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鼠径靭帯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鼠径靭帯(そけいじんたい)とは恥骨結節上前腸骨棘を結ぶ帯である。鼠径の基底部を成し、鼠径ヘルニアが発生することがある。

構造

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鼠径靭帯は腸骨上前腸骨棘から恥骨恥骨結節へ走行する。外腹斜筋腱膜からなり、大腿の筋膜に続いている。

どこに付着しているかについてはいくつかの議論がある。

 鼠径靭帯の深部の構造が含むもの:

機能

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この靭帯は柔らかな組織からなり、体幹から下肢にかけての前面をとおり、大腿三角の上縁をなす。鼠径靭帯の中央部、すなわち上前腸骨棘から恥骨結節にかけての途中で、大腿神経が現れる。

歴史

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フランコイス・ポーパートがこの靭帯をヘルニア治療と関連付け、「腹部のサスペンダー」と呼んだため、「ポーパートの靭帯」とも呼ばれている。また、「ファロピアン靭帯」とも呼ばれることもある。コリス靭帯は反射性靭帯であり、鼠径靭帯ではない。

関連項目

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参考文献

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  1. Acland RD (January 2008). "The inguinal ligament and its lateral attachments: correcting an anatomical error". Clin Anat. 21 (1): 55–61. PMID 18092366. doi:10.1002/ca.20579.
  2. Ryan, Jeffrey M.; Starkey, Chad (2002). Evaluation of orthopedic and athletic injuries. Philadelphia: F.A. Davis Co. ISBN 0-8036-0791-1.
  3. synd/2633 at Who Named It?
  4. F. Poupart. Chirurgie complète. Paris, 1695.