ミニレビュー
0.1秒で無段階調光できる調光サングラスを衝動買い!!
2020年5月13日 11:30
なっ、なんですと〜!!! と、見つけた途端に思わず声を上げてしまったサングラスがあります。ビジョナップの「eShades(イーシェード)」です。
光の強さによりレンズ色の濃さが変化するスポーツタイプのサングラスです。そしてお値段29,700円(税/送料込み)。けっこうお高い。
の、です、が!!! このサングラス、何と0.1秒で瞬間的に調光するんです。瞬間調光!!! ↓こんな感じに。
メーカー名 | ビジョナップ |
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製品名 | eShades |
価格 | 29,800円(税/送料込み) |
普通のサングラスはレンズの濃さが一定。それだとトンネルに入った時や、屋外から屋内に入った時などは、暗すぎてサングラスを外す必要があったりします。
普通のサングラスのそんな不便を解消してくれるのが、調光サングラス。レンズに当たる紫外線の量に応じて、レンズの濃さが変化します。明るい場所なら濃いレンズ色になり、暗めの場所なら薄いレンズ色になり、いちいち掛け外しするの必要がありません。
ただ、調光サングラスには濃さの変化に十数秒から数分の時間がかかります。濃さの変化のレスポンスが遅めなので、その時間の分だけ「暗過ぎ」「明る過ぎ」を我慢する必要があります。
そんな調光サングラスのレスポンスの遅さを克服したのが、このeShades。一瞬で調光しちゃうんです!!! その間、わずか0.1秒!!! なっ、なんですと〜!!! と思った筆者は即購入。以降、eShadesの使用感についてレビューしてみます。
0.1秒で無段階調光、電池や充電は不要
eShadesのサングラスとしての詳細は後述するとして、まずその調光のしくみを少々ご説明。レンズ部分はフィルムLCD(液晶)で作られており、電気で色の濃さが変えられます。eShadesに内蔵された光センサーにより外光を感知し、光量に合わせてフィルム濃さを変化させることで、調光サングラスとしているわけですね。なお、電源は内蔵ソーラーパネルから得ており、充電や電池交換の必要はありません。
てな感じで、一見フツーのスポーツサングラスのようですが、実はちょっとハイテクな調光サングラスであるeShades。なお、外光に応じてレンズ色の濃さは0.1秒以内に無段階で調整されるとのこと。レンズの可視光線透過率は7〜37%の範囲です。では、実際にどういう感じで調光されるのか、写真と説明文で見てみましょう。
非常に俊敏に反応する調光サングラスです。紫外線で色が変化するタイプの調光サングラスと比べると、その濃度変化は別次元というレベル。
実際にこのサングラスを装着して外に出て歩いてみますと、日陰に入ると色が薄くなり、日向に出ると色が濃くなり、ちょっとした影に一瞬入っても色が薄くなったりします。ただ、その濃度変化は、かなり意識しないと気づけません。意図的に“急にサングラスのセンサー部に影を落とす”ようなことをすれば「あっ色が急に薄くなった」とわかりますが、通常はレンズ濃さの変化を意識することはほとんどないでしょう。
なので、徒歩や自転車やクルマなどでこのサングラスを装着していると、常にだいたい同じような見やすい明るさで周囲が見え続けている感覚。普通の調光サングラスがやや苦手とするトンネル通過時などはかなり快適で、明るい場所を走って急にトンネルに入っても「あっ暗すぎる」と感じることはあまりありません。その逆も然りで「明るすぎる」となることもあまりありません。
ん〜凄く便利。ただ、筆者的にはちょっと物足りない点も。それはレンズ色の濃さです。十分実用的な範囲(レンズ可視光線透過率は7〜37%)で色が薄くなったり濃くなったりはしますが、「もっと薄くなればなお良い」「もっと濃くなればさらに快適」と思います。薄い状態でも、照明が少ないトンネル内などだと「レンズ色があるぶん、ちょっと暗くて見えづらい」と感じます。濃い状態で直射日光が目に入ると「もう一段暗くなってくれるといいなあ」と思います。まあでも、これらはさらなる要望という感じで、現在のeShadesでもしっかり実用性がある調光サングラスではあります。