメーカーによるもので、商品名は『RAMBLER : MECHANIC BEAST』。前足と後ろ足しか可動しませんが、メカニカルなデザインがとにかく秀逸!光沢のある超合金っぽいボディも美しく、とても見事な仕上がりになってます。シリーズ化とかはされてないようですが、このフォーマットで他の動物も作ってほしいなぁ。


↑とはいえ、中華製らしさはアリアリ。後ろ足に貼られた文字は、ダカールラリー(DAKAR RALLY)かと思いきやスペルが違う。デカール(DECAL)でもない・・・。そもそもブルドッグとラリーって何の関係が?

マイ ベスト アワード2023

年を越えてしまいましたが、昨年の個人的趣味総括です!

🎥【BEST MOVIE】2023年に観たベスト映画

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作)/原作・脚本・監督:井上雄彦/出演:仲村宗悟笠間淳、神尾晋一郎 他/上映時間:124分

「うわっ、井上雄彦の絵が動いてる !!」というアニメーションとしてのインパクトに、とにかくやられました。『スパイダーバース』の衝撃に匹敵するというか、これは確実にアニメーションのまた新たな扉を開けちゃいましたね。

主軸となる宮城リョータのやや重い過去エピソードと、試合パートの流れがちょっとシンクロしてない感もありましたが、結果的には試合が最高すぎたので大満足!アニメ観賞というより完全に「スポーツ観戦」をした気分で映画館を後にしましたw

名セリフもしっかり盛り込んであったし、宮城以外のスタメンキャラたちの、それぞれの見せ場もシビレたなぁ~。

 

 NOPE/ノープ(2022年製作)/脚本・監督:ジョーダン・ピール/出演:ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー 他/上映時間:131分

ジョーダン・ピール作品らしからぬ、かなり直球なエンタメ路線に振り切っていたところがいい意味で予想外で、とても面白かったです。

個人的に「未確認飛行物体 or 生物」は大好物ジャンルなので、スマートで秀逸な演出も相まって、終始ワクワクが止まりませんでしたw

得体の知れないアイツも含め、人間以外の生き物との関係性を考えさせられる映画でもあったわけですが、ゴーディ(チンパンジー)のエピソードはトラウマ級に怖かったなぁ…。

 

バイオレント・ナイト(2022年製作)/監督:トミー・ウィルコラ/出演:デヴィッド・ハーバー、ジョン・レグイザモ 他/上映時間:101分

ホーム・アローン』と『ダイ・ハード』の旨味をきっちりと継承した、クリスマス映画の新たな名作誕生!? バイオレンスとファンタジーのバランスが絶妙な素晴らしい娯楽作品でしたw

サンタクロース役のデビッド・ハーバーがとにかくハマってましたね~。やさぐれた傍若無人さの中に、サンタとしての聖人さもしっかりと感じさせる見事な演技だったと思います。サンタの代行業を経験してきたすべてのパパ&ママたちに贈る最高のファンタジー映画じゃないでしょうか。

 

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作)/脚本・監督:ダニエル・クワンダニエル・シャイナート/出演:ミシェル・ヨーキー・ホイ・クァン 他/上映時間:132分

自分の理解能力の低さ故に「なんかスんゴいものを観せられてるけど、頭の処理が追いつかねえぇぇ~!」というのが正直な感想。観賞後はかなりヘトヘトになりました…w

ホームドラマに壮大なマルチバース設定をぶち込むという発想の斬新さと、それをしっかり物語として昇華させているところが見事でしたね。「バース・ジャンプ」は発明級のギミックだったなぁ。好みがハッキリ別れるタイプのクセつよ作品ですが、確実に他にはない映画体験が味わえる重要作だと思います!

 

ブラック・フォン(2022年製作)/監督:スコット・デリクソン/出演:イーサン・ホーク、メイソン・テムズ 他/上映時間:104分

正体不明の男に誘拐され、地下室に監禁されてしまった少年フィニーの脱出劇を描くサスペンスホラー。原作が短編小説ということもあり、サクッとドキドキできる良作でした。

スピリチュアル要素が重要なアクセントになっていて、それが最終的に家族の絆に結実していく流れは見事だったなぁ~。「後味の良いホラー映画」を求めている方にオススメです!

 

 

 トップガン マーヴェリック(2022年製作)/監督:ジョセフ・コシンスキー/出演:トム・クルーズマイルズ・テラー 他/上映時間:131分

36年ぶりの続編ですが、前作の雰囲気を見事に踏襲(完コピ?)していたので、すんなり楽しむことができました。今回はマーヴェリック(トム・クルーズ)が教官として新人パイロットたちを育成することになっていましたが、やっぱり誰よりも飛びまくってましたねw

かつての相棒グースの息子との絡みは『クリード』を彷彿とさせる胸アツさがあったし、渓谷を攻めるクライマックスのミッションは『スター・ウォーズ』ep4のデス・スター攻略の興奮を思い起こさせるものがあったりと、いいとこ取りの面白さも詰まっていてサイコーだったなぁ。あと、喉の病気を押して出演してくれたヴァル・キルマーには感謝しかありません。ありがとうアイスマン!(泣)

 

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作)/監督:イ・サンヨン/出演:マ・ドンソク、ソン・ソック 他/上映時間:106分

マ・ドンソク扮する豪腕刑事の活躍を描いた『犯罪都市』(2017年公開)の続編。バイオレンス・アクションとコメディ要素のバランスがとにかく絶妙で、前作よりも格段に面白かったです!

