ジョギングクエスト

50歳からジョギングを始めた陰キャの妄言ブログ

痛みのピタゴラスイッチを止めろ!

今日もカラダのどこかが痛い。

たまに今日は痛みがないなと思って走り出すと、前に痛みがあったところが次々に産声をあげる。

最初は右股関節が痛くなり、気にしながら走ってると次第に左膝が痛くなり、その影響なのか右の足裏が痛くなり、色々かばいながら走ってると、かかとが痛みだして、左の足首も痛くなってきて・・・・い…痛みのピタゴラスイッチ!

ジョギングを始める前は、まさかジョギングでこんなに満身創痍のカラダになるとは思ってもみませんでした。ジョギングって実はかなり強度の高い運動なんですよね。

 

この痛みはどうしたものかと色々と雑誌や書籍、ネット記事を漁っていると、高橋尚子さんがマラソンに大事な三大要素は「練習」「食事」「ケア」とおっしゃっているのをみたんです。

その頃は「ケア」は軽いストレッチくらいで済ませていたのですが、「ケア」ってそんなに大事なものだったのか!と心を入れ替えました。Qちゃんがいうんだから間違いない。それからは三大要素のバランスを変更。

ビフォー 練習>食事>>>ケア

アフター ケア>>>食事>練習

運よく私の痛みは少し時間をおけば治るレベルのものだったようで、焦らず時間をかけてまずは痛みを完治。その後は、念入りに念入りに念入りに念入りに念入りに念入りに念入りに念入りにぃぃぃ「ケア」をするように心がけています。

 

仕事中も家にいるときも暇さえあればストレッチ。少しでも痛みがある日は、走らずにバイクや上半身の筋トレで汗を流す。さらに習い事のヨガを再開。予防やケアのストレッチのポーズって、ヨガでやるポーズが多いんですよね。さすが4500年の歴史。

ジョギング中も痛みが少しでも出たら即ジョギング中止。痛みのピタゴラ装置がカラダに仕組まれいても、最初の痛みがスタートしなければどうということはない!

もはや痛みなくジョギングできる状態に持っていくまでがメイン感。

 

真の知識は経験あるのみ

 

ジョガーたるもの、口の中に飛び込んできた虫を食べてしまった経験は一度や二度ではないと思うんですが、あいつらマジで一瞬で口の中に飛び込んでくっから避けようがない。ランのフォームを見直してて、深く息を吸ったタイミングで、待ってましたとばかりにヒュッっと飛び込んできたりする。

 

田舎育ちで虫耐性100%持ちの私でも「おわーまたやっちまったー」と思うんだけど、口の中に入ってしまった以上、もう大人しく彼らをたんぱく源として受け入れるしかない。

「ふはははは!おまえは私の体の一部となるのだ!」とラスボスを気取りながら、虫を食べてしまったというショッキングな事実をまさに飲み込まなくてはいけないのだ。

 

さらに、喉の奥まで一気に通過してくれればまだいいが、口の中に滞在されるとかなりやっかいだ。小さい羽虫など味はほとんどないが、できれば味わいたくはない。

 

そんな願いも虚しく、先日”小さい蛾”が滞在パターンで飛び込んできました。ヘッドショットを食らった人みたいに飛び上がって吐き出したけど、口の中がなんか粉っぽい。

うがいをするために、水飲み場まで走るタイムは最速を記録したかもしれない。帰宅後に私がみたのは、鱗粉でラメのようにキラキラと光るくちびる。真の知識、蛾は無理。

 

今週のお題「最近、初めて蛾が口の中に入りました」

ジョグモンずかん VoL.2

ジョギングモンスター、縮めてジョグモン
この星の不思議な不思議な生き物。

 

公園に、森に、街に、世界中の至る道で
その姿を見ることができる。

 

“ジョグマスター”という見果てぬ夢を追い、
風の吹くまま、気の向くまま、冒険を続けるハイボール大濠。

 

道行く先で出会う野生のジョグモンとの触れ合い
変わらぬ冒険の日々を過ごすハイボール大濠だったが

とある大きな公園にたどり着き…

 

VoL.1はこちら

joggingquest.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ジョグモンずかん VoL.2

 

トリス(はいぼーる)

