ジャニヲタ見聞録

ジャニヲタのためのライフハック(笑)ブログ

ジャニヲタのための「自炊」超入門~雑誌タワーを攻略しよう(1)機材選びについて~

ジャニヲタに付きまとう課題・「雑誌の整理」

ジャニヲタの皆さんこんにちは、雑誌の整理してますか?毎月切り抜いてファイリングしてますか?部屋の隅に買いっぱなしの雑誌でタワーを作っていませんか?「もう管理しきれないから雑誌は買ってない!」っていう人も結構いるかもしれませんが、今回はジャニヲタの永遠の課題・「雑誌の整理」について取り上げてみたいと思います。

放っておくと無限に増殖する雑誌

前回の記事を意外とジャニヲタ以外の人にも読んでもらえたみたいなので、非ヲタの方にジャニヲタはなんでそんなに雑誌の整理に苦しんでいるのかという事情を説明しておきますと(ジャニヲタの人は読み飛ばしていいです)、まずほぼジャニーズアイドルの記事が誌面の8割を占める通称ドル誌というのがこの世界には存在します。

  • WINK UP(ワニブックス)毎月7日発売
  • Duet(集英社)毎月7日発売
  • POTATO(学研)毎月7日発売
  • Myojo(集英社)毎月23日発売
  • ポポロ(麻布台出版社)毎月23日発売

今はジャニーズグループも沢山あるので、比較的若年層向けのこれらの雑誌に毎月レギュラー掲載されてるのは2013年2月現在はNEWS以降にデビューしたグループ+ジャニーズJr.くらいなんですがめくってもめくっても大体ジャニーズ!っていう事務所担にとっては非常にコストパフォーマンスの高い代物です。しかしジャニタレが載ってる雑誌はこれだけじゃありません。世の中にはTV誌というものもあるのです。

  • TVガイド(週刊)
  • 週刊テレビジョン(週刊)
  • TVぴあ(隔週刊)
  • TV LIFE(隔週刊)
  • TV Station(隔週刊)
  • 月刊テレビジョン(月刊)
  • 月刊TVガイド(月刊)
  • TV Fan(月刊)
  • TV Navi(月刊)

ひとたびテレビドラマが決まると放映期間内は上記のような雑誌にガンガンインタビューやオフショットが載ります。コンサートがあったらコンレポも載ります。別にドラマに出てない時期でも各誌につき1~3グループですがそれぞれ1P連載を持ってたりもします。リリース時期にも表紙になったりインタビューが載ったりとかあります。番組表はネットやテレビの画面で見る人が大多数だろうし、最近のテレビ誌はほぼジャニヲタの購買力で持ってるんじゃないか…っと思っていたら最近また「テレビ誌の増刊号」的なものが大流行していまして

  • TVガイドPLUS
  • TVガイドPERSON
  • ザテレビジョンZOOM!!
  • TV LIFE Premium
  • TVfan cross
  • TVnavi SMILE
  • QLAP!

…たぶんこれだけ挙げても何か忘れてる気がしますが、ジャニヲタからしても「なんやねん!」って感じですけど、所謂「番組表の付いてないテレビ雑誌増刊号」というのが多数刊行されてきていて、ちょっと定価が高い分紙質とかも週刊誌などよりだいぶいいので、「ドル誌に載らなくなったグループの受け皿」として有効利用されてる感がありますね。もちろん8割ジャニーズとか言うこともなくて普通に俳優・女優さんやK-POPアイドルなども載ってるんですが、表紙のジャニーズ率を考えると主要購買層の割合はジャニヲタがかなり高いのでは?という気がします。
このほかにもファッション誌や専門誌に連載していたり、モデルをやってるジャニタレもいますし、映画に出れば映画雑誌にも載るし、舞台に出れば舞台雑誌にも載ります。自担の紙媒体を全て手に入れたいタイプのおたくで、そこそこ露出のあるタレントのファンをやってたらあっという間に自室が紙で埋まってしまっているはずです(断言)。いや即切り抜いて必要なところのみ保存ができればいいんですが、それにも難しい事情があったりしまして…

「未来の自担」問題

そう、ジャニヲタをある程度の期間やっていると所謂「担降り」というか、新しく事務所内に気になる子ができた!という機会が訪れる人も多いと思います。その時「なんであの雑誌もこの雑誌も買ってたのにあの子のページを捨てたんや…」という後悔・または「サボって切り抜かないで雑誌まるごと取っといて良かった…!」という歓喜、どちらかを味わったことがあるのではないでしょうか?そう、ジャニヲタが雑誌を捨てられない理由の7割くらいがこれだと思います。「今は価値のないこのページが3年後に(自分にとって)ものすごい価値を生むかもしれない…」というためらいがジャニヲタに雑誌の廃棄を躊躇させるのです。そして別に今回の記事を読んでもこの問題の根本的解決にはぶっちゃけならないと思うのでw雑誌に対する執着が強いタイプのおたくの皆様には書庫のある家を建てるなどの甲斐性を発揮していただきたいものです。

というわけで「自炊」って何よ?

