バトオフ第2回の愛

 

【ただいま】チャレンジャーがやってきた!新たな戦いのはじまり!【はじめまして!】【#バトオフ】

 

 というコンテンツをしばらく、……まあちょっと前の話ですが、追いかけていました。テレビ東京がYouTube配信番組として、一本満足バーをスポンサーにして制作している番組。取り扱うのはポケモン対戦のシングルバトルで、第一回ではYouTubeなどで配信活動をしているうまいプレイヤーにオファーをかけ、熱いバトル大会の模様を流していたのでした。

 

 なかなかニッチな企画だとは思うのですが、思いのほか反響があったようで、1年もたたずに出てきたのがこちらの第2回の企画である。

 

 今回は、前回大会に出場したプレイヤー5名を「チャンピオン+四天王」に見立て、そこに挑戦者チームがチャレンジしていくという体裁に。

 

 ……と、「上手い人どうしのガチバトル」というのがウケていた前回のコンセプトとはちょっとずれる感じになっていて、最初の段階では盛り上がりがどうなのか、疑問視もされていた。

 

 実際、ポケモンシングル対戦というのはけっこう実力差が出るものらしく、競技観戦という意味での魅力は正直前回と比べて失われていたと思う。あそこにいた出演者も制作側も、この形式で企画をするのが本意だったという人はたぶんいなかったのではないでしょうか。

 ただ、そのしっくりこなさがほとんど画面を通しては感じなかったのがとてもよかったです。誰かがやる気を失くしたら、すべて白けて、ただ終わらせましたみたいな番組の空気になってもおかしくなかったと思うのですが、そうはなっていなかった。それをそうさせたのは、多分プロ根性というよりはそれ以前の、その場にいる出演者と制作者が共有していた、純粋な「ポケモン対戦」というコンテンツへの愛だったのではないでしょうか。

 

【きのうの敵は】終わりなきバトオフ!また逢う日まで!!【きょうの友って】【#バトオフ】

 当然、愛されているものは伝わるし、継承され末長く残っていく。どうも第3回もやる方向で既定路線のようです。次回はどんな形式になるか楽しみにしつつ、振り返り動画などを見てみる側としての勉強を頑張ります。

お前らは全員NSCに行け!~なもり「ゆるゆり」~

 

 実家にはあるんですが最近電子書籍で買いなおしてキャッチアップしました、「ゆるゆり」。あいかわらず面白かった!

 

 「ゆるゆり」は一迅社コミック百合姫の看板と言っていい作品だと思うのですが、百合、というよりふつうにギャグが面白く、笑える漫画としてずっと楽しんでいます。ギャグマンガと言えば絵の力を生かした笑いが使える土俵なのですが、「ゆるゆり」はそうではなく、登場人物どうしのかけ合いとキャラクターを使った、「しゃべくり漫才」のような笑いをずっと展開していて、いいんですよね~。

 

 とにかく登場するキャラクターみんな面白い。作中で進路は明言されていませんがおそらく全員中卒でNSCに行く*1のではないか。

 

 

 とくにツッコミが面白いのがいいですね。フォントを変えたり、吹き出しの位置やコマ割りでの誘導を駆使して、声を出す通常のボケつっこみの醍醐味であるうまい間を再現*2している。

 それに限らず漫画の形式でやりたいことを表現する、というのが非常に上手い作家で、もし尾田栄一郎が不慮の事故で崩御してしまった場合続きの執筆を託されうる描き手のひとりであると言っていいでしょう。それは冗談かもしれませんが、キャリアの中で「ゆるく」も「百合」でもない、……まあ「百合」ではあってもいいか、とにかくシリアスな、代表作の一つと呼ばれてもいい分量のなにかを描いてほしいな、という願いはずっと持っています。「ゆるゆり大河」とかでもいいと思うのでぜひ。スピンオフで、登場人物一人一人の人生を長く追いかけていろいろなシーンを拾って、世相と絡めて、……っていい話になりそうじゃないですか。

 

 ちなみに一番好きな回は、おなじ意見の人も多いと思いますが(92)話。タイトルはなく、通し番号もなく、巻の目次には空白だけが置かれているという意味深な回ですが、非常にラブリーで爽快、見る人に印象を強く残す名作でしたね。13巻にはほかにもカットバックで二つの場所の会話をつなぐ形式的に凝った回とか、純情ピエロ・歳能京子のパーソナリティのすべてがつまっていると言っていい「ごらく部新年会」など、なもり先生のクリエイティビティが爆発している回が多数収録されていて、どれか一巻だけ親に「ゆるゆり」買っていいよと言われたときなどには選択肢の1番手になりうるのではないでしょうか。

