二本松バイパスドライブイン

二本松は純喫茶不毛地帯だったが、ドライブインには恵まれていた。

これって、実はスゴイんじゃないか? 純喫茶も絶滅寸前だが、ドライブインの方がレアな気がする。

二本松ドライブイン、二本松インタードライブイン、二本松バイパスドライブイン。どれも名前が似ていて紛らわしいが、二本松には3軒のドライブインがあった。このうち一番面白そうな年中無休24時間営業の「二本松バイパスドライブイン」に行った。

二本松バイパスドライブイン1

二本松バイパスドライブイン

福島県二本松市杉田駄子内48

ドライブインに対する興味はあり、いつでも行く気満々なのだが、ドライブインの性質上駅からはとても歩けない場所にあり泣く泣く諦めていたのだが、こちらは辛うじて歩けた。

(杉田駅から行き30分、帰り20分。平均的には徒歩20分?)

二本松バイパスドライブイン2

外観、文句なし!

屋根(庇?)の無駄なカーブ、無駄なギャザー、極めつけは文字が一文字一文字独立した、「ド ラ イ ブ イ ン」。

昭和の高度経済成長期を彷彿とさせる無駄に大げさな外観も、私がドライブインに惹かれる大きな要素である。というか、ドライブインの場合は外観こそが肝と言える。

二本松バイパスドライブイン3

ンは電気が切れちゃったのかな。

二本松バイパスドライブイン3

隣の建物では、サウナ、カラオケスタジオ、マッサージを提供している。

二本松バイパスドライブイン4

暗闇に灯るサウナの看板。

遠目には純喫茶的なレトロなカラーリングだが、近寄ってマジマジ読むと、「疲労回復! 健康に」というオヤジ臭いキャッチコピー。

二本松バイパスドライブイン5

いざ入店。

二本松バイパスドライブイン6

広々した食堂スペース。

小上がりもあり、純喫茶的ソファー席もあり。正確な数は不明だが、50人以上は入るのではなかろうか。個人的には中央のウッディ―な椅子はあまり好みではなく、赤とか原色のチープなパイプ椅子の方が良かった。

二本松バイパスドライブイン7

合間、合間に造花があるのは素敵。

二本松バイパスドライブイン8

ここから見た窓辺の雰囲気が70年代風。

二本松バイパスドライブイン9

席に余裕があったので、遠慮なく窓際席に座った。

二本松バイパスドライブイン10

焼魚定食(ほっけ)

ほっけの身はたっぷり付いており、ご飯の炊き加減、お味噌汁の味等結構美味しい。ご飯と味噌汁はお替り自由。

(注文時に前払いだが、席まで持ってきてくれる)

中心的客層は運送業の方だと思っていたが、必ずしもそうでもないかも。中には若いカップルの来店もあり、ファミレスや喫茶店に行く感覚で利用している人が多そう。私もその1人だが。

車が足になっている二本松では、純喫茶よりもドライブインの方が重宝されるのかも?

お腹がいっぱいになったところで、内部を探検。

二本松バイパスドライブイン11

どうやら隣の建物と繋がっているらしい。

1F「男女風呂」にギョッとする。混浴? いやいやそんなわけは…男女別って意味だよね? と思い確かめようとしたが、肝心の男女風呂はどこにあるのか分からなかった。

二本松バイパスドライブイン12

2階にはたくさんの個室とサウナの受付窓口。のぞくと大きなシャンデリア、重厚そうな椅子、レトロモダンなペンダントライト。下の食堂よりもこちらの方が昭和度数高めだったが、それ以上足を踏み入れなかった。

なんか男の世界って感じで(^_^;)

二本松バイパスドライブイン13

ゲーム、カラオケ、パチンコといったアミューズメント専用スペースもある。

二本松バイパスドライブイン14

右手が指圧マッサージの部屋、左手がゲーム。

この日はマッサージ師が休みだった。

二本松バイパスドライブイン15 二本松バイパスドライブイン16

誰もゲームしてる人はいなかった。

そういえばゲームコーナーのあるドライブインは初めて(そもそもドライブインに行った数自体少ない)。昨年6月に閉店した岡山の平田食事センターにもゲームコーナーがあったが、私が訪問したときはゲームはすでに撤去されていたのだった。

二本松バイパスドライブイン17

その奥の隔離されたような部屋では、パチスロが並んでいた。

こちらも遊戯している人はなく、ただ一人席に座って、大声で携帯電話で話してる人はいた。

二本松バイパスドライブイン18

年中無休24時間営業だが、6月は限定的だが不定休もあった。

二本松バイパスドライブイン19

あれ? そういえばカラオケ見なかったな……。

二本松バイパスドライブイン20

これから福島に戻る。

利用金額

  • 焼魚定食 880円

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