刑事モノなのにガンアクションがほぼ無いのが本作のスゴいところ。刃物で襲いかかって来る悪党どもに拳(こぶし)ひとつで立ち向かうマ・ドンソクが最高すぎます。これぞまさに鉄拳制裁!同僚の刑事たちや脇役もいいキャラぞろいだったので、3作目も楽しみだなぁ。マ・ドンソクが最強すぎるので、次はピンチに追い込まれる展開が見てみたいですw

 

 モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作)/監督:リュ・スンワン/出演:キム・ユンソク、ホ・ジュノ 他/上映時間:121分

1990年、ソマリアの首都モガディシュで内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちの脱出劇を描く、実話をベースにしたアクション・サスペンス。

見どころは窮地に追い込まれた韓国と北朝鮮の大使たちの関係性の変化。展開的には胸アツなんだけど、これが単なる美談で終わらないところが切ない…。広大な屋外セットで再現された当時の空気感、大勢の黒人キャストによるリアルな異国感、クライマックスでの壮絶なカーアクションなどなど、見せ場も多くてホントに見事だったなぁ~。あらためて韓国エンタメのパワーに圧倒される1本でした。

 

さかなのこ(2022年製作)/監督:沖田修一/出演:のん、柳楽優弥夏帆磯村勇斗 他/上映時間:139分

ミー坊(さかなクン)役に、のんをキャスティングしたのは大正解!男性が演じた場合、たぶん誰がやってもモノマネっぽくなっていただろうし、これはのんが放つ絶妙なジェンダーレス感が見事にフィットしてましたね。

ミー坊の個性を全肯定する母親(演:井川遥)の、おだやかながらも芯のある姿勢にも感動。さかなクンのあの唯一無二のキャラクター性は、こういった周りの温かい環境も含めて完成した“ひとつの奇跡”なのかもなぁ~。

 

 

  スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作)/監督:ホワキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズジャスティン・トンプソン/脚本:フィル・ロードクリストファー・ミラー、デヴィッド・キャラハム/出演:シャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド 他/上映時間:140

1作目も文句ナシの傑作でしたが、明らかに超えてきましたねぇ~。さらに飛躍したビジュアル表現、抜群すぎるテンポ感、良すぎる選曲センス、そして何より練り込まれたシナリオがホントに素晴らしかったです!

次回作『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』にガッツリまたがる内容になっているので、それまではヘビロテ観賞することになりそうですw

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作)/監督:ジェームズ・ガン/出演:クリス・プラットゾーイ・サルダナ、カレン・ギラン 他/上映時間:150分

三部作ものでここまで盛り上がるフィナーレを迎えた作品があったであろうか!? というくらい笑って泣けてスカッとする大満足の2時間半でした!

ロケットの生い立ちが今回明らかになるわけですが、想像以上にツライものでしたねぇ。実験動物たちの描写の容赦の無さに、ジェームズ・ガンらしさをビシビシ感じました…w

ガモーラの復活はちょっと無理があるかなぁ~と思いましたが、フィナーレに彼女が絡まないのはやっぱり寂しすぎるので、結果オーライでしょう。ともかく愛すべき連中の盛大な卒業パーティーに参加したような、多幸感あふれる最高のエンタメ大作です!

 

 ザ・フラッシュ(2023年製作)/監督:アンディ・ムスキエティ/出演:エズラ・ミラーベン・アフレックマイケル・キートン 他/上映時間:144分

ジャスティス・リーグ』でも活躍したDCコミックスの超速ヒーロー・フラッシュの単独主演作。前評判の高さどおり、エンタメど真ん中の面白さ!DC作品らしからぬ明るさと笑いに満ちたスーパーヒーロー娯楽大作でした!

タイムリープ(&タイムパラドックス)という、こすり倒された題材を扱いながらも、軽妙なテンポ感と気の効いたアイデア、ダイナミックなビジュアルエフェクトで新たな面白さを確立してましたね。2役を演じきった主演のエズラ・ミラーも素晴らしかったなぁ~。あとラストの大オチはマジ最高。ジ⚪︎ージ・ク⚪︎ーニーありがとう!w

 

エスター ファースト・キル(2022年製作)/監督:ウィリアム・ブレント・ベル/出演:イザベル・ファーマン、ジュリア・スタイルズ 他/上映時間:99分

ネタバレ厳禁の傑作スリラー『エスター』の、まさかの13年ぶりの続編。

エスター役のイザベル・ファーマンはすっかりオトナ顔になっていたので、さすがにちょっと無理が…と思いましたが、彼女にしか出せない圧倒的な不気味さは健在。そんな違和感を帳消しにする存在感と、ツイストの効いたシナリオの面白さも相まってグイグイ引き込まれました。さすがに1作目を越えるほどの内容ではなかったけど、「エスター」のルーツが知りたい方はぜひ!

 

 グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作)/監督:横山翔一/出演:杏花、ヤマダユウスケ、架乃ゆら 他/上映時間:102分

東京オリンピックの開催に伴い、外国人観光客への配慮などの理由によりコンビニから姿を消す事となった成人雑誌。そんな激動のタイミングに成人雑誌編集部へ配属されてしまった女性社員の奮闘を描く実話ベースのドラマ。

成人雑誌作りの裏側を覗き見る楽しさと、エロを仕事にすることになってしまった主人公の苦悩ぶりが面白かったです。全体的にコメディ調のライトなノリで描かれていますが、衰退していく成人雑誌業界の光景は真実味があって、なんともいえない寂しさはグッと来るものがありました。

それにしても東京五輪が決まってからの数年は「ニッポン最高!」みたいな自画自賛ムードと、大慌てで臭いものにフタをしようとする風潮が混在していて、なんかカッコ悪かったなぁ…。

 

バービー(2023年製作)/監督:グレタ・ガーウィグ/出演:マーゴット・ロビーライアン・ゴズリングウィル・フェレル 他/上映時間:114分

公式サイトのやらかしで、公開前にがっつりマイナスイメージが付いてしまいましたが、やはり作品の内容とはまったくの無関係。実写になったバービー&ケンたちが躍動する最高に楽しいファンタジック・ムービーでした!

とはいえ、楽しさだけのストレートなエンタメではなく、グレタ・ガーウィグ監督作ならではの明確なメッセージが込められいるのが本作の重要なポイント。

フェミニズム色強めの味付けは賛否が分かれそうですが、それは様々なバッシングと共に歩んできた「バービー」という玩具が持つ避けられないテーマ性でもあるので、その辺の盛り込み方は逆に上手いなぁ~と思いました。「オモチャ映画」のジャンルに一石を投じる新たな名作の誕生です!