前置きが長すぎて本題に入るのが遅れましたが、自炊と言ってもマサ'sキッチン的な何かではなくて、今回のテーマは「雑誌の電子化」です。元々は「自分で本を裁断して吸い上げる」行為=「自吸い」=「自炊」となったらしく、「書籍を裁断してスキャンし、デジタルデータに変換すること」を通称自炊というのですね。

ジャニヲタと自炊のメリット・デメリット

実際紙類の山を自炊で減らせるのかというと微妙に別問題なのですが、思いつくジャニヲタ的なメリット・デメリットを挙げてみると

メリット

  • 電子データが残ってれば満足なら紙類を全部捨てられる
  • ドル誌を全ページスキャンしたら「未来の自担」問題にも対応可能
  • 数年分の雑誌データをタブレットやスマートフォンに入れて持ち歩ける
  • PCやスマホで見られるので壁紙や待ち受けを作るのが簡単になる
  • ドル誌の細かい文字や見づらい配色も拡大して読みやすくなる

デメリット

  • 雑誌を冊子の形でとことん綺麗に残したい人には不向き
  • 設備投資の初期費用が必要
  • 電子データは電子データとして整理・バックアップしないといけない

大体こんなところでしょうか…?別にドル誌を全ページスキャンするとかじゃなくても、必要なところを切り抜いてファイリングするついでに電子データ化しておくと「あの記事いつのだったっけ…」「あの頃の自担どんなビズだったっけ?」みたいな時に探す時にいちいち雑誌の山やファイルから引っ張り出さなくていいので劇的に便利になります。私はというとスキャンはしててもまだスキャン後の雑誌を処分するところまで悟りを開けていないのでスキャン済みの雑誌の束は一部ファイリングして残りはクローゼットの片隅に積んであります…が、雑誌の中身を参照したい時は大体電子データで済ませるようになったので、「あの自担の部屋の間取り図何の雑誌に載ってたっけ…?」みたいな場合には超絶便利になりました。
所謂自炊マニュアル的なものはもうネット上に山のように存在するし、とっくに始めてますけど?ってジャニヲタの方も多いと思うんですが、私なりのやり方を紹介していこうかと思います。だらだら書いていたらあまりにも長くなったので今回は使用機材選び編ということで…。

「自炊」に必要な機器

なんか専門用語を使うと一気にハードルが高くなった感じがしますが、最終的に別にスキャナがあれば自炊自体はできます。別にプリンタ一体型の複合機でも一ページ一ページ挟んでスキャンしていけば電子データにはなるので、マメで単純作業が苦にならない人や、一回のドル誌で必要なのは大体1、2ページだけ…とかいうひとはわざわざそのために機材を購入しなくても、それで大丈夫だと思います。
ただそういうタイプの人はなかなか雑誌タワーに苦しまないと思うのでwもうこの積み上がってる雑誌たちをなんとかしないといけないとずっと思ってるんだけど…!という人たち向けのものを紹介してみます。

スキャナ

私もやってみたことがあるんですが、フラットヘッド型(書類を挟むタイプ)のスキャナに一枚一枚ひっくり返しながら挟んでいく…というのは相当根気と時間のいる作業です。その手間を大幅に削減してくれるのが「ドキュメントスキャナ」になります。これは何かというと、紙を束でセットすると自動的に一枚ずつ両面を読み込んでくれる書類用のスキャナです。たとえば雑誌一冊分の切り抜きでも大体5~15分で全ページスキャンできてしまうという文明の利器です。いくつか機種を紹介してみると

FUJITSU ScanSnap S1500 Acrobat X 標準添付 FI-S1500-A

FUJITSU ScanSnap S1500 Acrobat X 標準添付 FI-S1500-A

私が使ってるのはド定番のこれですが、現在は最新機種ではありません。今なら3万円ちょっとで買えるのと、必要な機能は大体揃ってはいるのでとりあえず手頃に手堅い機種が欲しければこれでいいかも。長い間自炊大定番だったのでネット上に使い方のハウツーも沢山転がってます。ただ結構古い機種(2009年発売)なので予算に余裕があったら最新機種の方が何かといいとは思います。