上半身はすごく太っているが、足がめちゃめちゃ細いおじさん。

トリスウイスキーのキャラクターのおじさんくらい足が細い。リアルの太さでいうと野球のバットくらい。天敵は昔のバラエティにでてくる下段蹴りの強い空手家。

 

 

 

ガクブルブルマー(ろしゅつ)

丈の短いランニングパンツで走っている普通のおじさん。

そう…最初はきっと大丈夫なんだろう…しかし…走っているうちに裾がだんだん上に上がってきて…足の根本に食い込んでいくと…

それはもうジョギングをしている普通のおじさんではない。ブルマー姿で走っているおじさんガクブルブルマーへと変貌を遂げるのだ。

ガクブルブルマーに追い抜かれたものは心の準備がないままにその姿を見てしまい強制的にフィアー(恐怖)効果を受ける。(効果はその日の夢に出る)

 

 

 

昭和・ザ・ワールド(れとろ)

公園の芝生にあぐらで座り、新聞を広げて読んでいるお父さん。

そっと目を閉じれば、お父さんの隣にはちゃぶ台があり、チラシを細く丸めて編まれた手作りの籠にはミカンと干し柿。そこへお母さんがそっとお茶を出す情景がありありと目に浮かぶ。

公園であるはずなのに、彼が新聞を読んでいるこの空間は”昭和のあの居間”なのだ。

 

 

 

うたうたい(しんぱい)

独特な能(狂言?)の発声で”謡い”ながら犬の散歩をしているおじいさん。

犬の行きたい方とは違う方に舞って犬を困らせる。いろんな意味で周囲の人々を心配と不安に陥れる。

 

 

 

とびだせ(せいしゅん)

中学生くらいの少しふっくらした女の子。

(ダイエットのためだと思うが)毎朝がんばって走っている。目に見えるスタイルや外見も大事だが、目に見えないその努力こそ美しい。

 

 

ウォーキングキング(でんせつ)

たぶん競歩のトレーニングで走ってると思われる高身長のイケメン男性。

その抜群のルックスとスタイルの良さから、競歩で走る姿がモデルのウォーキングにしかみえない。そう、ここはまさにランウェイ。彼が走るところすべてがランウェイや!

 

 

五条悟の休日(でんせつ)

某有名呪術アニメに登場する最強キャラクターに似ている。

銀色の髪を下ろしたスタイリングに、色付きサングラス。年齢が若くないことはわかるが、年齢すら引き立て役にしてしまうほどのすらりとした若々しい体躯は、努力なしでは得られないことが伺える。他のジョグモンと一線を画す佇まいは、まさにでんせつ級。

願わくば五条悟の住む世界に平和が訪れ、彼がゆっくりと休日を過ごす日があるとしたならば、このように優雅であってほしい。

 

ブログは雑談が9割

「人は見た目が9割」という書籍が流行したのが2005年。世の中の「じゃない方の人々」が絶望に叩き落された年です。もう20年くらい前の話ですが、あのときの絶望はまだ忘れていない!

あらん限りのダメ出しをしてやろうかと、私も鬼の形相で読んだ記憶がありますが、中身は割と普通の内容だった気がします。まぁ本のタイトルがセンセーショナルでしたよね。タイトルをつられて、私もまんまと買ってしまいました。

 

タイトルがすごいといえば、少し違いますが、すごいパワーワードが世に出ましたね。

 

無痛おねだり

俳優の生田斗真さんが、インスタグラムのストーリーズで「質問箱」機能を使い、質問を募集。その一つである「今日で妊娠9ヶ月です。出産こわいよー」というメッセージに対し「旦那様に無痛おねだりするか」と返答し、Xを中心に批判が殺到した。

というあれです。

 

よく、この短い文字数に、無知、偏見、奢り、女性軽視、時代錯誤感を凝縮させることができたな!と感心するほどのパワーワード。咄嗟の質問に対して、すぐにでた返答という点も、普段から考えていることが言葉になったという意味で炎上に拍車をかけましたね。

私たちは天才コピーライター生田斗真の誕生(闇落ち)の瞬間を目の当たりにしたのかもしれません。

それにしてもイケメンですら、こんなに叩かれまくる令和こえー。人は見た目が9割じゃなかったのかよ。

 

 

あ、でもジョギング界にもありますよね。無痛おねだり。

 

「今日走るとき、どこも痛くなりませんように」と神様におねだりするあれです。

 