 

 ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作)/監督:ジェフ・ロウ/出演:シャモン・ブラウン・Jr、ニコラス・カントゥ、ジャッキー・チェン 他/上映時間:99分

正式名称『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』の“ティーンエイジ”の要素にフォーカスした本作。そういえばタートルズってティーンエイジャーだったんだなぁ~と、あらためて気づかされつつ、10代丸出しのワチャワチャ感がひたすら楽しかったです。ラクガキ調のファンキーなビジュアルデザインも素晴らしい!

展開がかなり王道だったのがちょっと残念でしたが、トータル的にはツボを押さえた娯楽性の高い仕上がりだったので、観に行って良かったです。最新の原作コミック(『ラスト・ローニン』)がシリアスな激重路線で進行してるので、なんかすごくホッとしましたw

 

コカイン・ベア(2023年製作)/監督:エリザベス・バンクス/出演:ケリー・ラッセル、オシェア・ジャクソン・Jr、オールデン・エアエンライク 他/上映時間:95分

アニマルパニック系のベタなB級映画だと思って期待値低めで鑑賞したら、かなりしっかりした作りの作品だったので良い意味で予想外!やはり製作にフィル・ロードクリストファー・ミラーが参加してるだけあって、並のB級映画ではなかったですね。

物語のメインはもちろんコカインで凶暴化しちゃったクマちゃんなんだけど、それを取り巻く様々な人間たちのドラマがなかなか秀逸で面白かったなぁ~。グロ描写を含めた恐怖演出とコメディテイストのバランスもいい塩梅だったと思います。パニックものなのに、絶妙なホッコリ感も味わえるニクめない良作です!

 

 FALL/フォール(2022年製作)/監督:スコット・マン/出演:グレース・フルトン、バージニア・ガードナー 他/上映時間:106分

東京スカイツリー並みの鉄塔のてっぺんに取り残されてしまった女子2人の運命を描く、高所恐怖症の方は視聴厳禁のサバイバル・スリラー。

ワンシチュエーションものとしては上出来!シンプルな筋書きの中に前フリを効かせたアイデアが盛り込まれているので、ラストまでしっかり楽しめました。それにしても主人公たちが趣味にしていた「フリークライミング」って恐ろしすぎでしょ。僕にはその魅力がまったくわかりません…w

 

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作)/監督:ジョエル・クロフォード/出演:アントニオ・バンデラスサルマ・ハエック、フローレンス・ピュー 他/上映時間:100分

11年ぶりのシリーズ続編。なぜ今になって??…と、ちょっと懐疑的な気持ちで観てみたのですが、主人公の可愛くてカッコイイ猫・プスの魅力は健在!王道のファンタジー活劇をたっぷり堪能させてもらいました。

中でも『スパイダーバース』の手法を取り入れ、アップデートされたアクションシーンは目を見張るものがあったし、胸アツすぎるクライマックスの展開も実にお見事。そしてラストカットは、本作が『シュレック』のスピンオフだったということを思い出させてくれる素晴らしい締め方だったなぁ~。

 

 #マンホール(2023年製作)/監督:熊切和嘉/出演:中島裕翔、奈緒、 永山絢斗 他/上映時間:99分

帰宅途中にマンホール内に転落してしまった男性会社員の脱出劇を描く、ワンシチュエーション・サスペンス。

いろいろと腑に落ちない部分もあったんだけど、仕掛けの多いシナリオの面白さに引き込まれました。軸となる展開がSNSなので、すべてをPC画面で見せる映画『search』に似た印象もありましたね。主演の「Hey! Say! Jump」中島裕翔さん、役者としては初めて観ましたが見事な演技でした!このまんま単独で舞台化しても面白いんじゃないかなぁ〜。

 

search/#サーチ2(2023年製作)/監督:ニック・ジョンソン、ウィル・メリック/出演:ストーム・リード、ニア・ロング、ヨアキム・デ・アルメイダ 他/上映時間:111分

ほぼPCの画面上だけで展開するサスペンス映画『search』(2018年公開)のシリーズ第2弾。今回の主人公は女子高生のジューン。不可解な失踪を遂げた母親の行方を、デジタルツールを駆使して捜索を開始する。

前作がかなり面白かったのでハードル上げて観たのですが、今作もしっかり面白かったです!ビジュアルのギミックに頼らない秀逸な筋立てと演出で、見事なサスペンスに仕上がってましたね〜。主人公のジューンと同じく自分もMacユーザーなので、リアリティと臨場感がとにかくハンパなかったです…w

 

 リトル・バットマン クリスマスの大冒険(2023年製作)/監督:マイク・ロス/出演:ルーク・ウィルソン、ヨナス・キブレブ、ジェームズ・クロムウェル 他/上映時間:96分

クリスマスにひとりで留守番することになってしまったダミアン少年(お父さんはバットマン)の奮闘を描いた長編アニメ。

絵本調の柔らかなビジュアルと、デフォルメの効いたキャラデザインがとても良い!ほぼ『ホーム・アローン』のような展開でしたが、ダミアンくんのへっぽこヒーローぶりがサイコーでした。こんなにほっこりするバットマン作品は初めて観たかもw 安心してオススメできるファミリー向けクリスマス・ムービーだと思います。

 

ワイルド・スピード ファイヤーブースト(2023年製作)/監督:ルイ・レテリエ/出演:ヴィン・ディーゼルミシェル・ロドリゲスジェイソン・ステイサムシャーリーズ・セロン 他/上映時間:141分

カーアクション大河ドラマワイルド・スピード』のシリーズ第10弾。『ワイルド・スピード MEGA MAX』(シリーズ5作目)で倒した麻薬王レイエスの息子ダンテが、ドミニク・ファミリーに復讐を仕掛ける!

過去エピソードを上手いこと活用したボスキャラ(ダンテ)のひねり出し方はお見事。ジェイソン・モモアの、陽気さと狂気が混在した悪役ぶりも良かったなぁ〜。あとはもう、まさにブーストがかかったようなハイスピード展開がとにかくスゴすぎ。相変わらずツッコミ要素だらけなんだけど、「細けえツッコミはさせねえぜ!」とでも言わんばかりの展開の早さに、ラストまでまんまとノセられました…w

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📺【BEST DRAMA】2023年に観たベストドラマ

『ムービング』(全20話)

韓国の同名ウェブ漫画を実写化。超能力を隠し持つ子供たちと、秘めた過去を持つ親たちが織りなす壮大なサイキック・アクションドラマ。

韓国版『X-MEN』のような設定なので、アメコミファン向けのライトなドラマなのかと思ったら、韓流ならではの骨太なヒューマンドラマを主軸にした作りになっていて、メチャメチャ見応えありました。もちろんアクションやVFXも抜かりのないクオリティで見事でした!