*1:みんなけっこう自分が汚れるお笑いも厭わないのがすごいんですよね。友達を笑わせることに全力をかけていた中高時代を持つ身としては、展開を追うごとに尊敬とともに、悔しさも感じる。

*2:これ同人作家はどうしているのだろう。「ゆるゆり」って再メジャーじゃないにしてもそれなりに作者と読者のいるジャンルのはずである。でも逆に原作のちょけ要素を全切りしてロマンティックに振るきっかけになっていたりするのかもしれない。

いまだに孫権に荊州を奪われる場面で底から辛くなって何も手につかなくなる

 

【三国志】その男は英雄か悪臣か「姜維」を徹底解説!【ゆっくり歴史解説】

 最近よく見ているゆっくり解説動画がこちら。人物や出来事などをトピックにして、三国志のいろいろなシーンを30分アニメ1話分くらいのボリュームにまとめて語る動画を多く投稿している。スタイルに尖ったところはないですが、それだからこそ「三国志」というコンテンツの良さがシンプルに楽しめる。これがとても面白くて、最近はよく生活のBGM代わりに流しています。

 

試験に出る三国志 - YouTube

 「試験に出る三国志」という、世界史の授業で出てくるときは一瞬で終わる(好きな人は後漢が終わるのを楽しみに待っているのだが、報われない*1)という三国志あるあるを逆手に取っているチャンネル名なのもいいですね。動画の最後にあるミニ試験も、邪魔にならない良いシグネチャーである。

 

 僕も子供のころは人並み程度には三国志をたしなんでいて、そのころは武将の名前をそらで30人くらいは言えたのではないでしょうか。最初は図書室にあった何らかの10巻組くらいの三国志演義子供向け版みたいな本を読んでいて、そのあと祖父がどこからか拾ってきた横山三国志も読んだと思う。

 ただ、前者は人気の本だったのでタイミングが合わないとなかなか借りれなかったし、後者は後者で拾いものなのでごそっとない巻やところどころない巻があったりで、ちゃんと最初から最後まで通して読んだことはない気がする。

 

 で、中学校に上がるころには興味が理系寄りになっていって、ゲームとかもやらなかったので、それ以降はとくに触れていない。というのが個人的な三国志遍歴である。

 

 そして、それ以来20年ぶりくらいにこのチャンネルで三国志の話を聞いて、いまだに孫権に荊州*2を奪われる場面で辛くなって再生を止めようとしてしまうくらい熱くなっている自分がいて新鮮な驚きでした。子供のころもマジで悔しかったもんなあそこは…。「歴史は最高のエンタメである」というのがこのチャンネルのモットーだとチャンネル説明欄に書かれているのですが、まさにその通りだ……。

 

【三国志】「関羽」は「蜀漢滅亡」の原因なのか徹底解説!!【ゆっくり歴史解説】

 ↑荊州回

 

 もうすこし深めたいなという気がしているので、横山三国志でも演義の原典でも、もう少しアカデミックな本でもよいですが、なにかで通して三国志を読みたいですね。この年末年始休みの最楽しみtodoかも。

 

*1:乱世を生きる人々の運命と同じである。

*2:知ってる人はわかると思うんですけど、荊州ってめっちゃ大事なんですよ。

サンタのコスチュームは

 

サンタのコスチュームは
困窮を隠すための
ふたりで考えた嘘だった

呼べばもっと早く
来るであろうものを
黙って待っていた
時間はもったいなくなかったから

君の夢にうなされたい
佃煮屋の実家に帰りたい

指の寒さで早めに切るシャッター
保存されなかったその
何瞬かあとの世界

SASUKE公式チャンネルに上がる動画を、これからみんなで観ましょう💪🦵

 

 クリスマスは単体だとそこまで面白い日ではないのですが、行われたSASUKE2024のおかげで素晴らしい1日になりましたね。

 

長野塊王

 今日一番印象に残ったのが長野塊王の1stステージパフォーマンスでした。ドキドキしながら見守っていた前回とは違い、始まったところからもう簡単に行くんだろうな感がすごかった。どのエリアもゆったりと攻略していくんだけど、時間にもぜんぜん追われないっていう。余裕をもって、どの時間帯にどこで何をしていればいいのか、完全に自信があるような感じ。「パフォーマンス」と呼ぶのがふさわしいような身のこなしでしたね。

