コンテンツにスキップ

韓大輝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
韓大輝
職業: 教皇庁福音宣教省次官
各種表記
繁体字 韓大輝
簡体字 韩大辉
拼音 Hán Dàhuī
和名表記: かん だいき
発音転記: ハン・ダーフイ
英語名 Savio Hon Tai-Fai
テンプレートを表示
韓大輝
聖職
司祭叙階 1982年
司教叙階 2011年
個人情報
出生 1950年10月21日
イギリス領香港
紋章 韓大輝の紋章
テンプレートを表示

韓 大輝(かん だいき、広東語:ホン・タイファイ、1950年10月21日 - )は、香港のカトリック司祭・大司教。洗礼名はドメニコ・サヴィオ2010年12月に教皇庁福音宣教省次官に選ばれてシラ名義大司教区大司教に任命され、翌年の2月5日に大司教に任ぜられた。この職位は今の所、華人がバチカンで担当する最高の職務である。

経歴

[編集]

香港に生まれ、そこでサレジオ会に入会し、1969年に初誓願、そして1975年には終生誓願を宣立。1982年司祭叙階された。彼は相次いでイギリスロンドン大学イタリア教皇庁立サレジオ大学を卒業し、それぞれ哲学の学士号、神学の博士号を取得した。その後は中国各地の神学校で教職を担当した[1]

1995年から2001年まで、サレジオ会中華管区の管区長を務めた。

1999年には教皇庁神学アカデミーの会員となり、2004年には国際神学委員会に加入した。彼はまたカトリック香港教区聖神修院神哲学院教授でもある。

2010年12月、教皇ベネディクト16世は彼を聖座福音宣教省次官に任命して前任のロバート・サラ(Robert Sarah)枢機卿を引き継がせ、同時に大司教に任命した[2][3]

2011年2月5日サン・ピエトロ大聖堂で教皇ベネディクト16世の司式により大司教に聖別され[4][5][6]、教皇自ら韓大司教に福音書[4]司教冠、司教の指輪及び司教杖を授けた[7]。大司教就任後彼が初めて公式訪問したのは、教皇庁と国交のある中華民国台湾)であった[4]

脚注

[編集]
  1. ^ 教皇庁人事:福音宣教省次官に韓大輝神父”. バチカン放送局 (2010年12月24日). 2012年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月31日閲覧。
  2. ^ 教宗任命慈幼会士韩大辉神父为万民福音部秘书长并提升总主教”. 天主教哈尔滨堂区 (2010年12月24日). 2013年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月24日閲覧。
  3. ^ 香港韩大辉神父荣任罗马教廷万民福音传播部秘书”. 法广中文网 (2010年12月24日). 2010年12月24日閲覧。
  4. ^ a b c “教廷首位華人高官月底訪台灣 韓大輝今由教宗祝聖”. 蘋果日報. (2011年2月5日) 
  5. ^ “教廷首位華人高官月底訪台灣 韓大輝今由教宗祝聖”. 蘋果日報. (2011年2月5日) 
  6. ^ 韓大輝下月5日升總主教”. 蘋果日報 (2011年1月7日). 2012年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月20日閲覧。
  7. ^ “韓大輝獲祝聖為總主教(23:06)”. 明報即時新聞. (2011年2月5日)