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地域鉄道・バスでもスマホで定期券が買えるように、JR西から新サービス「iCONPASS」登場

 西日本旅客鉄道とJR西日本テクシアは、バス・地域鉄道向けICOCA新サービスとして、ICOCA Web 定期券サービス「iCONPASS」を開始する。15日からは、三岐鉄道(三重県)で定期券を発売開始、バスや地域鉄道のIC機器での利用は3月以降に開始する。

「iCONPASS」

 「iCONPASS」はWebサイト上で、ICOCAのID情報を登録することで、窓口に行かなくてもバス・地域鉄道会社の定期券を購入できるサービス。

 JR西日本などの鉄道の定期券とバス・地域鉄道の定期券を、1枚のICOCAやモバイルICOCA /Apple PayのICOCAで利用できる。さらに、1つのアカウントで、最大5事業者のバス・地域鉄道定期券を購入・利用可能としている。

 定期券の新規購入だけでなく、払い戻しや継続購入もWebサイト上でできるほか、購入した定期券の情報や購入履歴、領収書はマイページから確認が可能となっている。

 また、証明書の必要な通学定期券等も購入でき、購入時に通学証明書等の画像をアップロードすることができる。ただし、JR西日本などの鉄道の定期券は、「iCONPASS」では購入できない。

 決済方法は、クレジット決済だけでなく、コンビニでの現金決済にも対応する。

 今後、2025年度中には「iCONPASS」で高齢者割引の乗車証等購入時に、マイナンバーカードを活用した本人確認も導入予定としており、これによって本人確認が必要な商品も窓口に行かずに購入が可能になるという。

「iCONPASS」利用方法【新規登録】

「iCONPASS」利用方法【購入申請→支払い】

地域鉄道・バスICOCAシステム導入事業者

 2021年春から展開を開始したバス・地域鉄道向けICOCAシステムは、今年度末には50社局を超えるバス及び鉄道事業者等に展開予定で、「iCONPASS」の導入事業者ついても順次拡大予定としている。