主要キャラが出揃ったところでメインストーリーを一旦止め、各キャラの過去エピソードをじっくり描いていくという全体構成も、なかなか大胆で面白かったなぁ〜。

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🎮【BEST GAME】 2023年にプレイしたベストゲーム

Bomb Rush Cyberfunk

ドリームキャストの名作『ジェット セット ラジオ』(2000年発売)の待望の続編!・・・ではなく全くの別スタッフによる完全新作。おいおい、パクリかよ!と思いきや、これがまた完コピレベルの素晴らしい仕上がりでビックリ。爽快感あふれる面白さもさることながら、テクノ、ファンク、HIPHOPなどで構成されたサウンド面もサイコーでした!

Eastward

荒廃した未来世界を舞台に、不思議な力を秘めた少女の珊(サン)と心優しい無口なおじさんのジョンが冒険の旅に出るアクション・アドベンチャー。まぁとにかく『MOTHER2』を彷彿とさせる緻密に描かれたピクセルアートが美しすぎ!ゲーム的にはオーソドックスな作りですが、『The Last of Us』のような情感と、ノスタルジックなSFテイストがクセになる良ゲーでした。

Evil West

西部劇の世界観で展開されるバケモノ退治ゲーム。ド直球な一本道仕様ですが、痛快さに特化したバトルアクションがとにかく最高!映画的な演出と、ヴァンパイアハンターの主人公が持つ多彩な武器のカスタマイズも楽しかったです。続編があるなら、ぜひオープンワールド化してほしいなぁ〜。

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🚀【BEST HOBBY】2023年に買っちゃったベストオモチャ

DR. GRORDBORT'S : THE RIGHTEOUS BISON - INDIVISIBLE PARTICLE SMASHER

昨年も紹介した工房「ウェタ・ワークショップ」から発売された銃のオモチャ。『第9地区』や『キングコング』(ピーター・ジャクソン版)などのデザインを手がけたグレッグ・ブロードモアの著作コミック『Doctor Grordbort』シリーズに登場する架空のアイテムです。プラスチック製でトリガー部分しか可動しないのですが、スチームパンク調のデザインがカッコ良すぎ!

冷凍怪獣 ソフトロドン

アマプロというメーカーから発売されたオリジナル怪獣ソフビ。ソフトクリームを怪獣化するというアイデアと愛くるしいデザインに一目ボレして思わず衝動買い!このソフトロドンは胴体が「ワッフルコーン」のBタイプで、他に「フレアトップコーン」「テイクアウトコーン」の2種も存在しますw

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📚【BEST BOOK】2023年に読んだお気に入り本

Spider-Man: Across the Spider-Verse: The Art of the Movie

「The Art of〜」と名の付く設定画集は大好きで、昔からよく買っているのですが、この『アクロス・ザ・スパイダーバース』はその中でも出色の一冊!

劇中に登場した素敵すぎるキャラクターたちと美麗なマルチバース世界をじっくりと堪能できる、アニメの関連本とは思えない極上のアートブックです。できればスパイダー・ソサエティに出てきた全スパイダーマンの設定も載せて欲しかったけど、それは無理か・・・w

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🎧【BEST MUSIC】2023年によく聴いた楽曲♫

The Chemical Brothers『Live Again ft. Halo Maud』 

The Chemical Brothers 『Skipping Like A Stone ft. Beck』 

●Kenta Dedachi『Goldfish feat. Raine』

●iri『Season』

●中川翔子『中川翔子』

●yama × キタニタツヤ『憧れのままに』

●KIRINJI『nestling』

●TESTSET『Moneyman』

●Ado『オールナイトレディオ』

●Oliver Heldens x Kylie Minogue『10 Out Of 10』

●Night Tempo『Shampoo (feat. Yu Hayami) 』

●TOKYO CITYPOP CANDY『哀色ロマンティック (feat. RaNa)』

●ザ・リーサルウェポンズ『ウェザーリポート』

 ●Tokimeki Records feat. ひかり 『WINDY SUMMER』

●パソコン音楽クラブ『Day After Day feat. Mei Takahashi(LAUSBUB)』

 

・・・というわけで、グッバイ2023年!

2024年も刺激的なカルチャー&ホビーに出会えますように😄

コロ落ちCONVERGE

予約注文していた食玩GUNDAM CONVERGE』の限定版『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で・・・』ホワイト・ディンゴ隊セットが到着!

機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で・・・』(以下コロ落ち)は1999年に発売されたドリームキャスト用のゲームで、コックピット視点の臨場感あふれる戦闘がよく出来ていて当時どハマりした思い出深い作品です。CONVERGEシリーズも絶妙なデフォルメセンスが好きでちょこちょこ買い集めていたので、このセットは迷わずポチってしまいました。

セット内容は、『コロ落ち』に登場する特殊遊撃部隊「ホワイト・ディンゴ」仕様のジム、ジムキャノン、量産型ガンキャノンジムスナイパーⅡ、アンダーグラウンド・ソナーを装備した支援車両のホバートラック(通称:オアシス)の5点。ミリタリーテイストのシブいカラーリング、小さいながらもホワイト・ディンゴ隊のロゴマークもしっかり再現されていてカッコイイ〜。あと、いちお食玩なのでちっさいガムが1個入ってましたw

↑ 各MSには台座が付属していたのですが、部隊としてディスプレイしたかったのでトミーテックから発売されているジオラマベース(ジオコレ1/144 荒野A)を使用してみたらなかなかイイ感じ。豊富な武器パーツ、ホバートラックはソナー作動状態に換装もできたりと、プレイバリューの高い大満足のセットでありました。

マイ ベスト アワード2022

🎥【BEST MOVIE】2022年に観たベスト映画!

