「楽天 vs GIGAZINE」の敗者は「はてなー」


今回の騒動は、全然違う所で示唆的だった。まず、関連記事をまとめると、


GIGAZINE記事

楽天擁護GIGAZINE叩き記事

楽天の声明


で、火が付いたのは、この記事。
楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明 - GIGAZINE

これに対して、「楽天擁護GIGAZINE叩き記事」が上がってくる。そして、楽天も声明。

□ 2009年05月28日

【お知らせ】一部ブログによる掲載情報の事実誤認について
日頃より、楽天市場をご利用いただき誠にありがとうございます。

昨日5月27日、一部のブログが「楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を1件10円でダウンロード販売」との情報を掲載しましたが、 全くの事実誤認でありますので、お知らせいたします。

当社は個人情報の取扱いに関して万全の管理体制を敷いておりますので、お客様におかれましては、今後とも安心してお買い物をお楽しみ下さい。

http://www.rakuten.co.jp/help/whatsnew/

これって、何がどう誤認なのか、何がどう万全なのか、具体的な事がなーーーんにも書いてないんだけど、、「楽天擁護GIGAZINE叩き」系はなぜか「ほれ、見ろ!」的反応。


で、いま、GIGAZINE叩きが盛り上がってるところ。



でも、、「楽天擁護GIGAZINE叩き記事」を読んでもそれらに書いてある事実・情報は、「楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明 - GIGAZINE」自体に書いてある事と全然変わらないんだよね。最初からGIGAZINEに書いてある事と同じ事を書き直して、「GIGAZINEひでー」って言ってる。


それなのに、ブコメを見ると、そんな「楽天擁護GIGAZINE叩き記事」に溜飲を下げて、「GIGAZINEひでー」って言ってる。


なんなんだろなー、と思ったけど、「GIGAZINEひでー」って言ってるはてなーの多くは、「楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明 - GIGAZINE」のタイトルしか読んでない、少なくとも記事の中身はろくに読んでないという事なのかと理解した。そうでもなければ、同じ事を書いてる記事の片方を叩いて、片方に溜飲を下げるなんて、説明が付かない。


それであらためて思ったのは、
「楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明 - GIGAZINE」は、はてブを1000以上も集めてる訳だけど、ホッテントリなんて、実際にはタイトル位しか読まれてないんだなってこと。


つまり、はてブってのは、ド素人のようにタイトルに釣られて中身もろくに読まない連中が、タイトルに釣られて中身もろくに読まないままブクマしてカウントを伸ばしていく、ひでー集合愚システム的側面がやっぱりでかくなってるなーと、思いを新たにした。このままでいいんだろうか。このまま闇雲にユーザを増やして行ったら、しまいには釣り耐性のない2ch*1の出来損ないになっちゃうんじゃない?とか思った。

*1:のVIPやN+などの大規模板