DEPARTURES (globeの曲)
「DEPARTURES」 | ||||||||
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globe の シングル | ||||||||
初出アルバム『globe』 | ||||||||
リリース | ||||||||
規格 | 8cmCD | |||||||
録音 |
1995年 日本 | |||||||
ジャンル | J-POP | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | avex globe | |||||||
作詞・作曲 | 小室哲哉 | |||||||
プロデュース | TETSUYA KOMURO | |||||||
ゴールドディスク | ||||||||
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チャート最高順位 | ||||||||
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globe シングル 年表 | ||||||||
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「DEPARTURES」(デパーチャーズ)は、globeの楽曲、および4枚目のシングル。1996年1月1日発売。発売元はavex globe。
解説
[編集]制作にあたってまずピアノだけでオケを作り、そこからパート別・全体のバックトラックを考えた[1]。
JR東日本から、「『若いカップルが新幹線に乗ってスキーに出かける』『カップルがホームから列車に乗り込むシーンから始まって、雪が降る駅を新幹線が静かに出て行く所で終わる』という設定を元に楽曲を作って欲しい」という依頼があり、「JR東日本・広告代理店・エイベックスに、小室がどの様に歩み寄って新しいものを生み出すのか」を課題とした。その際に竹野内豊と江角マキコが「今までどんな仕事をしてきたのか」「どんな個性の持ち主なのか」「これから何をしようとしているのか」を知り合いだったMARCを通して徹底的に調査し、「今はモデルだけど俳優を目指している」という答えを聞いた。それにより、「15秒の短編映画のサウンドトラック」「若いカップルを乗せた新幹線が格好良く、しかも哀愁を帯びて走っている絵に見せる」ことをテーマにし、それらに集中して作り上げた[2]。
歌詞は小室哲哉が恋人に宛てた想いを形にしたものであり、男女2人の世界が浮かんできて、その世界を断片的に切り取って言葉にまとめた[1]。2人は「今一緒にいる2人」「別れた後思い出している2人」[1]「苦労しながらも、現在進行形で恋愛感情を育てている2人」[3]のどれともとれる様にした。小室は後に「頭から終わりまで、1行ずつ世界観を統一していくのが大変だった。コピーライターがキャッチコピーを1行ずつ書く様にまとめていった。1行だけでも気に入ってもらえたらうれしい」と語っている[3]。
KEIKOが歌録りに入る際に、小室が一緒にスタジオに入って、KEIKOのそばで1言ずつチェックしながら録っていった[4]。
出来上がった時に小室はh jungle with tの「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」と同じ「絶対に売れる」という感触を味わった[4]。
シングルでは初めてメンバーの写真がジャケットに使用された。撮影はアンバサダーホテルで行われた[5]。また、デビュー時から3作連続で90万枚近いメガヒットを連発していたが、本作で初めて主要の歌番組など一斉にメディア出演を果たしたこともあり、人気や注目度は爆発した。
本作は累計228.8万枚(オリコン調べ)を売り上げて、現在まで発売されたglobeのシングルの中では最大の枚数である。また歴代シングルランキングでも15位となる売上を記録している。
竹野内豊と江角マキコが出演するJR ski skiのCMソングだが、このバージョンはシングルバージョンよりもキーが高くなっている。CMサイズをロサンゼルスのスタジオで録り、その後日本で録り直された[6]。現在、日本のCMソングとしては最も売り上げ枚数が多い楽曲である。
2015年には「コカ・コーラ」 ウィンターソングボトルキャンペーンの1曲として、コカ・コーラ ゼロに登場した[7]。
2018年1月5日からは西武鉄道グループのプリンスホテルが展開するプリンススノーリゾートキャンペーンの『SKI!PRINCE!AGAIN!』テーマのCMソングに使われた。この起用はこの曲が発売された「JR ski ski」の時代を過ごした若者たちがその後40代〜50代の大人になった今、スキー場のワクワク感を思い出す演出となっている。いわばオマージュのようなCMである。
収録曲
[編集]- DEPARTURES (RADIO EDIT)
- 作詞・作曲・編曲:小室哲哉・MIX:Dave Ford
- DEPARTURES (EXTENDED MIX)
