セカイの記録

執筆した小説の裏話とか日記とか

CH.25 幸せになった、ある少女の話

どうもです。今回は

#16 希望のカケラ | 音撃【魂のセカイ】

についてのお話。

 

椿の今までの話を踏まえた、椿の独白。絶望だった彼女が希望を取り戻して幸せになる話。何度も言いますが、椿の物語は『希望の物語』なんです。

 

時系列を説明すると

交通事故↓

カノンとの出逢い、別れ『友に贈る、希望の言葉』↓

莉玖との出逢い『約束の握手』↓

梨緒との出逢い『素直になれない君に安らぎを』↓

マフラーの秘密を明かす『優しさの跡』↓

晴斗と出逢う↓

莉玖が幸助と出逢い、結ばれる↓

晴斗と再会↓

莉玖が諒を出産、晴斗と晴れて恋人になる(直後が『夜空の花火に、本心を隠して』)↓

晴斗と結ばれる↓

懐妊↓

マフラーをくれた祖母が亡くなる『想いの物語』↓

望結を出産『繋ぐ想い、希望の世界』

となってます。この2年で、結構な物語を書いてきたと思います。

 

世界に絶望し、全てがどうでもいいって思っていたあの時。かけがえのない友との出逢いが、全てを変えてくれた。大切なマフラーが、自分を支えてくれた。

最後に椿はこう独白しています。

私は、この世界はつまらないと思っていた。全てがどうでもいいって、そんな日々だった。
でも気づいたら、周りには"希望"がたくさんあった。おばあちゃん、カノン、莉玖、梨緒、奏坂のみんな、晴斗、そして……望結。

 

私はいつか望結に、私が見てきたものを伝えるつもりだ。この子もいずれ、世界に絶望するかもしれない。理不尽さに失望するかもしれない。私もかつてはそうだった。でも、みんなのおかげで……「この世界は捨てたものじゃない」って思えた。だから……私が愛用していたマフラーを託したの。私が貰った"希望"を、この子に伝える為に。

 

希望の物語はまだ、終わらせるつもりではない。自分の世界での椿の物語は……自分しか書けないと思うから。

椿の話は、よく泣きます。

 

今回はここまで、では。