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

2012年12月発売ほやほやの最新機種です。見てると欲しくなってしまうのであんまり調べてはないんですが、ちらっと調べてみたところ、S1500よりも「スキャン速度が速い」「無線LAN接続可能」「重送軽減」などのポイントが強化されているらしく、前者ふたつはともかくとして「重送軽減」は非常に羨ましいです…。そう、後でもまた話しますが雑誌スキャンの上で一番ネックになるのは表面がツルツルしたページ同士がくっついて読み込まれてしまう所謂「重送」です。スキャナ側に検知機能が付いてるので重ねて読み込んでしまうといったん止まるんですが、その度再度一枚ずつ読み込むのが結構めんどくさいです(特にWINK UPで多発します)この機能に関してのレビューを見ているとどんどん買い替えたくなってきて危険です…。あとプラスチックなどもスキャンできるらしいのでFC会員証もスキャンできるよ☆(するかどうかは置いといて)

敢えて断言する。iX500 最大の進化は給紙性能だ! 文具王・高畑正幸氏に聞く、ScanSnap徹底活用術 : 富士通

上記の二機種は富士通ですが、Canonもドキュメントスキャナを出してます(2011年発売)。私も試したことがないのであんまりわかったようなことは言えないんですが、単純に現行の価格だと一番お安いのかな?こっちも重送防止がS1500より優秀といったレビューが多いですね。あれなんで私S1500買ったんだっけ…?あとスキャン後の紙を前に吐き出さないので省スペース設置が可能みたいです。
富士通 ScanSnap S1300i FI-S1300A

富士通 ScanSnap S1300i FI-S1300A

とにかく安いのがいい!というなら2万台前半で買える富士通のこれかな。入門機的な価格帯なんですが、さっきも言った「重送検知機能」が付いていないため、くっついて読み込んでもそのままになってしまって気付きにくいので雑誌スキャンが目的なら1万足して重送検知が付いてる機種を購入した方がいいと思います。スキャン中横に付きっきりで一枚ずつ差し込める根気のある人ならこれでも問題ないかも。

とまあいくつか紹介してきたんですが「アイドル雑誌をスキャンする」という目的において上記の機種は全て致命的な弱点があります。それは「A4サイズまでしかスキャンできない」ということです。さっき挙げたWINK UPやDUET、TV雑誌は幅がA4サイズと一緒(210mm)なのでそのままスキャンできるんですが、ポポロやMYOJO、オリスタや女性誌は所謂「A4ワイド」サイズで横幅が247mmあるんですね。上記の機種全て読み取れる限界が幅216mm程度なので、幅を3センチも切り落とさないと読み込めないということになるのです…5mm程度ならともかく3センチは結構厳しいですよね。

というわけで現在場所を取らずに設置できるコンパクトサイズ・そこそこの価格でA4ワイドが読み込めるドキュメントスキャナはこのコクヨの「CaminacsW」一択です。紙を無くすからカミナックス…ダジャレか!というネーミングに完全に脱力しますが本体サイズ的にはA4サイズとほぼ変わらずにA3サイズまで読み込み可能なので昔のCUTとかも問題なくいけます。ただ「付属ソフトが使いづらい」「紙が詰まった時に破れやすい」「重送多発」などのデメリットも大きいので私はA4ワイドサイズの雑誌は時々これをレンタルして済ませております。でもA4ワイドがスキャンできるScanSnapが出たらすぐさま買い替える心の準備もできてるよ…!

裁断機

順番が逆っちゃ逆ですが、そもそもドキュメントスキャナに雑誌を読み込ませるには、当たり前ですが綴じられたままの状態では不可能です。背表紙を切り離すなりなんなりして「紙束」の状態にしないといけません。というわけで雑誌を紙束の状態にするのに役に立つのが裁断機です。別に地道にカッターで切ってもスキャン自体はできるし、雑誌まるごととかじゃなくて自担が載ってるページの切り抜きだけスキャンしたい人なら特に必要ないアイテムかもしれませんが一応紹介しておきます。

