20代ワイド団信or団信に加入しない住宅ローンランキング
『団信が必須』は銀行の都合であってこっちの都合じゃない
20代の場合は、ワイド団信よりも個別に掛け捨てのワイド生命保険に加入した方がコスト面で有利です。団信にこだわらず加入条件を緩和した生命保険への加入も検討することをお勧めします。
【注目情報】
2024年2月からはフラット35の金利引き下げ制度「子育てプラス」がスタートするので、当初の期間最大1%引き下げとなります。子どもがいなくても夫婦どちらかが40歳未満であれば適用となります。詳しくはフラット35は子育て世帯で最大1%引き下げに拡大【子育てプラス(仮称)】を公認会計士が解説|千日のブログにわかりやすく書いています。
20代団信不加入の住宅ローンランキング
国内の住宅ローンで団信不加入を選択できるのはフラット35のみです。
2024年12月金利
順位←最適な人 | 1位←頭金1割以上出せて低金利で固定したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | スーパーフラット 35年固定 団信不加入(ARUHI) | |||||
金利 | 「7」1.44%「8」1.45% 「9」1.57% 金利引下げ制度で当初10年は上記から最大0.5%引下げ |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
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20代ワイド団信の固定金利ランキング
ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。
2024年12月金利
順位←最適な人 | 1位←子育て世帯で最も低金利で固定したい | |||||
住宅ローン名(金融機関) | スーパーフラット 35年固定 ワイド団信(ARUHI) | |||||
金利 | 「7」1.72%「8」1.73% 「9」1.85% ワイド団信+0.3% 子育てプラスで上記から最大1%引下げ(当初5年~) |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
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順位←最適な人 | 1位←頭金1割無くワイド団信付きで低金利で固定したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 全期間固定35年 ワイド団信(みずほ銀行) | |||||
金利 | 年1.980% ワイド団信+年0.3% |
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事務手数料(税込) | 元金×2.20%+33,000円 | |||||
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20代ワイド団信の変動金利ランキング
ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。
2024年12月金利
順位←最適な人 | 1位←ワイド団信付きで低金利で借りたい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 変動金利(三菱UFJ銀行) | |||||
金利 | 年0.345%~年HPご確認%※ ワイド団信+年0.3% |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※適用金利や引下幅は、 |
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順位←最適な人 | 1位←ワイド団信付きで低金利で借りたい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 変動金利 ワイド団信(みずほ銀行) | |||||
金利 | 年0.375% ワイド団信+年0.3% |
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事務手数料(税込) | 元金×2.20%+33,000円 | |||||
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ワイド団信or団信不加入ランキング使用上の注意点
団信とは、住宅ローンの債務者が死亡や高度障害になったときに保険会社が住宅ローンを全部払ってくれてローンがゼロ円になる生命保険です。
この保険料は銀行の方が負担します。その代わり住宅ローンを借りるにはこの団信に加入できることが最低条件になっています。
このページを読んでいる人の多くは健康上の理由から一般団信に加入できず、
- 金利上乗せでワイド団信か?
- 団信に加入しないフラット35か?
この2択になっている人だと思います。
他の年齢別ランキングへのリンク
20代はワイド団信の費用対効果が低い
ワイド団信の保険料は加入者が平均して負担しています。一律なのです。保険料の負担が一律で損をするのは若い人、得をするのは年寄りです。
なぜなら、団信の保障は返済によってローン残高が減ると受け取れる保険金も減り、以下のようなケースがあり得るからです。
子供が成長し教育費がかさむ時に病気に倒れそのまま亡くなった。その時には住宅ローン残高は僅か100万円になっていたので、団信で僅かな住宅ローンの債務が無くなっただけだった…
ローン残高のリスクに対応したコストだとも言えますけど、私たちの人生のリスクには対応していません。
あくまで銀行にとっての貸し倒れリスクをカバーする保険なのです。その保険に入るために金利が上乗せされているのです。
はじめのうちは住宅ローンの残高は何千万もありますから保障が手厚い印象がありますが、住宅ローンは長年の返済によって減少して行く一方、病気による死亡リスクが高くなるのは、人生の後半です。
むしろ、病状の悪化や通院によって就業できる時間が減り、収入が減るリスクの方が高いのです。
ワイド団信に加入したことで支払がカツカツになってしまうのでは本末転倒です。
住宅ローンを選ぶときの基準はあくまで毎月の返済額に無理が無いか、総支払額で有利かということが第一です。
生命保険とはいったん切り離して考えるべきです。これが大前提です。
持病があっても医師の診断書を提出することで一般団信に通ることもあります。いきなりワイド団信で審査を出すのではなく、まずは一般団信にチャレンジし、落ちた場合にワイド団信とするようにしてください。
最適な住宅ローンは、早い段階で一つに絞るのではなく、複数の金融機関、金利タイプで本審査を通しておき、ギリギリまで引っ張って一番有利なものに決定するのがセオリーです。最低でも第2候補まで本審査に出しておいてください。
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