 セット上以外でも抜かれる機会多かったですが、ぜんぜんカメラを見ないのもカッコよかった。

 

漆原裕治

 今回、マイナーチェンジながら3rd常連の猛者たちを苦しめた「スイングエッジY」。それを軽々、正攻法で攻略していくのはすごかったですね。……もうあと何度空を飛び回る彼を見ることができるのか、という年になっていますが、毎年毎年、「でも本当に深刻になってくるのはこれからだろう。今じゃないな😋」と見る側を安心させてくれるパフォーマンスを続けているのがすごい。

 

宮岡良丞

 今回、「.BURST」を人類初攻略し、FINALステージを見せてくれたのはこの男でした……! 感動した。

 いまのところ本当に「修羅」という感じで。……見ました? 煽りVの画作り。広くはない自宅に這いまわるパイプ、練習用セットは生活空間に侵食していて、ご飯はキッチンにキャンプ椅子を立てて食べる背中。もちろん今は笑顔でSASUKEに仲間たちと挑戦している常連選手の何人かもそういうキャラだった時期はあるのですが、……だからこそ、回と仲間とのきずなを重ねていって、やわらかい表情で和気あいあいとジョークを飛ばしながら緑山を歩く姿*1を何回かあとには見たいと思います。SASUKEは競技である以前に、人生なのですから。

 

まとめ

 ただ、文句を言いたいところもあって、……うれしい文句でもあるのですが、実地で起きている出来事に対して放送時間が足りな過ぎる!

 これまでもダイジェストは多用されてきたのですが、やはりここまで、とくに3rdを「スイングエッジまでカット」とされるとみている側の感情移入度としては厳しいものがある。SASUKEって落ちる瞬間だけ見ても楽しくないんですよ。ニュースではないですからね。それまでのエリアを越えてきた姿に、……たとえ特筆すべき見どころがなかったとしても、その時間を一緒に画面の前で過ごしているから手を握って応援できるわけで。で、欲を言えばセットの上だけではなく、緑山、スタート地点に上がるまで、その1年間、いや、SASUKEを志してからのすべてのストーリーを知りたい。

 

SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル - YouTube

 オンエアには一定の限界がありましたが、でも安心できるのがSASUKEというコンテンツ。SASUKEの制作陣はSASUKEを愛していて、ものすごい数のカメラを回していて、たくさんのものを捉えている。これから公式チャンネルに、選手のひとつひとつの姿が更新されていくでしょう。

 今日見たのはひとつの速報、ハイライトみたいなものである。これから春ごろまで順次上がっていくでしょう動画のすべてを合わせて、SASUKE2024なのである。これからも引き続き、みんなで楽しみましょうね!💪🦵

 

【初出場.BURST到達】突如現れた規格外の男 愛媛銀行職員 宮岡良丞

*1:今回は出場同期?の内宮さんと組にする演出が多かったですが、はたして…? 家は遠い。

最近見ているゆっくり解説集

 

 最近見ているゆっくり解説を紹介します。ゆっくり解説動画なんて、いくら見てもいいですからね。そんなことはないか。

 

解説するテーマを間違えているゆっくり解説

 まずは前菜から。チャンネル名「間違えているゆっくり解説」の通り、ゆっくり解説をパロディしたネタ動画を専門に投稿しているチャンネル。とくに「東方愛が1mmもない人が作ったゆっくり解説」は力作でしたね。

 週3投稿を宣言しているが、そんなにネタある?と心配になる。でも、チャンネル概要欄で投稿数を宣言するというのもパロディの一要素なので、外せなかったということなのかも。

 

歴代のGOTY受賞作を一挙紹介(2003年~2013年)【第195回前編-ゲーム夜話】

 こちらはゲームの話題を紹介する「ゲーム夜話」というチャンネル。「夜話」ってつくコンテンツ、ちょっとひねくれたところのあるサブカルおじさんが、夜話だなんて冠で一歩引きつつでも中身では自分の価値観に沿った話を好き放題する…、みたいな先入観を最初もってしまったのですがそうではなく、けっこう客観的に、自我抑えめでクールに話すのが特徴的。「夜話」という名の通り、気張って聞くというよりは、ラジオ感覚で寝落ちしながら流すというのにも向いているかも。

 