- DEPARTURES (INSTRUMENTAL)
楽曲の収録アルバム
[編集]DEPARTURES
- globe(アルバムバージョン)
- CRUISE RECORD 1995-2000(アルバムバージョン)
- 8 Years ~Many Classic Moments~
- Ballads & Memories(ARRIVAL version)
- globe decade -single history 1995-2004-
- 15YEARS -BEST HIT SELECTION-(アルバムバージョン)
- #globe20th -SPECIAL COVER BEST-(COVER+BEST盤のみ短縮バージョンを収録)
- TK MILLION WORKS
- ARIGATO 30 MILLION COPIES -BEST OF TK WORKS
- THE GREATEST HITS - 小室哲哉作品集 - a
- TETSUYA KOMURO ARCHIVES
カバー
[編集]音源として発売されたカバー楽曲を挙げる(セルフカバーを含む)。
- globe - ベスト盤『Ballads & Memories』(2002/12/26)に「DEPARTURES(ARRIVAL version)」として
- デーモン閣下 - アルバム『GIRLS' ROCK 〜Tiara〜』(魔暦11年/2009/2/11)
- Spontania - シングル『DEPARTURES』(2010/11/10)、アルバム『スポンテニア』(2010/12/15)
- AAA - シングル『PARADISE/Endless Fighters』ジャケットCのみ(2010/11/17)、アルバム『Buzz Communication』mu-moショップ限定盤のみ(2011/2/16)
- ひとしずく×やま△ feat. 鏡音リン・レン - 小室哲哉公認のカバーアルバム『小室哲哉 meets VOCALOID』(2012/3/28)
- 赤木りえ(フルート) - インストゥルメンタルアルバム『Feel the Earth 〜ワールドビート・スタンダード〜』(2012/5/23)[8]
- INFINITY16 - カバーアルバム『White Cover』(2012年12月5日発売)に収録。
- ダイアナ・ガーネット - アルバム『COVER☆GIRL』(2013/11/27)[9]
- 華原朋美 - アルバム『MEMORIES -Kahara Covers-』(2014/3/21)
- Ms.OOJA - カバーアルバム『WOMAN 2 〜Love Song Covers〜』(2014年11月26日)。
- hyde - V.A.『#globe20th -SPECIAL COVER BEST-』(2015年12月16日)に収録[10]。
- デスラビッツ - コンピレーション・アルバム『EXA IDOL COMPLEX〜Super duper!』(2016/10/15)
- RAISE A SUILEN - 『バンドリ! ガールズバンドパーティ! カバーコレクション Vol.6』 (2021/11/10)[注釈 1]
- 久遠七海(Lezel) - アニメ「パリピ孔明」Ver.としてYouTube上で2022年5月26日に公開。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c ソニー・マガジンズ刊「WHAT's IN?」1996年5月号「globe The Completely Free Triangle」87P-89Pより。
- ^ 飛鳥新社刊 『プロデューサーは次を作る』:中谷彰宏・小室哲哉著117P-119Pより。
- ^ a b ぴあ刊「小室哲哉ぴあ globe編」p.76より。
- ^ a b ソニー・マガジンズ刊「PATi PATi」1996年6月号「globe wait in' globe いつだって待ってる、globeの次の新曲」p.35より。
- ^ ソニー・マガジンズ刊『PATi PATi』1996年4月号「globe Only 30 seconds」p.36より。
- ^ リットーミュージック刊『ギター・マガジン』2019年11月号124Pより。
- ^ 「コカ・コーラ」 ウィンターソングボトルキャンペーン 11月2日(月)からスタート 日本コカ・コーラ株式会社 2015年10月28日
- ^ the Earth 〜ワールドビート・スタンダード〜 ビクターエンタテインメントによるページ
- ^ “COVER☆GIRL(初回生産限定盤) | ダイアナガーネット”. ORICON NEWS. 2019年9月5日閲覧。
- ^ “globeカバー盤にHYDE、浜崎あゆみ、NMB梅田ら追加&曲目判明”. 音楽ナタリー (2015年12月4日). 2015年12月4日閲覧。
- ^ bang_dream_gbpの2021年12月24日のツイート、2021年12月30日閲覧。
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