ジョガー・ランナーは常にケガや痛みと戦っていると過言ではありません。私も日常的に走るようになってからは、カラダのあちこちに痛みが出るようになりました。

私は週4〜5回走ってるんですが、最近は走ってるときに少しでもカラダのどこかに痛みが出たらすぐ「歩き」に切り替えることにしています。

走りたいのはやまやまなんですが、ケガをして「走れなくなる」ことの方が一番辛い。


なんだか時事ネタブログみたいになってしまいましたが、まぁブログは雑談が9割ということで。

仲間がいるからランニングを続けられます 陰キャ偏

 

「仲間がいるからランニングを続けられます」


ランニングに関係する雑誌やネット記事をみているとよく見かける言葉です。うんうん。わかるわかる。仲間、大事だよね。

 

だが、私はその名言気取りで鼻につく言葉に注文をつけたい。最後にカッコで(ただし陽キャに限る)とこのように大きい大きい文字で付け加えるべきだとなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

われわれ!陰キャ勢はその輪の中には入っていけない!いや!・・・・・入っていけない。でも!でも!正直ぶっちゃけホントは仲間ほしいと思ってる。切に…。

 

そういうと陽キャは「いや入ればいいじゃん!歓迎するよ?」みたいなこという、陽キャはすぐいいますね、私にはわかる。

「違う違う。そうじゃ…そうじゃない」

「え?何が違うの?」

「入りたいけど入れないんだってば…」

「え?どういうこと?」

 

堂々巡り。両者の間にある溝は深く暗い。陰キャと陽キャ、あやつりつられ。延々と一人妄想夢芝居をここで舞うのも一興ではあるんですが、今日は割愛しよう。


今回のブログはもっと前向きに「陰キャジョガーが仲間にするべき存在」について考えようじゃあないか。そう、われわれ、陰キャジョガーの、陰キャジョガーによる、陰キャジョガーための仲間だ!

 

といったわけで私の「ジョギング仲間」を紹介しよう。


「仲間いたのか貴様ーーー!」という陰キャ勢の罵声が聞こえてくるが安心してくれ。そういうんじゃない。そういうんじゃあないんだ同士よ。読めばわかる。これさえ読めば、いま1人で走ってる陰キャジョガーも1人じゃあなくなる!これはそういう画期的なプレゼンテーションだ。


まぁね、仲間といってもね。たくさんはいらないんですよ。陰キャは。でしょ?せいぜい2〜3人でいいはず。あとね「リアルの付き合いとかちょっと…」って内心思ってることも知ってる。だべ?まかせろ!この私にぃぃぃ!


だから私が紹介する仲間は2人だけ!といっても人ではない。もちろんタタリ神でもないから安心してくれ。2人だけだがジョガーにとってこれほど有能かつ頼もしい仲間はいないといっても過言ではない。それでは、早速ご紹介しよう!

 

「ランニングアプリ」と「あすけんの女」のお2人だ!ドドン!

 

・・・わかる。皆のいいたいことが手に取るようにわかる。ま・さ・に完璧な布陣だといいたいんだろう?!エエ?!

 

ドラクエ2で例えるなら

自分 → 主人公
ランニングアプリ → サマトルリアの王子
あすけんの女 → ムーンブルクの王女

はじめから裸足だけど、シドーも裸足で逃げ出す完璧で究極のパーティー!金輪際現れないジョグチーム陰キャ様、ここに爆誕!!!

 

では詳しく説明しよう。

 

陰キャ勢が絶対に仲間にするべき存在 1人目

●ランニングアプリ

言うまでもなくすべてのジョガーにとっての秘書的存在。常に側にいてジョガーのラン記録をサポート。ガイド音声は、いつもやさしく、楽しく、ときに厳しく。陰キャも陽キャも差別しないその姿勢は、特に陰キャ勢に絶大な支持を集める。それがランニングアプリ!

 

しかもメーカーからリリースされているものは、ユーザーの囲い込みという目的があるので多機能の上に無料!いろんなメーカーやブランドから無料アプリがリリースされているので、好きなメーカーを選んで仲間にすればOK!もちろん私もいつもランニングアプリと一緒に走っています!