映画館や動画配信サービスなどで鑑賞した作品の中から、今年の個人的ヒット作を選抜してみました。昨年同様テキストはFilmarksに投稿したものからの抜粋です。

 

ザ・スイッチ(2020年製作)/主演:ヴィンス・ヴォーン/監督:クリストファー・ランドン/上映時間:101分

残虐なスラッシャー描写をきっちり見せつつ、コメディ設定を利用しながら泣かせ要素も入れ、最終的には青春ラブストーリーに着地するという、見事すぎる離れワザ展開に拍手! 途中から女子高生にしか見えなくなるヴィンス・ヴォーンの怪演(?)も素晴らしかったですw

監督は「ハッピー・デス・デイ」シリーズでホラー・コメディの新境地を開いたクリストファー・ランドン。もう確実に独自路線を築き上げちゃってるので、次作も超楽しみです!

 

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作)/主演:トム・ホランド/監督:ジョン・ワッツ/上映時間:149分

全スパイディファンに贈られた超ご褒美映画!実写版「スパイダーバース」的なことになるんだろうなぁ~とは思っていましたが、ここまでやってくれるとは…! いやぁ~、とにかくスゴい映画でした。犬だったら「うれション」確実でしょうw

とはいえ、本作はスパイダーマンの過去作 (MCUも含む) をしっかり観た人向けの「一見さんお断り」仕様。アベンジャーズにおける『エンドゲーム』なので、目いっぱい楽しむためには予習必須です。

 

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作)/主演:アナベル・ウォーリス/監督:ジェームス・ワン/上映時間:111分

やってることはB級ホラーの部類なんだけど、明らかに既存のホラー作品とは一線を画す突き抜けた仕上がり! ホラーの皮をかぶったとんでもない娯楽作品でした∙∙∙∙w

物語のキーとなる殺人鬼の正体 (仕掛け) は途中で気づいてしまいましたが、まったく失速することはなく、ラストまでガッツリ面白かったです。

ホラーのツボを知り尽くし、『ワイスピ』『アクアマン』というエンタメ大作もこなしたジェームズ・ワン監督がこじ開けた新たなジャンル映画の扉! 今後の進化にも目が離せませんね~。

 

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2022年製作)/主演:マッケナ・グレイス/監督:ジェイソン・ライトマン/上映時間:124分

素晴らしい続編でした! 過去作のようなストレートなコメディ路線ではありませんが、『ゴーストバスターズ2』(1989年公開)からの流れを丁寧に受け継いだ正解の攻め方だったと思います。『ロッキー』で言うところの『クリード』的な発想でバトンをつなぎ、シリーズ集大成ともいえる感無量の仕上がり。『ゴーストバスターズ』で泣ける日が来るなんて∙∙∙∙w

本来製作されるはずだった正統な続編『ゴーストバスターズ3』が結局実現しなかったのは残念でしたが、本作がすべてを回収してくれましたね~。

あとイゴン(ハロルド・ライミス)の孫・フィービー役のマッケナ・グレイスがとにかく可愛いすぎ! キュートで芯のあるリケジョぶりに、おじいちゃんの遺伝子をしっかりと感じ取れましたよ。

 

エスト・サイド・ストーリー(2022年製作)/主演:アンセル・エルゴート/監督:スティーヴン・スピルバーグ/上映時間:157分

1961年に公開された名作ミュージカル映画『ウエストサイド物語』を、巨匠スピルバーグがリメイク! 61年版も予習済みで観賞したのですが、変なアレンジを加えずに真正面から丁寧にブラッシュアップされた仕上がりに好感が持てました。

歌とダンスはよりダイナミックに! ドラマパートはよりセンシティブに! スピルバーグ流の映画術も随所に感じられてメチャ楽しかったです。

 

THE BATMAN -ザ・バットマン-(2022年製作)/主演:ロバート・パティンソン/監督:マット・リーヴス/上映時間:176分

内容 & ビジュアル共に濃密で隙がなく、リブート作としては見事すぎる出来ばえ! 新たな『実写バットマン』の世界にガッツリ没入してしまいました。

お話としては『コスプレ探偵ブルースくん』(笑)といった感じの推理サスペンスでしたが、約3時間の長尺を引っ張るには最適の筋立てだったと思います。スーパーパワーを持っていないバットマンにもマッチしてましたね。

個人的にクリストファー・ノーラン版のゴッサムシティは舞台として現実味がありすぎて興ざめだったのですが、本作はティム・バートン版のダークなゴシック味を絶妙に加え、しっかりと「架空の街感」を表現している点も良かったです。

あと、なんといってもロバート・パティンソン(バットマン役)とゾーイ・クラビッツ(キャットウーマン役)が絵になりすぎというか、カッコ良すぎ! ビジュアルセンス高めの作りになっていたとはいえ、ロバート・パティンソンは「実写バットマン史上最高のイケメン」と言っていいくらい、マスク姿が似合っていたんじゃないでしょうか。本作でようやく『ダークナイト』の長い呪縛から解き放たれた気がしたので、ぜひこの作風でシリーズ化希望です!

 

サマーフィルムにのって(2020年製作)/主演:伊藤万理華/監督:松本壮史/上映時間:97分

シナリオの練り込み不足を感じる部分もありましたが、結果的には若いキャスト陣が醸し出す圧倒的な「青春感」に完敗でしたw

とにかく全編キラキラと輝きまくり。そのキラメキが爆発する怒濤のラストシーンは、観てる側がちょっと恥ずかしくなるくらいエモくて素晴らしかった!『カメラを止めるな!』もそうでしたが、作り手の映画愛が随所に感じられるところも良かったです。

できれば主要キャラのニックネーム(ハダシ、ビート板、ブルーハワイ)の解説シーンを入れてほしかったなぁ。それぞれの由来が気になりすぎる〜。

 

ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作)/主演:ベネディクト・カンバーバッチ/監督:サム・ライミ/上映時間:126分

予想通りかなり忙しい内容の作品でしたが、わかりやすい筋立てと抜群のテンポ感で最後までガッツリ楽しめました! オカルト系スーパーヒーローのドクター・ストレンジと、監督サム・ライミの持ち味(ホラー要素)の食い合わせはバッチリだったと思います。

