CRピンクレディー
CRピンクレディーは、2002年9月に大一商会が開発、発売したCR機デジパチ。歌手のピンク・レディーを主人公としたタイアップパチンコ機。同社の『CR天才バカボン』で人気だったゲーム性を引き継いでおり、当時の大一機種としては『CR天才バカボン』が持っていた自社の売上記録を塗り替えるヒット機となった。また、本機のヒットを受けて、ピンクレディー自身の人気も再上昇し、再々々々結成のきっかけともなった。
特徴
[編集]- 1/2確率変動タイプ。
- キャラクターは、ピンク結成当時のイメージイラストやアニメキャラではなく、本機用に新たにデザインされたものを使用。かなりデフォルメされたため幼顔のピンクとなっている。
- リーチ時、大当たり時にはピンクの当時のヒット曲が流れる。これらは当時のレコード音源のように聴こえるが、ピンク本人らによって本機用として新録されたものである。
- 役物はワープルートからの打球を磁石でスタートチャッカー入賞をサポートする「リプレイ機能」を採用。
- 確率変動図柄でリーチがかかったのに最終的に通常図柄で当たるといういわゆる『成り下がり当たり』がない。
- 大一より「ミュージック・エンターテイメントシリーズ」の第1弾と銘打たれている。
- 停電トラブル対応のレジューム機能搭載。内部的に大当たり処理等がビジーになると「停電復旧中」と画面に表示される場合がある。
- 大容量キャラクターデータロム(512Mbit)、大容量サウンドロム(32Mbit)を搭載。
スペック
[編集]型式 | 大当たり確率 | 確変割合 | 賞球数 | ラウンド数 | 時短 |
---|---|---|---|---|---|
X | 1/326.5→1/65.3 | 50% | 4&11&15 | 15ラウンド10カウント | 確変終了後100回 |
W | 1/359.5→1/65.4 | 50% | 4&11&15 | 15ラウンド10カウント | 全ての大当たり終了後100回 |
WE | 1/350.5→1/63.7 | 50% | 4&11&15 | 15ラウンド9カウント | 全ての大当たり終了後100回 |
※ 大当たり確率数値は全てメーカー発表値。
演出
[編集]『CR天才バカボン』で人気だった演出が多く引き継がれている。
- 予告演出
- ステップアップ予告を採用。「ステージライト(予告の予告)」→「モンスター」→「UFO」→「ピンク・レディー」→「デカペッパー」→「オールキャスト」。普段は黄色のモンスターが白い場合は期待度アップ(ただし「ペッパー警部」で終了(ハズレ)もアリ)。
- サウスポーリーチはステップ2のみ、メドレーリーチはステップ3以上から発生のチャンスがある。
- また、ステップ4のデカペッパーが画面下へ降りた際、ナビボードが登場することがある。液晶上部の「P」「I」「N」「K」のランプが止まったところに書かれている曲のリーチに直接発展のチャンス(法則崩れも存在)。
- スベリ予告は2種類(「UFOスベリ」(ステップ2以上から発生のチャンスあり)と「ピンクレディースベリ」(ステップ3(ピンクレディー登場))以上から発生のチャンスがある)。
- 特に後者(ピンクレディースベリ)は登場の時点で「リーチ確定」、さらに決めポーズの瞬間に下からステージがせり上がると期待度の高い「メドレーリーチ」への発展も期待できる
- 巨大UFO連続出現予告(連続予告) 変動開始直後~左図柄停止直前の間にハデな音とともに画面上部に巨大UFOが出現する(最大4連)。回数が多いほど期待度は高まるが、たとえ4連でもハズレの場合もある。確変直撃音(ピピピピンクレディ)は、このUFO出現中のみ発生する。
- 他演出
PINKフラッシュ(期待度アップ):左右図柄停止時に液晶上部の「PINK」部が激しくフラッシュする。 スペシャルテンパイ音:「リーチ」のボイスが「ピンクレディー」に変化する。 ヒップアタック:ペッパー警部前半中にミー&ケイが図柄にヒップアタックする。 ピンクバルーン:図柄変動中にピンクレディのアドバルーンが揚がる。 ダイヤモンドフラッシュ:液晶の上部が白色に光る(大当たり確定)。 ただし、液晶に注目していると見逃すこともある。
- 背景
夜明け(海)⇒朝(海)⇒昼(スタジアム)⇒夕方(スタジアム)⇒夜の順に移行。法則崩れで大当たりが確定する。 プレミアム背景として砂漠背景とバカボン背景(どちらも確変確定)があった。
- そのうち「夜」での大当たりは確率変動大当たり確定。前作『-バカボン』では「雨上がりリーチ」の評判が悪かったため、本作では「夜」からの背景チェンジの「夜明けチャンス」演出にて確率変動大当たりの期待が持てるようになっている。
※通称「メリハリ」(大一のPL板で使われていた言葉) 夜から朝への画面の切り替わりは、通常は他の背景の切り替わりと同じ速さだが、稀に「パッ」と変わることがある。 これは夜背景の時に通常当たりを引いたために、背景を朝に切り替えているため。
- 大当たり直撃音(「トゥルルルン」)を採用。
- デジタル始動時、全てのミニキャラ登場は大当たり確定、さらに「法則崩れパターン」も存在した(スタジアム背景…ミニUFO 海背景…モグラ 夜背景…クジラ)
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登場人物
[編集]- ピンク・レディー
- 主人公。ミー(左)とケイ(右)による2人組アイドル。当時の衣装と振付で歌って踊りまくる。
- モンスター
- 予告キャラのひとつ。役目は『CR天才バカボン』でいうウナギイヌにあたり、たまに白いこと(通称「白モン」)がある。信頼度は下がっており、『ペッパー警部』リーチで終わることもある。
CRピンクレディー・セカンドツアー
[編集]CRピンクレディー・セカンドツアーは、2007年に大一商会が開発、発売したデジパチタイプのパチンコ機。
概要
[編集]- 当機の展示発表会が2007年4月10日、グランドハイアット東京にて開催された。ピンク・レディー本人もイベントに参加した。
- 前作同様、本機のために歌はレコーディングし直している(新録)。
- 本機より新枠「X-GEAR」を投入。
- 初当たりが非確変の場合は時短がなく、確変でもおよそ半分は電チューサポートがない潜伏状態となる複雑なモード移行システムを搭載していた。
スペック
[編集]型式 | 大当たり確率 | 確変割合 | 賞球数 | ラウンド数 | 時短 |
---|---|---|---|---|---|
XT | 1/336.5→1/33.65 | 69%(うち突確10%) | 3&4&10&13 | 15ラウンド9カウント | 電チューサポート中の通常大当たり終了後100回 |
XS | 1/99.25→1/19.85 | 70%(うち突確10%) | 3&4&10&12 | 4ラウンド10カウント | 電チューサポート中の通常大当たり終了後30回 |
CRピンクレディー2011
[編集]CRピンクレディー2011は、2011年3月に大一商会が発表したデジパチタイプのパチンコ機。
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関連商品
[編集]- 『必殺パチンコステーションV5 ピンクレディー』(サンソフト、2002年10月31日、プレイステーション2用ゲームソフト)