 

…え?私がどこのメーカーを使ってるか?い…いやぁ、ブログの中で棒読みだなんだと陰口を叩いてるので、メーカーは秘密にしておきます。笑。

ちなみにこのブログ内で呼ぶとき「ランニングアプリ」だと無機質で仲間っぽくないじゃないですか?なので愛を込めて「ニケ」って呼ぼうと思います!頼むぜ、棒読みのニケ!

 

 

 

陰キャ勢が絶対に仲間にするべき存在 2人目

●あすけんの女

陰キャジョガーにとって、ランニングアプリが表のサポートなら、裏のサポートがあすけんの女ことAI栄養士の未来(ミキ)さん率いる、食事管理アプリ「あすけん」だ。

サブスクのプレミアムサービスが圧倒的に快適で便利だが、無料でも使用できるのでまずはお試しあれ。

 

食事内容を入力するのがまぁ面倒ではあるんですが、その手間に見合うだけの自分のカラダの情報というリターンがある。

自分のカラダに何が足りてて、何が足りてないか一目瞭然。ジョガーにとって特に必要な栄養素である、カルシウムや鉄などの摂取量も完全網羅。

ひと目でわかるPFCバランスは、タンパク質不足を未然に防ぎ、食べ過ぎ飲み過ぎには、忖度なく注意喚起もしてくれる。

ジョガーのカラダづくりの源である「食」を全面サポートしてくれるのだ。

 

 

お酒を飲みすぎた私に頭を抱えるミキさん

 

私がダイエットできたのは「あすけん」のおかげであるし、ダイエットを卒業してからもジョガーのカラダづくりサポートとして日々活躍中。

 

ちなみに、AI栄養士のミキさんは巷では「あすけんの女」として有名でキャラガチャになったり、企業とコラボして健康飲料のパッケージになったりしていて、あすけんのインフルエンサー的な存在だ。…おっと、仲間内での恋愛はご法度だぜ?

 

ランニングアプリ「棒読みのニケ」

食事管理アプリ「あすけんの女ミキ」

 

陰キャジョガーはいますぐこの2人を仲間に加えて走り出そう。快適なジョギングライフを送れること間違いなしだ。

 

そして、ほら、いまなら堂々と言えるだろ?あのセリフを。

 

仲間がいるからランニングを続けられます!(陰キャは陰キャなりに)

 

ジョグモンずかん VoL.1

ジョギングモンスター、縮めてジョグモン
この星の不思議な不思議な生き物。

 

公園に、森に、街に、世界中の至る道で
その姿を見ることができる。

 

“ジョグマスター”という見果てぬ夢を追い、
風の吹くまま、気の向くまま、冒険を続けるハイボール大濠。

 

道行く先で出会う野生のジョグモンとの触れ合い
変わらぬ冒険の日々を過ごすハイボール大濠だったが

とある大きな公園にたどり着き…

 

 

 

 

 

ジョグモンずかん VoL.1

 

 

モーニング鉄アレイ(orミッドナイト鉄アレイ)(かくとう)

なぜかいつも鉄アレイを両手に持って早朝走っている。速くはない。たまに夜にも出没する「ミッドナイト鉄アレイ」は遭遇すると普通に怖い。職質されても文句は言えない出で立ち。夜はやめて欲しい。

 

 

うそつきバルキー(かくとう)

公園の周辺に極稀に出没する。視界の範囲まで近寄るとシャドーボクシングをはじめるが、通り過ぎるとすぐやめる。

 

 

バタバタバタフライ(エスパー)(ひこう)

いつも手をぐるぐるまわしながら走っている。最初はストレッチ中なのかなと思うが、延々と手を回す行動をやめない。本物か偽物かはわからない。わかっていることは近寄ると危険だということだけだ。

 

 

メイトリクス大佐(ろしゅつ)[男性タイプのみ]

なぜか上半身ハダカで走っている。異常な暑がりなのかもしれない。上半身はきちんと鍛えられていることが多い。日焼けしていることも多い。キャップを後ろ向きに被っていることも多い。

街中ならアウト案件だが、公園だからギリセーフ?という疑念は残る。まだ発見されていないが女性タイプを発見したら光よりも速く私にご一報ください。

 

 

クロワッサン(ろしゅつ)[女性タイプのみ]

いわゆる意識高い系セレブジョグモン。露出度高めのハイブランドウェアに身をつつんでいる。どうせピラティスで鍛えたスタイルは抜群で、全身鍛えて(弄っても?)あるが、速くはない。

