この本、わかりやすすぎっ!電車ででもすらすら読めるぜ。名づけて「電車で線形代数」。
一応、物理学徒だった過去があるので、線形代数は一通りやっていたのだが、Ker A とかIm AとかJordan標準形とか、かなーり怪しくて、「まあ、MatLabもMathematicaもあるからいいか…」なんてくらい弱気だったんだが、もうそんな過去にはおさらばさ。
「Jordan標準形だって?おっと、そいつはオイラにまかせてくんな」ってなかんじですよ。LU分解のプログラミングによる実装方法を事細かに教えてくれたりして、すっごく親切。
ふざけた表紙に似合わず、結構レベル高め。行列式だとか転置行列だとかで始まって、一気にJordan標準形までいきまっせ。もしかすると、この教え方は大学の線形代数の標準コースになるかもな。
佐武の線型代数学をカッコつけて読んで撃沈したチミ(あ、オレか)、これはお勧めだよ。