感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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古味直志先生『ニセコイ』16巻 集英社 感想。

今回もKindle版にて。
なお、今回から……かな?
背表紙・カバー折り返し、本体・表紙、本体・裏表紙も
EXTRA PAGESとして収録されています。
わりとこういうところを押さえてくれるのは
ファンとしては嬉しいかも。
結構、このあたりのフォローのない電子版って、あるんですよね。


さて、今回のサブタイトルは"ソックリ"。
ゲストキャラの登場するお話が今回の中心。
楽のひとの好さだったり、千棘の機転だったり、
それぞれの良さが活きています。
登場場面こそゲストキャラの方が多いのですが、
楽と千棘の距離がちょっと近づいた感じもして。


他のお話も、
それぞれメインのヒロインがピックアップされる形で、
バランスの良い構成になっています。
万遍なくファンを拾うような。
悪く言うと、メインのお話がほとんど進んでいない!
ともいえるのでしょうが、
個人的にはみんな可愛いし、キャラも走っていて、
今回も大満足、なのでした。


ということで、感想でございます。


★以下、ネタバレがありますので注意★

■羽姉の苦手なこと。

第135話 ウタゴエ
完璧超人、と思われた羽姉ですが、まさかの苦手ががが……。
しかも、わりと発揮した際、周囲に多大なる迷惑を巻き起こすものだから、
さらにタチが悪い(笑)。
若干、自覚がある風なのはマシなのですが、
破壊力は絶大で……とりあえず、ピンチをよく凌いだ感じです。

■ソックリさん?

第136話 ソックリ
第137話 ヨカッタ
第138話 ダイキチ
第139話 スピーチ
千棘のソックリさん?
となれば、「美棘かよ!!」と思ったのですが、
第136話のあとのページできっちりツッコミが入っていました(笑)。
美棘、というのは、
PS VITA『ニセコイ ヨメイリ!?』に登場するキャラクターでして。

それはそれとして、
そっくりさんを他人とは思えずにサポートする
楽と千棘の息がピッタリで。
なんだ、お互いの距離、近くなってるやん、と、
ほっとしたのでした。
もちろん、そっくりな王女さまとの色々も楽しかったのですけれども。


あー、あと、第137話の扉絵がめっちゃイイ!!
太ももが素晴らしい!! けど、どっちなんだろう、この娘。
千棘、なのかな???

■謎の香水。

第140話 スイミン
何か怪しい小物が登場すれば、それはもう鶫の話で(笑)。
定型のひとつになりつつありますが、
これはこれで好きなんですよね(笑)。
鶫の葛藤する姿がまた、可愛くて。

■ホントの舞子くん。

第141話 セイジツ
るりちゃんの話なのか、舞子くんの話なのかは、
なかなかに微妙……
ひょっとしたら、るりちゃんが自分の気持ちに気づく話、
なのかもなー、とは思うのですが、
んなこと言っていたら、るりちゃんの鉄拳が雨あられ、
なのかもですねん。


しかし、なかなか舞子くんのように、
セイジツにはできないのではないかなぁ、と思うのでした。
こういう経験はないですけれどね。

■苦手克服!

第142話 ドウブツ
万里花メインのお話。
って、動物苦手だったのね……楽様の一件があったのに。
んでもって、苦手克服のために四苦八苦、なのですが、
そうそう上手くは参りませんわなぁ。


狙いすまされてる感はありながらも、
ハムスターが服の中に入ってしまった万里花、
めっちゃえちぃ感じでございました。
腰とか、ヘソの感じとか、ね……露出が多いわけではないのに、
変にグッとくるのよ。


あと、楽のフォローが素敵。
こういうのを自然にできるのがモテる秘訣なのかもですが、
私には無理だ(笑)。

■お手伝い。

第143話 ハタラコ
こちらは小咲ちゃんのお話。
スイミン、くらいにしか他には絡めていなかった気もしますので、
きっちりメインのお話があってホッとしたり。
……どちらかといえば春ちゃん推しなんですけどね(^^;)。


小咲母の策略により、旅館のお手伝いに駆り出されるふたり、
という、どう考えても波乱フラグ立ちまくりな展開で。


今回のソックリさんエピソードみたいな、
距離感が縮まるような感触がなかったのは
ちょっと残念かしら、とは思いましたが……
いや、本編には描かれなかったところで色々……
という妄想をさせるラストではあったのでした(笑)。


まぁ、布団を離したりとか、色々したんだろな、
などとは思いますが……。
「ゆうべはおたのしみでしたね」
なことにはならないだろうなぁ……
でも、千棘に知られたら鉄拳で、
るりちゃんだったら「やるじゃない」、
って感じなんだろなー。

★総括★

進展はほぼないけれど、
それぞれのお話はキャラクターも走っていてよかったな、
と思うのでした。
メインのお話を進めるのはいつでも出来るでしょうし、
もちっとエピソードを楽しみたいな、というのが、
私の願いなのではありますが、
先をみてみたい気もしないでもなく。
難しいところですよねー。


我らが春ちゃんはおまけで登場。
きっちり春ちゃんで、よかったです!
やっぱ、可愛いよなぁ……。

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