「世界海洋デー」を翌日に控えた7日午後、在韓日本大使館前に核汚染水浄水器と配達員が登場した。
環境団体「緑色連合」のファン・インチョル気候エネルギーチーム長と広告研究所のイ・ジェソク所長は、日本大使館に核汚染水の入ったドラム缶をかたどった浄水器の配達を試みた。警察に制止されるとともに、日本大使館には受け取りを拒否された。
2人は「汚染水は安全できれいだという日本政府のうそを暴露し、同時に核汚染水は誰も飲めない水であり、全世界の市民と海洋生態系の安全を脅かすという真実をあらわにするためのもの」と企画理由を説明した。
緑色連合のファン・インチョルさんはパフォーマンス中の発言で「日本政府と東京電力の主張のように核汚染水がきれいなら、日本政府の当局者自身は果たしてその水を飲めるのか」とし、「誰も飲めない危険な核汚染水について真実をごまかしてはならず、海洋投棄で全世界の市民の安全を脅かしてはならない」と述べた。また「海洋投棄の他に安全で現実的な陸上保管という代案を今からでも選ぶことを日本政府に求める」と述べた。
6月8日は、海の大切さに気付いてもらうために国連が制定した「世界海洋デー」だ。