ただ役回り的にワンダが不憫すぎたなぁ~。強大な魔女っぷりはすごく良かったんだけど、なんかもうちょい救いが欲しかったかも∙∙∙∙。

 

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作)/主演:キャリー・マリガン/監督:エメラルド・フェンネル/上映時間:113分

実家暮らしの平凡な女性(キャシー)が、夜な夜な繁華街でクズなお持ち帰り男たちに制裁を加えていくという復讐劇。復讐劇でありながら、とてもポップなタッチで描かれているのがなんとも新鮮でした。しかし、キャシーの秘められた目的が明かされていくと作品の空気は一変。そして驚愕のクライマックスへ∙∙∙∙。

いやぁ~、これはガツンとくる映画でしたね。ラストは「してやったり」な痛快オチ∙∙∙∙ではあるんだけど、手放しでは盛り上がれない複雑な心境になること必至。見事な脚本でした!

 

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作)/出演:ジョン・ムレイニー他/監督:アキヴァ・シェイファー/上映時間:98分

ディズニーの人気コンビ「チップとデール」の約30年ぶりの主演作。舞台は実写とアニメが混在する『ロジャー・ラビット』のような世界。

大人向けの自虐ネタ満載なんだけど、ファミリー向けとしてもしっかり楽しめる仕上がりになっているというバランス取りが絶妙! そんなディズニーらしからぬ、なかなか攻めた作風が新鮮で面白かったです。アグリー・ソニック(実写版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のボツデザイン)の再起用も最高でしたw

 

ドロステのはてで僕ら(2019年製作)/出演:土佐和成 他/監督:山口淳太/上映時間:70分

あっという間の上映時間70分、観始めたら止まらない“時間泥棒”映画でした。まぁとにかく発想がスゴすぎ! そのひとことに尽きますね。スゴすぎて最後までついていくのが大変でしたが、確実に新しいSF体験をさせてもらいました。

邦画SFはハリウッドのような大作路線ではなく、劇中でも引用していた藤子不二雄先生が提唱したS (すこし) F (ふしぎ) 路線にまだまだ鉱脈があると思えたので、こーゆう作品がもっと増えていってほしいなぁ~。

 

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作)/出演:オリヴィア・コールマン 他/監督:マイケル・リアンダ/上映時間:113分

「AIの暴走」「家族の絆」といった、映画的にはよくある題材を主軸にしながらも、とてもフレッシュな感覚に満ちあふれた良作アニメ!

矢継ぎばやに挿入されるラクガキのようなビジュアル・エフェクト、絶妙な小ネタの数々など、とにかくテンポの良さが抜群。キャラクターデザインは好みが分かれそうですが、手描きっぽい質感のグラフィックが主人公一家のデコボコぶりとマッチしていて良かったと思います。やっぱりフィル・ロード & クリストファー・ミラーのコンビが絡んだ作品は、頭ひとつ抜きん出てますねぇ~。

 

浅草キッド(2021年製作)/主演:柳楽優弥/監督:劇団ひとり/上映時間:122分

師弟関係の物語ではありますが、誰もが人生において「お世話になった人」を思い起こさずにはいられない、心に染み渡る一作。

まぁとにかく柳楽優弥のたけしっぷりが素晴らしすぎ! 役者ならではのアプローチで挑んだ「ビートたけし像」は、モノマネとは一線を画す完成度だったなぁ~。師匠役の大泉洋はシリアスなシーンはもちろん、コントのシーンもさすがの切れ味でしたね。あらためて彼の「お笑いスキル」の高さを実感しました。

 

ライズ・オブ・ミュータント・タートルズ THE MOVIE(2022年製作)/出演:ベン・シュワルツ 他/監督:アンディ・スリアーノ、アント・ウォード/上映時間:82分

2018~20年まで放映されたTVアニメ『ライズ・オブ・ザ・ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』が劇場版として復活!

コミック調のキレのあるビジュアルとテンポ感の良さもさることながら、とにかく「少年漫画」のど真ん中をいくような胸アツの王道展開にシビレました。これは劇場で観たかったなぁ~。本作を機に日本ではスルーされてしまったTVシリーズ版も、ぜひとも配信してほしい!Netflixさんお願いします!

 

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作)/主演:アンバー・ミッドサンダー/監督:ダン・トラクテンバーグ/上映時間:100分

狩猟型エイリアン「プレデター」の関連作第7弾。今回の舞台は1700年代初期のアメリカ大陸。大自然の中で暮らすコマンチ族の少女ナルが、突如飛来したプレデターに立ち向かう!

個人的には主演女優さんにもっと野性味と精悍さが欲しかった気がしましたが、プレデター作品としては見事な出来栄え! 伏線の小ネタをしっかり生かしたクライマックスの闘いは、まさに手に汗握る展開で大興奮でした。あと、プレデターのデザインが時代設定に合ったちょっと原始的な造形になっていて、めちゃカッコよかったなぁ~。フィギュア化希望!

 

デイ・シフト(2022年製作)/主演:ジェイミー・フォックス/監督:J・J・ペリー/上映時間:113分

家族には内緒で、デイ・シフト(昼間勤務)でバンパイア退治を遂行する男の活躍を描いたアクションコメディ。

ありがちな設定 & 筋書きながらも、87イレブン・プロダクションによるアクションシーンがやはりキレっキレで最高! この高レベルのアクションが作品の推進力になっているので、ラストまでしっかり楽しめました。バディものとしても面白くなりそうなので、続編作ってほしいなぁ~。

 

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作)/主演:チン・ギジュ/監督:クォン・オスン/上映時間:104分

連続殺人事件の犯行現場に出くわしてしまった聴覚障害のある女性が、犯人に命を狙われることになる韓流スリラー。

犯人(殺人鬼)が自信過剰キャラなため、逃げられる隙が多くてモヤモヤしましたが、聴覚のハンデから生じる心理戦は緊迫感があって見応えありました。でも『逃走中』ばりのシンプルな追いかけっこもけっこう多くてビックリw   ひたすら逃げまくった主人公が、胸クソな殺人鬼に一矢報いるクライマックスはスカっとしました!