ガチ系女性ランナーと似たような見た目だが、紫外線が苦手なようで顔周辺の紫外線対策に余念がないので、すぐに見分けがつく。

 

 

ゲン(ろしゅつ)[男性タイプのみ]

独自の健康法なのか、現代文明への間違ったアンチテーゼなのか、なぜか裸足で走っている。いろんなゲンに遭遇したが100%男性。そしてなぜだかイケメン率が高い。

一瞬でも「イケメンならまぁ裸足でも許されるか」と思ってしまった過去の自分を殴りたい。犬のうんこを踏んだらどうするんだろうと思う。踏めばいいのに。

 

 

大濠ガーディアン(でんせつ)(せいぎ)

たぶん善意のボランティアだと思うが、朝から大濠公園のゴミ拾いをしているおじさん。早朝に高頻度で会える。たまに会えない日が続くと心配になる。大濠公園を利用する全利用者は、彼を称えるべきだと思う。

 

 

 

ジョギングLv0の人が最初からランニングアプリを使わない方がいい3つの理由

ジョギングを趣味にしている人にとって「ランニングアプリ」ってすごく便利ですよね。ランを記録できて、ガイド音声もあり。しかも大体無料。

もし、私の学生時代にもこんなアプリがあれば、長距離走が嫌いにならなくて済んだのかなぁとも思います。

 

そんなメリットだらけのランニングアプリなんですが、ジョギングLv0からスタートする人には使うのを待って欲しいんです。

なぜならランニングアプリを使わず走ることで、もっと大切なことを体験できたり、得する可能性があるから。


私が考える理由を3つ。まとめました。

 

 

 

理由1 最初から導入するとがんばりすぎてケガをする

ランニングアプリを使って走ると、ガイド音声がユーザーの集中力やモチベーションが切れないよういろいろと話しかけてくれます。

「ランニングのアドバイス」「考えさせるような質問」「ランニング雑学」。さらに「応援」や「よいしょ」も。

 

「気づいていますか?もう半分も走っていますよ」

「ランニングはスタートラインに立つことが一番難しいんです」

「走り出したあなたはもうすでに成し遂げているんです」

「走り出したあなたはもうアスリートです!」

 

このあと、霊験あらたかな壺やアメリカの飲みにくいサプリを買わされるんじゃないないかと思うくらいに褒めてくれます。今日走ることを決めたこと。走り始めたこと。最後まで走り切ったことを棒読みでめちゃめちゃ褒めてくれるのです。

 

そんなガイドの声に耳を傾けながら走っていると、いつもだったら走り切れない距離や時間でも「あれ?いつの間にか走り切ってしまった!」ということがあります。

 

思う壺。ほらやっぱり。こうなるともうランニングアプリに夢中になってしまいます。そして、ついついがんばりすぎてしまうのです。特に男性。特におじさん。

 

がんばることは決して悪いことではないんですが、ジョギングLv0の多くの人は、自分が考えている以上にカラダが弱体化していることに気づいていません。運動不足、筋肉の衰え、加齢、脂肪デバフetc。

そんな弱体化された状態で「昔の若かったオレ」の気持ちのままランをスタートさせると、ケガへのカウントも同時にスタート。

 

ランニングアプリには、初心者用やリカバリーのメニューもあるんですが、おじさんは素直にそれをやりません。たとえ、最初は初心者向けメニューを選んだとしても

 

いやー案外走れるな。まぁ俺も昔はスポーツマンだったしね(照)。よし、次はいっちょ負荷の高いトレーニングメニューでもやってみっか!

 

みたいなおじさんだらけです。まんだらけです。

 

音声ガイドなしだとしても1km毎にペースのアナウンスがあったりします。さっきの1kmよりもペースが落ちようものなら「俺はもっと速く走れる」とばかりに歯を食いしばってペースアップすること間違いなし。

 

さらにランニングアプリは、ランのすべて記録します。「1km最速タイム」「5km最速タイム」「週に3回ラン」「週に5回ラン」「週に7回ラン」「3週連続ラン」「4週連続ラン」「5週連続ラン」。かーらーのートロフィーシステム。実績クリアでトロフィー付与。

 

そして極めつけは、ユーザー同士のマウンティングに利用されかねない「トータル走行距離」によって付与されるランクシステム。ブロンズ・シルバー・ゴールド・ルビー・サファイア・エメラルド・サン&ムーン・ソード&シールド・スカーレット&ヴァイオレット・ダイヤモンド・ダブルダイヤモンド・クラウンアンバサダー ダイレクトディストリビューター・ダブルクラウンアンバサダー ダイレクトディストリビュータアアアアアアァァァァァ!