 紹介されるゲームはギークというよりはナード寄り。古き良き日本のRPGが好きな人にはど真ん中でしょう。動画数ではなくトピックごとに回をカウントしているのでけっこうな数アーカイブがあるのもうれしいですね。

 

【デュエマ】テキストがバグってたカード

 個人的に定期新規開拓しているカードゲーム動画。こちらのシリーズよかったですね。退屈しない程度の茶番要素に、競技に寄りすぎず、かといってエアプ向けの雑解説にもならない、ちょうどよいバランス感のスタイル。

 やはり解説ネタが面白いというのは「ゆっくり解説」*1の原点。それがないがしろにされていない動画を見るとうれしくなります。

 

【SASUKE2024】放送がもっと楽しみになる!注目選手&新エリア徹底紹介!【ゆっくり解説】

 もう放送まで24時間を切りましたね、SASUKE2024! ……この動画は愛とスキ!にあふれているのですがそれ以上に事前まとめとしてとても優秀な動画、とくにライト層におすすめできるあまりコアに寄りすぎない仕上がりとなっていて素晴らしかった。

 しかしこのチャンネルが素晴らしいのは、ただ単に初心者に優しいからではない。

 

 なんとふだんの動画がSASUKEをマイクラで再現する、……セットを再現したものにマイクラキャラを挑ませて力の入った実況を当てるというものであふれ出る好きを制御しない、初期衝動があって本当に胸があふれそうになった。

 

 こういう輝かしい、勝利したアマチュアリズムを見るためにみんなインターネットをやっているのである。 

*1:まあこの動画は音声キャスト的に厳密には「ゆっくり」解説ではないと思いますが、もう一般名詞でいいですよね。

忘年会で食べたものメモ

 

 よく行っているバーで常連さんを集めた忘年会が開催されたのでお邪魔してきた。年齢層が高いだけあり、料理はとてもよいものばかりでした。なにを食べたか忘れたくないので、記憶が鮮明なうちにメモしておきます。

 

😋ホタテサラダ

 ホタテとベビーニンジン、ブロッコリー、カリフラワーなどをマヨネーズ系の味でまとめたサラダ。とてもうまかったのですが前菜なのでやはり多少余ってしまい、お開きのとき目の前で捨てられるのを偶然見てしまいちょっと切なかった。俺がお相撲さんであれば…

 

😋高級牛&豚しゃぶ(付け合わせ:ホウレンソウ、みずな)

 招待状にもしっかり「高級」と書かれていました。おいしかった涙。ほうれん草は初回ホウレンソウとは思わずに火を通さないまま持ってきてしまって、周囲に指摘され、やや恥をかいた。

 

😋蒸し牡蠣

 運送業界に大きな負担がかかっているのだろう。前日必着だったものがパーティーのはじまるちょっと前まで遅れて届くというやきもきさせる一幕があった*1が、そのあとはただ美味しいだけでしたね。

 

😋カニ

 このパーティーの序盤はひたすら全員が次から次へと運ばれてくるカニを解体する時間でした。ただ個人的には、……まあ今回は会に対して僕の立ち位置が、というのもあるのですがそうでなくてもどんな会でも会の序盤はあまり元気ないことが多い*2ので、カニタイムがあったのはとてもありがたかった。

 

😫ぶりしゃぶ(付け合わせ:みつば)

 遠いところにあったので、「後でとりにいこう」と思っていたらすぐなくなっていて食べそびれた。悔しいため、年内で個人的にぶりしゃぶはリベンジしようと思っています。

 

😋里芋鍋

 なんとぶりしゃぶ、肉しゃぶとあわせて驚異の三鍋体制である。ただ、いかんせん地味だったのと、誰の席からも一番遠い場所に置かれていたため終盤になってもけっこう余っていた。食べたらとてもとてもおいしかったです。

 

😋ガーリックトースト

 1個食べてたら酔っぱらった参加者が「やっぱガーリックトーストが一番うまいぜ!」って言って俺の皿に乗せてきたのでもう1個食べた(おいしかったです)。

 

😋だし巻き卵&湯葉

 おいしかったのだけどいまいち存在に気づかれていなかった皿だった。お開きのころには無くなってたけど、誰かが食べたというよりは空気を読んで早めに自らスッと帰ったみたいな感じ。

 

まとめ

 楽しい忘年会。何度でもしたいね。

*1:遅れて届いていたらどうなっていたんだろう。

*2:フレンドリーな人格が出てくるまでに時間がかかる。