PLUS 断裁機(かんたん替刃交換タイプ)26-309 PK-513LNホワイト 裁断幅A4

PLUS 断裁機(かんたん替刃交換タイプ)26-309 PK-513LNホワイト 裁断幅A4

これもわりと自炊ド定番アイテムなのでちょっと調べたら出てくると思いますがなんせでかいです。でかいし結構高いです。しかし、アイドル雑誌程度の厚みなら一発で背表紙を切り落としてただの紙束状態にしてくれるし、日本製だけあって安全面にも気を使って設計されているように思います。しかし超個人的な理由ですが「足の小指をぶつけたら痛そう」「大きい刃がついてるものが部屋にあるのが怖い」という理由でこの手のでっかい裁断機は購入に躊躇してます…。でもホントに(1)挟んで(2)刃を下ろすっていう一回の動作で一冊の雑誌がただの紙束になるのでスキャンするのは一部だとしても大量の雑誌がある人、アイドル雑誌以外の分厚い漫画や本もスキャンしたい人には設置場所が問題なければお勧めだと思います。刃は交換可能ですが、替刃だけでも9000円以上するのでランニングコストは割と高いかもしれません。

PLATA 大型ペーパー断裁機 PC009

PLATA 大型ペーパー断裁機 PC009

タイプとしてはPLUSのものと一緒なんですが、定価はだいぶお安いこのタイプ。Amazonとかでも検索したら出てきますがなんか色々あってわかりにくいですね。色々表記はありますが、大体中国製のようで「刃に滑り止めの油がべったり塗ってある」ことが多いようなので購入された方は実際に使う前に試してみた方が良いかと思います。

カール事務器 ディスクカッター DC-210N

カール事務器 ディスクカッター DC-210N

これは私が使ってるのと同じディスクカッタータイプの裁断機で一番メジャーなものですね。一回に切れる厚みがコピー用紙40枚程度なので、一冊の雑誌をスキャンしようとしたら5-6つに分けてからじゃないと裁断できないのですが、何と言っても場所を取らないし、替刃も一枚500円程度で購入できるので導入はかなり手軽です。あと切る位置を細かく調整できるので既に切り抜いてあるものの端を揃えたりするのにも使いやすいかも。

製本機

とじ太くん 卓上製本機とじ太くん 3000型 3000

とじ太くん 卓上製本機とじ太くん 3000型 3000

これは別に必須ではないんですが自分が便利に使ってるので一応紹介しておきます。先述したように私はディスクカッタータイプの裁断機を使っているので、裁断機にかける前に雑誌を5-6つに分割しているのですが、普通に手でやろうとするとなかなか上手くいかなくて破けてしまったりします。そこで製本機を使用するのですが、そもそも製本機とは表紙と本文を温めた糊で接着する機械です。しかし、逆に既に製本済の冊子の背表紙を温めて糊を溶かし、簡単に表紙と本文を剥がせる状態にすることもできるのです。糊が緩い状態だと5-6つに本文を分割するのも力を入れずに簡単にできるので、ディスクカッタータイプの裁断機を使う人限定でおすすめかもしれません。あと、これを使うと表紙は裁断せずに済むので、とりあえずスキャンした後の雑誌本文は表紙に挟んで保管するという私のようなタイプには向いていると思いますがそれをしてると別に雑誌自体のカサは減りません…。

リムーバー

サンスター文具 はりトルプロ 4765-800

サンスター文具 はりトルプロ 4765-800

マックス スムーバ RZ-11 ネイビーブルー

マックス スムーバ RZ-11 ネイビーブルー

これは何かというと「ホッチキスの芯を外す道具」ですね。いやホッチキスの芯なんてホッチキスの後ろで外したらええやんって感じですけど、これは業務用の太くて大きな針でもあまり力を入れずに簡単に外せるので、中綴じ雑誌を解体する時には結構必須アイテムだと思います。100均とかにもあるけどちゃんとしたもののほうが格段に外しやすいし、そう高くもないので文房具屋で買うことをおすすめします。中綴じ雑誌の場合はこれで針を外した後、中央で半分に裁断しています。きちんと真ん中で切るのは結構コツがいりますが。

人によって必要だったり必要じゃなかったりするものは違うと思いますが、とりあえず私は上記の機材で「WINKUP・DUET・POTATO毎月全ページ」と「購入したTV雑誌のジャニーズ関連ページ」はスキャンしています。自担が雑誌に載るペース・部屋の広さ・裁断済みの雑誌の処理方法などによっても必要な機材や向いている方法が変わってくるので、「ジャニヲタならこれで決まり☆」的な選択肢が提示できなくてすみません…。
というわけで具体的に私が普段行っているスキャンの手順はまた次回、写真付きでお送りしたいと思います。

あっ最後になりましたがジャニーズ楽曲大賞2012の結果発表が無事に完了いたしましてありがとうございました!あくまで個人が主催している限定された規模の企画ということを念頭に置いて結果を楽しんでいただけると嬉しいです…とか言ってる場合でもないのかな…。
ジャニーズ楽曲大賞2012-投票結果発表!

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