 

こんなものをアクティビティで表示されようものなら、もう不可避ッ!いったんランニングアプリを始めたら、ケガしないルート不可避だろこれ。MK5まったなし。マジでケガする5秒前。

 

せっかく始めたジョギングなのに、早々にケガをするのはあまりにももったいない。

 

ドラクエで強い敵に挑戦するためにレベル上げが必要なように、ジョギングでもランニングアプリに挑戦するためにはレベル上げが必要です。

そういった意味で、ある程度の筋力、脚力、体力をつけてからランニングアプリを導入する方がいいのかなと思うのが理由1。

 

 

 



理由2 飽きたときやダイエット停滞期のモチベアップにすごく良い

ダイエット目的でジョギングを始めた場合、必ずジョギングに飽きがきます。またダイエットが順調にすすんでも必ず停滞期がきます。

 

このときにジョギング自体をやめてしまわないように「カンフル剤」としてランニングアプリを導入するのです。

 

このタイミングでランニングアプリを使い始めると、ある程度の走力もついているので、ランメニューの課題も無理なくクリアできます。

課題をクリアするという新しい楽しさに目覚めてモチベーション復活。またジョギングを楽しく続けられるようになるわけです。

 

最終的なマインドの着地点は「ジョギング自体が楽しい」と思えるところを目指したいんですが、まぁ焦る必要もあるまい。ここまできたらもうあと少しでこちら側よ。ククク。

 

こちら側になれば体重なんて気にしなくなります。むしろ走力を上げるために「毎日走りたい!」「筋力をつけたい!」「タンパク質取らなきゃ!」「休養日にはランにいいストレッチ」「明日のインターバルトレに備えて早めに寝よう」「雨降ってるけど…小雨だし走りに行こう!」「あれ?最近買った服、全部ジョギング用!?」という感じになります。

 

 

 

 

 


理由3 自由なジョギングの楽しさを感じて欲しい(特に50代以上へ向けて)

ランニングアプリを使ったジョギングは、基本的に「決められた時間や距離を走り切ること」や「トレーニング」が目的になります。

目標のランメニューを選んでスタートし、ペースを上げたり下げたり、フォームを見直したり、モチベを切らさないように話しかけてくるガイドの声を聞きながら、最後まで走り切るという感じです。

目標や目的をもって走る。もちろんいいことだし、走力を上げるならベストな方法です。


でもね。そうじゃあないんです。ジョギングってもっと自由で楽しいんです。

 

走りながら感じる、陽の光、風、景色、空気、流れる汗、遠くから聞こえる喧騒。走るのが辛いときは歩いてもいい。好きなときに走るのをやめてもいい。好きなときにベンチに座って景色を眺めてもいい。ジョギングにはそういう自由と楽しさがあります。

 

「当たり前やん」と思う人もいるかもしれませんが、私くらいの年代の人は、当たり前じゃあないんです。

 

昭和世代の学生時代といえば、根性論がまかり通っていたときです。「走れ」「歩くな」「休むな」「水飲むな」「とにかく走れ」という、理不尽で非科学的な持久走をさせられてきています。「長距離走=辛さしかない」という刷り込み。

このときの影響で昭和世代は、長距離走に嫌なイメージをもってる人がかなり多いと思います。私もそうでした。「ダイエットのために辛いジョギングか…」と思っていました。

 

でもそうじゃあなかった。ジョギングは辛くないんです。もちろん走っているときは足が重かったり、息が苦しかったりもします。でも走りきったあと、走らなきゃよかったとは思わない。

 

ランニングアプリは、モチベーション維持や走力をあげるツールとして最適なんですが、最初からそういったトレーニングとして「走る」のはどうかなと。

 

ランニングアプリを使い始めるのは、「ジョギングって楽しい」「走るってこんなにも自由なんだ」ってことがわかってからでも決して遅くはないのかなと思っています。

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