キヤノンITソリューションズは7月31日、12月に「西東京データセンター」でハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)やAIサーバー向けに直接液体冷却に対応したハウジングサービスを開始すると発表した。
新サービスは、大幅な発熱量を持ち直接液冷方式を採用するHPCやAIシステムサーバー向けになる。動作は12月までに設備構築を完了させ、サービスを開始することにしている。ここでは大容量電力使用に対応する給電方式も提供する。
同社の西東京データセンターは、データセンターファシリティスタンダードのTier4の設備を有し、今回のサービスでは、サーバーへの冷水供給にループ配管方式を採用する。万一の障害発生時に当該部分を安全に切り離し、ほかのシステムに影響がない構成にしているという。
キヤノンITソリューションズの「西東京データセンター」(同社より)