週末に開催された「DevLOVE X」に参加し,2日目に発表をしてきた!今回の発表タイトルは「技術ブロガーを育てる!ブログメンタリングで何を教えているのか」で,今まで約1年半続けている「ブログメンタリング」の事例紹介をテーマにした.さらに関連する話題として,「アウトプットの再定義」や「ブログを書く理由(モチベーション)」や「メンタリングの技術」も話した.発表資料をフォローアップする.
発表資料
Public URL-ize
アウトプットの重要性はもう聞き飽きるほど聞いていると思うし,今回の DevLOVE X でも何度も話題に上がっていたけど,僕の発表では,改めてアウトプットを再定義し,うまく言語化したいと考えていた.結果として「Public URL-ize」という言葉にした.意図としては,発表資料にも記載した通り,「URL で誰でもアクセスできて,検索可能な情報を作り出すこと」を意識することにより,多くの人に見てもらえる可能性があるし,フィードバックをもらえる可能性もある.「公開された履歴書」と表現することもできる.
なぜブログを書くのか?
ブログの習慣化に悩んでいる人と話すと,様々な「書くことを諦める理由」を聞く.例えば「二番煎じだから」とか「誰でも知ってることだから」という理由をよく聞く.もし本当に似た内容の記事が既にあるとしても,自分自身に新しい学びがあったのであれば「自分の学習メモ(学習履歴)」として書き残しておくことに価値はある.最初から「誰かの役に立ちたい」なんて考えなくて良いと思う.「ブログを書く理由(モチベーション)」は段階的なので,まずは「自分のために書く」ことを意識すると続けやすくなると思う.
なぜブログメンタリングを始めたのか?
アウトプットをしたり,ブログを書くことに価値があることは理解しつつも,実際に習慣化しようとすると挫折してしまう人は多い.そんな状況をどのように打破できるかを考えた結果,もしかしたら「習慣化できた!」という小さな成功体験を感じてもらうことに価値があるのでは?と考えた.そこで,ブログのパーソナルメンターになるべく,約1年半前に「ブログメンタリング」をはじめた.今では「ブログのライザップ」と言われることも増えている.
過去に発表をした「ブログを書く技術」も「習慣化する技術」も,伝えていることは何も変わってなく,参考にしてもらえればと思う.
メンタリング技術
後半は「ブログメンタリング」の事例をベースに,よく知られた「メンタリングの技術」に対する僕のスタイルを紹介した.発表資料の下側に青枠で囲っている部分はメンタリングの技術をできる限り抽象化して言語化している.
僕自身,多くのメンタリング経験があるわけではなく,数年間担当していた「Engineering Manager の経験(1 on 1 など)」と「プログラミング講師の経験(マンツーマン)」をベースにしている.さらに2017年に書評を書いた「コーチングの基本」から学んだ内容も自分なりに応用している.例えば「傾聴」や「他責/自責」や「アクノレッジメント」など.また発表資料にも載せている通り,最近では「エンジニアリング組織論への招待」にも「メンタリングの技術」が詳しく載っている.
発表中
DevLOVE だ!と感じられるポジティブな雰囲気の中で発表できた.冒頭に「笑って OK 😃」という話もしたため,楽しく聞いて頂けたように思う.締めは鬼スベリも覚悟しネタに挑戦した!多くの実況ツイートもして頂き,Togetter を見たら非常に盛り上がっていた!また最前列に座られていた id:yoshidashingo に褒めて頂き,とても嬉しい!
カックさん @kakakakakku のブログのメンタリングの話、俺の100億倍準備してる(スライド、トークスクリプト、リハ)わかりみがスゴい完成度なので次回は渋谷公会堂か日本武道館に連れて行ってあげたい #devlovex #devlovexD カリスマやで pic.twitter.com/ikyBkaj2n9
— しんご (@yoshidashingo) 2019年6月23日
まとめ
「DevLOVE X」に参加し「技術ブロガーを育てる!ブログメンタリングで何を教えているのか」というタイトルで発表をしてきた.「ブログメンタリング」の事例紹介は今までしたことがなく,今回はじめて公開した情報も多くある.ブログの習慣化に悩んでいる人の助けになれば嬉しいし,もし興味があればブログメンティに応募頂ければと思う.
そして今回は友人たちに発表資料の事前レビューをしてもらったことによりクオリティを高めることができた.本当に感謝!特に id:ykmc とはカフェで打ち合わせをして,ストーリー展開の客観的なフィードバックをもらえて助かった.さらに今回 DevLOVE X という最高のイベントで発表をする機会を頂けた id:HirokiHachisuka に本当に感謝!
おまけ : MigMix 1P
最後に発表資料に使ったフォントを紹介しようと思う.直近2年間は「コーポレート・ロゴ」をずっと使っていた.パッと見たときに惹かれるインパクトがあり,今でも個人的によく使っているけど,今回はフォントを変えてみることにした.様々なフォントを検討した結果「MigMix 1P」にした.丸さのある美しいフォントですごく気に入っている.
発表資料は Keynote を愛用している.「Keynote ベストプラクティス」は以前に公開した記事を見てもらうと良さそう.