NTT東日本グループ、パーパスなど制定--持続可能な循環型社会の共創へ

大場みのり (編集部)

2023-05-12 16:05

 NTT東日本グループは5月12日、パーパス(存在意義)を定義し、それに向けたなりたい姿「ビジョン」、使命「ミッション」、価値観と行動基準「バリュー」を制定したと発表した。

 NTT東日本グループはパーパスとして、地域に密着した現場力とテクノロジーの力で、夢や希望を感じられる持続可能な循環型の地域社会を共創する「地域循環型社会の共創」を掲げる。このパーパスのもと同グループは、地域の未来を支える価値創造事業を中心とした事業構造への転換を図り、地域社会の人々と夢や希望を感じられる持続可能な循環型社会を共創するとしている。

パーパスを軸としたNTT東日本グループの目指す姿
パーパスを軸としたNTT東日本グループの目指す姿

 ビジョンでは、地域の価値創造企業として「SOCIAL INNOVATIONパートナー」を目指す。ミッションでは、安定した通信サービスの提供に加え、地域に根差したネットワークとエンジニアリング力を活用し、現地の人々と未来を考え、課題解決・価値創造・レジリエンス(回復能力)の向上に貢献するという。

 価値観や行動基準を示すバリューには「Passion」「Professional」「Self-realization」がある。Passionは、高品質でつなぎ続けることにプライドを持つ「つなぐ使命」、共感・協力・感謝の環を広く持つ「共感・協力・感謝」、地道な創意工夫を積み重ね、新たな価値創造に挑戦する「挑戦」で構成されている。

 Professionalでは、顧客とゼロ災(労働災害の根絶)を最優先する「お客さま第一・安全第一」、データを重視し、デジタルの力を最大限活用する「DXとデータドリブン」、自ら学び成長し続け、チームに貢献する「個の成長とチームへの貢献」、小さな行動から事業を通じて、率先して環境負荷をゼロにする「高い環境意識」を掲げる。

 Self-realizationでは、多様な働き方で幸福感を向上させる「ワークインライフ」、一人一人の多様性を認め合う「多様性受容」、各自が主役となって不正や不祥事を防止する「高い倫理観」を挙げる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

  3. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]