 

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作)/出演:アニャ・テイラー=ジョイ 他/監督:エドガー・ライト/上映時間:116分

作品自体の面白さもさることながら、とにかく曲使いがサイコー。『ベイビー・ドライバー』もシビレましたが、エドガー・ライトの選曲センスにあらためて脱帽です。こんなオシャレなホラー映画、初めて観たかも。

結末への展開がちょっと読めてしまったのが惜しい気もしましたが、トーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイの美麗すぎる共演は、ひたすら眼福でありましたw

 

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作)/出演:古谷徹 他/監督:安彦良和/上映時間:108分

TVアニメ「機動戦士ガンダム」の第15話「ククルス・ドアンの島」を長編映画化。

アニメ版「THE ORIGIN」はシャアが主軸だったので、ようやく観たかった「ガンダム」が観れたという感じ。アムロを筆頭に、あのホワイトベースの面々がブラッシュアップされた最新の安彦画で観れるありがたさに、ただただ感激。あと、メカのCG描写が「THE ORIGIN」よりもクオリティが上がっている感じで、違和感がなく素晴らしかったです。ドアンの「作画崩壊ザク」カッコ良すぎ!w

 

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作)/主演:クロエ・グレース・モレッツ/監督:ロザンヌ・リァン/上映時間:83分

いい意味で予想を裏切るタイプの作品でしたね。ほぼ爆撃機の機内だけでの展開なんだけど、あきさせない構成と演出がなかなか上手かったなぁ。

グレムリン(機械に悪戯をするという架空の生物)は精神的なメタファーかと思いきや、しっかり実在扱いでビックリw  そこからはもう「何を見せられてるんだ!?」という感じでしたが、クロエちゃんの魅力にも引っ張られ、ラストまで一気に楽しめてしまいました。

 

レイジング・ファイア(2021年製作)/主演:ドニー・イェン/監督:ベニー・チャン/上映時間:126分

ドニー・イェンニコラス・ツェーの共演を見るのは「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」(2006年公開)以来でしたが、期待どおりの最強のマッチング! ふたりのキレッキレな立ち回りにラストまで釘付けでした。

ドラマとしての見応えもさることながら、本作の肝(きも)はやはりアクション。通行人も巻き込んだ街中での大胆なガン & カーアクション、そしてクライマックスでのドニー・イェン vs ニコラス・ツェー戦は別料金払ってもいいくらいの好カード!全人類必見です!

 

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作)/主演:ミリー・ボビー・ブラウン/監督:ハリー・ブラッドビア/上映時間:130

1作目も面白かったけど、続編となる本作は面白さが格段にアップ! コメディとシリアスの絶妙なバランスとテンポ感、推理ドラマとしてのクオリティ、どこをとってもかなりブラッシュアップされた仕上がりになっていたと思います。

キャスト陣はすっかり板に付いた感じでみんな素晴らしかったなぁ。不気味で小憎らしい新キャラのグレイル警視もサイコーでしたw   次回作(製作希望!)はシャーロックにおけるモリアーティのような、エノーラの宿敵の登場なんかも期待してます

 

アイの歌声を聴かせて(2021年製作)/出演:土屋太鳳、福原遥/監督:吉浦康裕/上映時間:108

女子高生の姿をしたAIロボットのシオンと、シオンの開発者の娘・サトミ & クラスメイトたちが織り成す青春アニメ。

序盤のコメディタッチな流れも良いのですが、何といっても後半のエモすぎる展開が見事でした!

特にシオンの素性が明かされるくだりは、怒濤の伏線回収から泣かしにかかるという容赦ない演出なので、まんまと涙腺をやられました∙∙∙∙w   これ、実写化してもかなり面白くなるんじゃないかなぁ~。

 

バーバリアン(2022年製作)/主演:ジョージア・キャンベル/監督:ザック・クレッガー/上映時間:103

内容的にはオーソドックスなバケモノ系ホラーなんだけど、ひねりの効いたストーリー構成が見事!  構成の妙で後半の展開はグイグイ引き込まれました。ホラーとしてはもちろん、単純にエンタメとして面白かったです。

脚本・監督を務めたザック・クレッガーは、単独ではこれが初監督作とのこと。ホラーじゃない作品もぜひ観てみたい!

 

RRR(2022年製作)/主演:N・T・R・ラオ・ジュニア/監督:S・S・ラージャマウリ/上映時間:179

評判どおりのエンタメ要素全部乗せムービー! 映像、演出、音楽∙∙∙∙とにかく圧倒されっぱなしの3時間でした。なんかもう面白すぎて涙出ましたよw

特にやられたのが音楽。ダンスシーンはもちろん、気持ちを高揚させまくるインド特有のパンチのあるリズムと旋律に、終始爆アガり状態だったなぁ~。他のエンタメ系作品を観るのは、ひとまず本作の強烈な余韻がさめてからにしようと思います∙∙∙∙。

 

ギレルモ・デル・トロピノッキオ(2022年製作)/出演:ユアン・マクレガー/監督:ギレルモ・デル・トロ、マーク・グスタフソン/上映時間:117

ロバート・ゼメキスが実写リメイクした『ピノキオ』は焼き直し感しかなかったけど、本作はタイトル通りのデル・トロ風味あふれるちょっぴりダークなアレンジが素晴らしかったです。

舞台設定を閉塞感のある戦時下にしたことで、ピノッキオの無邪気さが際立ってましたね。国に操られる人間たちと、自由奔放な人形(ピノッキオ)という対比構造になっていたところも上手いなぁと思いました。でもまぁとにかくストップモーションアニメとしてのクオリティがエグいので、観といて絶対に損のない作品です!

 

ブラックアダム(2022年製作)/主演:ドウェイン・ジョンソン/監督:ジャウム・コレット=セラ/上映時間:124

ドウェイン・ジョンソン(以下ロック様)はリアルに暴れてナンボだと思っていたので期待値低めだったのですが、いやいやどうして、SFXバリバリのスーパーヒーローものもイケますね~。

やはりロック様は圧倒的な絵ヂカラがあるので、「5000年の封印から復活した破壊神」というバケモノぶりも説得力ありありw   ヒーローでもヴィランでもない“オレ様キャラ”が見事にハマっていたので、ラストまで一気に楽しめました。残念ながら興収面での赤字、スタジオ側のゴタつきなどがあって続編は無さそうですが、スーパーヒーローのロック様はぜひまたどこかで見てみたい!

