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2010年 09月 19日
結局Kindle 3を購入した。そのインプレッションである。ちなみに、このデバイスで日本語の文書を読むことは最初から考えていないので、その検証はしていません。 Pros: なんといっても紙の文書と同じで、バックライトがないので何時間でも読み続けることができる、超快適読書である。 軽い!小さい!大きさは四六版で、厚さは50ページの紙くらいしかない。重さは160GBのiPodと同じくらい。まさにこれは毎日持ち歩けるレベル。 シングルカラムの論文PDFはムッチャ読みやすい。これはアタリ。ただ、数式が長くなると苦しいし、グラフを多用されるとちょっと無理があるかも。 Amazonの書籍はまさにバッチリ。数学書も代数・整数論や確率論くらいの本なら十分ストレスなく読むことができる。図が相対的に多くなる幾何や解析は難しいかもしれない。お陰でKindle版の書籍をのべつ幕無しに購入するはめに…。 instapaperとの相性がムッチャすばらしい。instapaperはKindle用にmobiファイルを出力する機能があり、それをUSB経由でKindleに取り込めばもうパラダイス。The Economist, The New Yorker, The New York Review of Books, Slate, Vanity Fairなどが展開するWeb上のリソースがあり得ないほど快適な読書マテリアルに変わる。 Cons: Webブラウザはあくまで"Experimental"である。実用的には使いものにならない。TwitterとかKindleから使うのは全く現実的でない。 ダブルカラムの論文PDFはかなり苦しい。ズームの調整が100%, 150%, 200%...というように大雑把すぎる離散値なので、Elsevierのようなヒネくれた欧州系ペーパーのスタイルシートを用いて出力されたPDFの閲覧は対応不可能なことが多い。もうやめないか、意味なく面付けするのは。 僕が普段使いしているRead It LaterはKindleには全く対応していない。これは購入するときには考慮していなかったので一つの誤算である。 辞書は表示速度が遅すぎてあまり使えない。使えたとしてもショボイNew Oxford American Dictionaryなのだが。 アルファベット以外のキー入力はギャグのようだ。 やはりページめくりの遅れや、カーソルキーの操作感など、電子ペーバーを採用することによるドローバックはある。何度も画面をスワイプしたくなる欲求を抑えられない。 Conclusion: 色々比較衡量してみると、これはアタリ。まさに毎日持ち歩いて文書を読むためのデバイスだ。この二日間、こればかり読んでいる。もうこれからは英語で書かれたポップサイエンス、ポップエコノミクス、ノンフィクション、フィクションなどの本、そしてあまりグラフや数式が多用されない数学、物理学の教科書はKindle版しか買わないと思った。 --- 追記 その後、いろいろなサイズのPDFをKindle 3で開いてみたが、レターサイズ以上のサイズでほとんどマージンが設定されていないPDFは、Kindle 3のページ移動の自由度のなさのために、読むことが拷問になることが判明。これは誤算だ。そうか、半分くらいの論文PDFは実用的に読めないのか…。やはり、論文は両面印刷して読むしかないのか。 ちなみにページ内の細かい移動は"shift + arrow key"である。横向きにしているときは、非常に押しにくいキー配置だ。 結局、Amazonから購入する本か、自分で書き出したPDF以外の文書の表示については過度な期待は抱いてはいけないのか。 --- コメントありがとうございます。 はい、kindlefeaderはKindle 3が着いてすぐに試しましたが、ここ経由で送られたコンテンツは図がニグレクトされるのです。僕の使用目的の場合、グラフや図が比較的多いコンテンツを読みたいので、図が表示されないというのは致命的なのです。 あと、Instapaperのサイトでmobiファイルを作成しても、http://terrytao.wordpress.com/ などの数式を外部の数式作成機能で図として供給されるサイトは対応できないんですよね。これは予想外のアウチでした。しょうがないのでキャプチャして読んでいますが…。
by yutakashino
| 2010-09-19 22:01
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