けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

プレ・プレゼント。

待っていても誰もクリスマスをくれないので、自分でプレゼントを用意しました。

こちら。

やっほー!年末恒例のミステリ・ランキング本だ。毎年、一年を振り返ってのランキング(おすすめ本)が発表されるのです。楽しみにしているのです。探偵小説研究会編著「本格ミステリ・ベスト10」(原書房)。

ほほう。今回のランキングの一位は、やっぱりあれか。そうだよな、あれしかないよな!・・・まあ、ランキングは横において、冷静に私の読みたいと思った本を書いてみよう。

一番気になるのはこちら。

方丈貴恵「少女に向かない完全犯罪」(講談社)。紹介文を引用してみよう。

性格の違う二人が、時にはぶつかりあいつつバディとしての絆を強めていく様子が好ましい。(中略)少女のそんな成長ぶりも楽しい作品だ。

私は、バディ物と成長譚に弱いんだよなあ。著者の他の作品を読んで満足したことでもあるし、これは読んでみよう!と思ったら、持っている「竜泉家の一族」シリーズを読んでいないことに気がついた。こっちを先に読まなくっちゃ。

追っかけシリーズの新作が四年ぶりに登場!

櫻田智也「六色の蛹」(東京創元社)。魞沢泉を主人公とする連作短編集だ。著者は短編ミステリの旗手から、名手に格上げしてもいいくらい。順位も上げてきているしなあ。ただ、このシリーズの前二作品は文庫で所有している。ここで手を出すのはバランスが悪いし、なによりも年間の単行本枠*1をここで使うのは・・・。でも、年末年始の読書状況によっては、購入して読んでしまうと思う。

出た!

青崎有吾「地雷グリコ」(KADOKAWA)。賞を総ナメにした作品だ。その発端は鮎川哲也賞だ。ということで読みたいんだけど、いまいち信用できないんだよな。じゃんけんの新ルールと本格ミステリとの融合なんて。とはいえTwitter人気は群を抜いているしなあ。と迷っているうちに一年が過ぎてしまった作品。ここまで待ったのだから文庫落ちを待つことにしよう。

ところで、今年読んだ作品がランクインしていた。

クスタにタスク、もとい楠谷佑「案山子の村の殺人」(東京創元社)。これについては感想文を書いていた。

楠谷佑「案山子の村の殺人」(東京創元社) - けろやん。メモ

今ひとつだったみたいだけど、評価はずいぶんと高い。好みということもあるかな?私も次作に期待と書いたので、次作を暖かく待っています(できればシリーズ化で)。

こんな感じなプレゼントでした。

*1:私は年間、単行本は5冊くらいしか買わない。スペースとお金に限りがあるからね。