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📺【BEST DRAMA】2022年に観たベストドラマ!

死霊のはらわた リターンズ 』シーズン1〜3(全30話)

カルト人気を誇るサム・ライミの名作ホラー映画『死霊のはらわた』三部作の、その後の顛末を描いたホラーコメディドラマ。

すっかりオッサンになったアッシュが、またしても“死者の書”に振り回されるわけですが、その振り回されっぷりに迷いがなくてサイコーでした。過激なスラッシャー描写、死体を使った不謹慎ギャグなどが満載なので、万人にオススメは出来ませんが、こんな突き抜けたアホなドラマがあってもいいじゃないですかw 

結論「やっぱりブルース・キャンベル最高!」

ストレンジャー・シングス 未知の世界 』シーズン4(全9話)

前シーズンから約3年、メインキャストの少年少女たちもすっかり大きくなってどうなるものかと思っていましたが、期待を裏切らない最っ高の内容でした。

緊張感が途切れない巧妙すぎる展開はもちろん、主人公たちの成長ぶりについつい保護者目線で涙腺を刺激されまくり∙∙∙∙。ダファー兄弟の創作手腕、恐るべし!

渋谷でやってたPRONTOとのコラボカフェ、連日予約殺到で行けずじまいだったので、ぜひまたやってほしいなぁ〜。

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🎮【BEST GAME】 2022年にプレイしたベストゲーム!

Stray

サイバーパンクな世界で展開される、迷子のネコを主人公にしたADV。フランスの小規模なスタジオが開発した、いわゆる「インディーズゲーム」なんだけど、インディーズならではの発想力とゲームセンスの高さが光る作品でしたねぇ。途中ややキビしいアクションパートもありましたが、ニャンコの愛らしさと独特のSF感に最後まで引き込まれました。

オリオリワールド

アニメ『アドベンチャー・タイム』を彷彿とさせるグラフィックが目を引くスケボーアクションゲーム。横スクロールで展開される多彩なコースの楽しさもさることながら、とにかくスケボーでの疾走感が気持ち良すぎw トリップ感のあるチルなBGMも含め、ストレスフリーなプレイ感がクセになる良ゲーです。

Injustice 2

DCコミックスのキャラクターが総登場する、2017年発売の格闘ゲーム。残念ながら日本版は未発売だったのですが、これはもったいない!グラフィックのクオリティ、操作性、ストーリーモードの完成度など、めちゃ良く出来てます。特に注目なのは格キャラの超必殺技! 技が決まったときの痛快な演出( ↑ 動画参照)がどれもサイコーすぎますw

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🚀【BEST HOBBY】2022年に買ったベストオモチャ!

MINI EPICS(ALIEN:Ellen Ripley、Xenomorph、PREDATOR:Jungle Hunter)/WETA workshop

ロード・オブ・ザ・リング』など、映画の特殊メイクやプロップ製作で知られる工房ウェタ・ワークショップから発売されている「ミニ・エピックス」というフィギュア・シリーズ。可動部分はありませんが、アニメ調にデフォルメされた造形と躍動感のあるポージングがどれもイイ!この絶妙なデザインセンス、ツボです。

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📚【BEST BOOK】2022年に読んだ面白かった本!

エレクトリック・ステイト/シモン・ストーレンハーグ 著

スウェーデンの作家シモン・ストーレンハーグによるグラフィックノベルディストピア世界を舞台に、少女ミシェルと小型ロボットが旅をするというストーリー。

まぁとにかくストーレンハーグが描くアートワークが素晴らしすぎ! 空想とリアルが絶妙に混在するディストピアの描写がホントに見事で、すっかり魅了されてしまいました。Netflixで映画化が決まってるらしく、なんと監督はルッソ兄弟、主演は『ストレンジャー・シングス』のミリー・ボビー・ブラウンクリス・プラットとのこと。こりゃ楽しみだ♪

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🎧【BEST MUSIC】2022年のベストミュージック♫

CAPSULE『ギヴ・ミー・ア・ライド』

電気グルーヴ『HOMEBASE』

iri『STARLIGHT』

iri『friends」』

● METAFIVE『Wife』

MONDO GROSSO『IN THIS WORLD feat. 坂本龍一』

VINI『The Cage』

ザ・リーサルウェポンズ『昇龍拳が出ない feat.カプチューン』

● ザ・リーサルウェポンズ『ねこねこヘヴン feat.上坂すみれ』

ザ・リーサルウェポンズ『シューティングスターレディオ feat.宇多丸,スーパー・ササダンゴ・マシン』

THE 2『恋のジャーナル』

Vaundy『踊り子』

THE SPELLBOUND『はじまり』

きゃりーぱみゅぱみゅ『キャンディーレーサー』

7セグメント『イビツな計画』

Tokimeki Records feat. ひかり『透明なガール 〜Dye me〜』

Tokimeki Records feat. ひかり『Sweet Escape』

Tokimeki Records feat. ひかり『One More Kiss』

Ginger Root『Loneliness』

ROCKETMAN『SANS SOLEIL』

Deep Sea Diving Club『Left Alone feat. 土岐麻子』

パソコン音楽クラブ『SIGN feat. 藤井隆』

曽我部恵一『まぶしい世界』

Night Tempo『Be With You (feat. Ai Furihata)』

CHAI『夢のはなし』

Lucky Kilimanjaro『週休8日』

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🎉【Goodbye 2022】今年の私的総括

おかげさまで今年は単行本を3冊も出すことができました!ご愛読していただいている皆様に感謝感謝でございます!🤣 あと夏に『おしりダンディ ザ・ヤング』のスタッフでひさびさの食事会をやれたことも嬉しかったです。コロナの状況にもよるけど、来年はもっと気軽に集まれる機会が増えるといいなぁ。