アマゾン ウェブ サービス、モバイルプッシュ通知を提供へ

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2013-08-14 08:12

 Amazon Web Services(AWS)は米国時間8月13日、通知およびモバイルプッシュサービスを提供する計画の概要を示した。これによって開発者らは、Appleの「iOS」や、「Kindle Fire」を含む「Android」搭載端末に通知を送信できるようになる。

 AWSはこの計画の下で、100万件までの通知を無料で提供し、その後はメッセージを100万件発行するごとに50セント、メッセージを100万件伝送するごとにさらに50セント、合計でメッセージ100万件あたり1ドル徴収する。開発者は、個人に加えて多数の顧客宛てにメッセージを送信することができる。

 AWSはこの動きによって、ユーザーの行動を促すために通知をプッシュする必要のあるモバイル開発者をより多く自社サービスに引きつけようとしている。AWSは、iOSとAndroidで異なる設定を使用しなければならなかった開発者のため、通知のクロスプラットフォーム化を目指している。Amazonにとってのもう1つの利点となり得るのは、エンタープライズにおけるハロー効果である。AWS開発者は、Kindle Fireアプリケーションも開発する可能性が高いからだ。

 AWS通知サービスを利用する顧客には、Urban Airship、WeatherBug、Crittercismなどがある。Urban Airshipの最高経営責任者(CEO)を務めるScott Kveton氏はブログ投稿で、クロスプラットフォーム通知サポートを利用することで、開発者が「自身のアプリに基本的なユニキャストおよびブロードキャストのプッシュ通知を追加」することができると述べた。プッシュ通知のサポートに向けたAWSの動きは、「(プッシュ通知の価値を)大いに支持するもの」だという。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

  4. ビジネスアプリケーション

    カスタマーサポート業務で生成AIはどう使えるか、代表的な活用場面を解説

  5. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]