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電圧の比較

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

電圧の比較(でんあつのひかく)では、電圧電位差を比較できるよう、昇順にする。

電圧には正負があるが、ここではその絶対値を扱う。また、起電力電圧降下も扱う。

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因数 単位 説明
10−9 ナノボルト (nV) 4 nV 温度 300 K で 1 Ω の電気抵抗に生じる帯域幅 1 kHz 当りの熱雑音(rms値)
130 nV 温度 300 K で 1 kΩ の電気抵抗に生じる帯域幅 1 kHz 当りの熱雑音(rms値)
10−6 マイクロボルト (µV) 20〜70 µV ヒト脳波の振幅
647 µV R熱電対(白金13%ロジウム-白金)の0℃〜100℃の熱起電力
10−3 ミリボルト (mV) 4.10 mV K熱電対(アルメル-クロメル)の0℃〜100℃の熱起電力
-70〜-87 mV ヒト筋肉静止電位
100〜300 mV ゲルマニウムダイオードのおよその電圧降下 (順方向電圧)
200〜400 mV ショットキーバリアダイオードのおよその電圧降下 (順方向電圧)
600〜700 mV シリコンダイオードのおよその電圧降下
100 ボルト (V) 1 V 1 A (アンペア) の電流が流れる導体の2点間で 1 W (ワット) の電力が消費されるときの2点間の電位差
1 Ω (オーム) の電気抵抗に 1 A の電流が流れているときの抵抗両端の電位差
1 F (ファラド) のコンデンサに 1 C (クーロン) の電気量を充電したときの電極間の電位差
1 C の電荷を運ぶのに 1 J (ジュール) の仕事を要したときの2点間の電位差
1.1 V ボルタの電池」の起電力
1.5 V 円筒形乾電池の公称電圧
2〜3.5 V 可視光LEDの順方向電圧 (発光に必要な印加電圧)
3.0 V 二酸化マンガンリチウム電池 (コイン型リチウム電池)の公称電圧
3.3 V 一般的なCMOSデジタル回路における電源電圧の一例
3.7 V リチウムイオンポリマー二次電池の公称電圧
4.75〜5.25 V USBの電源供給電圧
9 V 006P (角型乾電池) の公称電圧
12 V 一般的な自動車用バッテリー
24〜50 V 概ねこれ以上が人体に対する危険電圧とされる (感電も参照)
100〜250 V 一般家庭に配電される商用電源の電圧
国ごとの違いは商用電源も参照
300〜400 V デンキナマズ
650〜850 V デンキウナギ
103 キロボルト (kV) 静電気
1,200〜2,000 V AEDの電気ショックに使用される放電電圧
600〜3,000 V 鉄道直流電化の電圧(国や路線により異なる)
直流電化#採用事例も参照
15,000〜25,000 V 鉄道の交流電化の電圧(国や路線により異なる)
交流電化#採用事例も参照
66,000〜1,000,000 V 送電線の電圧
660,000 V 原子力発電所周辺などの高圧線の電圧
数10万〜100万 V スタンガンのおよその放電電圧
106 メガボルト (MV) 3200万 V ホリフィールド放射性イオンビーム施設
1億〜10億 V
109 ギガボルト (GV)
1012 テラボルト (TV)
1015 ペタボルト (PV) 3京8000兆 V PSR J0537-6910
1018 エクサボルト (EV) 1000京ボルト 超大質量ブラックホール
・・・
1027 1.04×1027V プランク電圧