この夢とロマンが詰まった外観を見て欲しい。
なかなかそそられるではないか。郡山から福島に向かう途中二本松で下車し、「花ぐるま」という純喫茶を目指した。
だが、やってるのか、やってないのか、ただの見掛け倒しの店なのか、それとも知られざる名店なのか。
私にはどうやら才能がないらしい。
神がかり的な力に導かれ歩いているうちに素敵な純喫茶に出会った、などという奇跡はほぼ経験なく、才能の代わりに努力で補っているのである。
ここで言う努力というのは、下調べ。
今回の南東北の旅ではこれまでにないほど下調べに時間をかけた。だがそれにも限界があった。あっという間にネタ尽きたので、詳しい人に聞いてみたところ、こちらの純喫茶の存在を教えてもらった。だが冒頭でも書いたとおり、詳細は不明。頼りになるのはストリートビューの魅力的な外観のイメージのみだった。
電話をしてみることも考えたが、すでに4軒も問い合わせており、その都度不審者扱いされるのに疲れていた。ぶっつけ本番で行ってみることに。
あと、交通費を細かく計算すると、郡山から福島まで一気に行くより、二本松で途中下車した方が安いという事実(笑)。
【参考】郡山⇒二本松 410円、二本松⇒郡山 410円 計820円
郡山⇒福島 840円
差額 20円のお得
結果から言うと、何年も前に閉店していた。残念。
荒れた様子もなく、ドアから覗く濃いピンクのカーテンのセンス良さからして、内装も素敵だったのではないかと、往時に思いを馳せた。
この後は「ふしぎのくにのアリス」に行くのだが、営業時間が14:30頃まで(!!!)なのでゆっくりもしていられず、小走りで駅まで急いだ。
Oh no!
2F「コーヒー&レストランパブ ビバーク」
灯台下暗し。駅前のビルに喫茶発見。
頑張る者(?)は報われる。いい感じの駅前ビル喫茶に出会えた。こうなったら電車は一本遅らせよう。
さて!
喜び勇んで階段を上り、それらしき店を覗いてみると真っ暗。内装は純喫茶っぽいが、この時間で営業してないってのは…?
「パブ・ビバーグ」になっていた。今はパブ営業だけなのかも。
もしかしたら二本松には本当に純喫茶が一軒もないのかもしれない。
【2024/06/13追記】二本松に純喫茶はありました。
☛【二本松】レストラン 立美
ある程度予想できたこととはいえ、これが現実なのだ。思いがけぬ発見など少しもなく、なんの収穫もないまま、時間通りに電車に乗り福島に向かった。
だが、二本松には夜再び訪れることとなる。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント