Amazon Go
Amazon Go 1st store アマゾン・ゴー 第1店舗 | |
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Day1のAmazon Goストア | |
店舗概要 | |
所在地 |
アメリカ合衆国ワシントン州シアトル7th Avenue 2131 Day 1内部 |
座標 | 北緯47度36分58.49秒 西経122度20分23.45秒 / 北緯47.6162472度 西経122.3398472度座標: 北緯47度36分58.49秒 西経122度20分23.45秒 / 北緯47.6162472度 西経122.3398472度 |
開業日 |
2016年12月5日(Amazonの従業員) 2018年1月22日(一般公開) |
施設所有者 | Amazon |
延床面積 | 170 m² |
Amazon Go(アマゾン・ゴー)はAmazon.comが運営する無人店舗。最初の店舗は2016年12月5日にAmazonの新本社内にオープンしており、消費者はレジに並ばずに商品を購入することが出来るなど部分的に自動化されている[1][2]。
2020年6月現在、全米4都市(シアトル、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク)で26店舗を運営する[3]。
歴史
[編集]2016年、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は最初に開店した店舗はAmazonが開店を計画している3店舗中の1つで3店舗とも違った形態になると報道した[4] 。2016年10月、ビジネスインサイダーは今後10年間で2000店以上を開店するとしたAmazonの内部文書を確認したと報じた[5] 。Amazonの広報担当者は2000店開店の報道を否定し、未だに学んでいると主張した[6][7]。ビジネスインサイダーは今後2年間でAmazonは20店舗程度を開店する可能性があると予測した。
The Verge は2017年の早期にも最初の店舗が一般公開される予定だと報じ、2016年12月にAmazonの従業員限定のベータ版が開店した[2] 。最初の店舗は約167平方メートルでコンビニエンスストア程度の大きさだった[4]。他のテストはより大型の店舗で行われる。
Amazonは店舗が2018年1月22日に一般にオープンすると発表した[8]。消費者はストアに入店する前にiOSまたはAndroid用のAmazon GoアプリをダウンロードしAmazonアカウントにサインインしておく必要がある[9]。有名ブランドとローカルブランドの仕入れに加えて、ストアはWickedly PrimeなどのAmazonのハウスブランドの多くを販売する[10]。低所得者への公的援助のフードスタンプ (補助的栄養支援プログラム) や、最近のモデルのスマートフォンを持っていない消費者またはAmazon Goアプリをダウンロードしていないスマートフォンは受け付けていない[11]。
2018年8月27日に市立図書館近くの 920 Fifth Avenue に2つめの店舗をオープンした[12]。1つめの店舗よりも少し小ぶりで、アルコールを扱わず、入口と出口のゲートが別になるなど若干の違いがある[12]。
コンセプト
[編集]Amazonのプロモーションビデオによれば、このストアのコンセプトはコンピュータビジョンや、ディープラーニングアルゴリズム、センサーフュージョンなどの技術を駆使し、レジに並ばずに自動で支払いが完了するものである[13]。Amazon Goはスマートフォンの普及やジオフェンス技術に頼ったシステムでサプライチェーンや在庫管理だけでなく、顧客体験を合理化できる革新的なモデルとみなされた[13]。
関連項目
[編集]- Amazon.com
- Amazon.co.jp
- 人工知能
- ニューラルネットワーク
- トライアルカンパニー - 日本版Amazon Goとも云われる日本のスーパー[14]。
脚注
[編集]- ^ Nick Wingfield (2016年12月5日). “Amazon Moves to Cut Checkout Line, Promoting a Grab-and-Go Experience”. New York Times 2017年3月8日閲覧。
- ^ a b Natt Garun (2016年12月5日). “Amazon just launched a cashier-free convenience store”. The Verge 2017年3月8日閲覧。
- ^ “List of Amazon Go Locations on Amazon.com”. Amazon. 2020年6月8日閲覧。
- ^ a b Laura Stevens, Khadeeja Safdar (2016年12月5日). “Amazon Working on Several Grocery-Store Formats, Could Open More Than 2,000 Locations”. Wall Street Journal 2017年3月8日閲覧。
- ^ Eugene Kim (2016年10月26日). “Internal Amazon documents reveal a vision of up to 2,000 grocery stores across the US”. Business Insider 2017年3月8日閲覧。
- ^ Ben Fox Rubin (2016年12月7日). “Amazon: No, we're not opening 2,000 stores”. CNet 2017年3月8日閲覧. "Two days after The Wall Street Journal reported that Amazon plans to open "more than 2,000 brick-and-mortar grocery stores under its name," the company knocked down the idea as false."
- ^ Jacob Kastrenakes (2016年12月8日). “Amazon says it has ‘no plans’ to open 2,000 stores”. The Verge 2017年3月8日閲覧。
- ^ Weise, Elizabeth (21 January 2018). “Amazon set to open its grocery store without a checkout line to the public”. USA Today 21 January 2018閲覧。
- ^ Bosa, Deirdre (21 January 2018). “Amazon's automated grocery store will launch Monday after a year of false starts”. CNBC 21 January 2018閲覧。
- ^ Gershgorn, Dave (21 January 2018). “Amazon’s AI-powered grocery store is opening to the public tomorrow”. Quartz 21 January 2018閲覧。
- ^ “Amazon opens a supermarket with no checkouts” (英語).BBC News (2018年01月22日).
- ^ a b “Amazon has a second Go at cashierless convenience store in downtown Seattle” (英語). The Seattle Times. (2018年8月27日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ a b Grewal, Dhruv; Roggeveen, Anne L.; Nordfält, Jens (March 2017). “The Future of Retailing”. Journal of Retailing. The Future of Retailing 93 (1): 1–6. doi:10.1016/j.jretai.2016.12.008 .
- ^ 日本版Amazon Go!? トライアルがスマートストアの実店舗営業と自動会計の実証実験を開始 Impress Corporation 2018年2月23日