虎走かける
虎走 かける | |
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ペンネーム | 虎走 かける(こばしり かける) |
誕生 |
1986年??月??日[1][2] 日本・東京都[2] |
職業 | 小説家、ゲームシナリオライター |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2014年2月10日- |
ジャンル | ファンタジー、ライトノベル |
代表作 | 『ゼロから始める魔法の書』シリーズ |
主な受賞歴 | 第20回電撃小説大賞大賞(2013年) |
デビュー作 | 『ゼロから始める魔法の書』 |
公式サイト | ちらうら |
ウィキポータル 文学 |
虎走 かける(こばしり かける、1986年[1][2] - )は、日本の女性[3]小説家、ゲームシナリオライター。東京都出身[2]。放送大学卒業[要出典]。2013年、『ゼロから始める魔法の書』で、第20回電撃小説大賞受賞。
経歴
[編集]寅年の射手座生まれ[2]。東京の下町で育つ[2]。小学生の頃の国語の授業と、菊地秀行の『魔界都市ブルース』を読んだことをきっかけに小説を書きはじめる[4][5]。また幼少期から中世ヨーロッパ風の品々に関心があったことや、『バーティミアス』、『ダレン・シャン』、『セブンスタワー』等の海外の児童文学の影響から、ファンタジー小説家を志すようになる[6][3]。
第15回電撃小説大賞に応募するも、第二次選考で落選[4]。数年後さらに少女向けのレーベルに応募し、最終選考で落選するも、第20回電撃小説大賞において、虎走こけた名義で応募した『ゼロから始める魔法の書』が大賞を受賞[4][1]。受賞作は加筆訂正の後、虎走かけるのペンネームで2014年2月10日に電撃文庫より刊行され、小説家としてデビューする。デビュー作の『ゼロから始める魔法の書』は、2014年12月より漫画版が始まった他、2015年10月にはスピンオフ漫画の連載もスタート、さらに2017年にはテレビアニメ化されるなど、メディアミックスが行われている[7][8][9]。シリーズは2017年12月刊行の第11巻にて第一部終了とし、一旦完結する。
2018年8月、講談社ラノベ文庫にて、『ゼロから始める魔法の書』の続編にあたる『魔法使い黎明期』を開始する[10]。『魔法使い黎明期』も前作と同様、漫画化、およびテレビアニメ化等のメディアミックスが行われている[11][12]。
2019年にはスマートフォン向けゲーム『クロス×ロゴス』のメインシナリオを担当した[13]。
人物・作風
[編集]王道冒険物やラブコメが好きと語り、デビュー作『ゼロから始める魔法の書』に関しても「大好きなファンタジーで、大好きな王道を書こう」という思いで執筆したと語っている[5][4]。またデビュー作の主人公に獣人を据えるなど、人外のキャラクターに対する思い入れがある[5]。ただしケモナーかと言われれば「個人的にはそうでもないと思っている」と発言したこともある[14]。この理由については、獣人に限らずロボットや妖怪等、「ありとあらゆる差のある関係が好き」だからとしている[15]。好きな物として他にゲーム、児童文学、絵本、漫画、映画等も挙げており、デビュー作の着想を得た作品として『指輪物語』、『ダレン・シャン』、『キノの旅』、『スレイヤーズ』といった小説作品や、『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』、『ベルセルク』などの漫画作品を挙げている[3][5]。なお工業高校出身であり女子生徒がクラスに自分一人という学校生活を送ったため、学園小説は書けないという[3]。
作品を執筆する際は、まずキャラクターを考え、そこからキャラクターに紐付けする形で設定やストーリーを膨らませてプロットを作成していくスタイルを採っている[3]。さらに文章のリズムや物語のテンポを常に意識している他、どのキャラクターが発言しているか等の些細な点で読者の気が逸れないようにすることや、難しい言葉や漢字を出来る限り使わないといった点にも気を遣っているという[5]。
作品リスト
[編集]小説
[編集]その他
[編集]- ワールド エンド エクリプス 〜チョップスの憂鬱〜 (Web上、短編小説、2016年2月[16])
- SHAMAN KING FAUST8 「永遠のエリザ」(講談社KCデラックス、2018年11月[17])
- サキュバスアイドルの契約者 ボクっ娘サキュバスと秘密のルームシェア(2019年10月、講談社ラノベ文庫)
ゲームシナリオ
[編集]- 『唯一性ミリオンアーサー』(ソーシャルゲーム、一部シナリオ、2013年)
- 『東京放課後サモナーズ』(ソーシャルゲーム、一部シナリオ、2018年)
- 『クロス×ロゴス』(ソーシャルゲーム、メインシナリオ、2019年)
アニメ
[編集]- 魔法使い黎明期(原作・文芸、2022年)
作詞
[編集]- ▽▲TRiNITY▲▽「インプリンティング」(2022年)
脚注
[編集]- ^ a b c 2作品が大賞に! 第20回電撃大賞贈呈式が開催
- ^ a b c d e f 『ゼロから始める魔法の書』第1巻著者紹介。
- ^ a b c d e 『電撃文庫 MAGAZINE』Vo.43, 「伏見つかさ×虎走かける フレッシュ対談」
- ^ a b c d ゼロから始める魔法の書 著者インタビュー
- ^ a b c d e f 電撃小説大賞 出身作家インタビュー 第47回 虎走かける
- ^ 好きなものをとことん突き詰めたら電撃小説大賞《大賞》に! 『ゼロから始める魔法の書』の虎走かける先生インタビュー
- ^ 『電撃マオウ』2015年2月号。
- ^ 『電撃マオウ』2015年12月号。
- ^ ゼロから始める魔法の書:電撃文庫のラノベがテレビアニメ化 「艦これ」イラストレーターも話題に
- ^ 魔法使い黎明期|ラノベ文庫
- ^ “虎走かけるの本格ファンタジー「魔法使い黎明期」マンガ版がシリウスで連載開始”. コミックナタリー (2019年7月26日). 2021年4月29日閲覧。
- ^ “『魔法使い黎明期』TVアニメ化が決定 『ゼロから始める魔法の書』の正式続編作品もアニメへ”. ラノベニュースオンライン (2021年4月28日). 2021年4月29日閲覧。
- ^ “言葉で戦うRPG「クロス×ロゴス」の配信がスタート。“ひらめき”と“ボキャブラリー”で勝利を掴もう”. 4gamer.net (2019年9月24日). 2021年4月29日閲覧。
- ^ 『ゼロから始める魔法の書』第3巻著者紹介。
- ^ 『魔法使い黎明期』第1巻著者紹介。
- ^ オンラインゲーム『ワールド エンド エクリプス』の番外編。公式プレイヤーズサイトにて配信。
- ^ 武井宏之による漫画『シャーマンキング』のスピンオフ。
関連項目
[編集]- しずまよしのり - 『ゼロから始める魔法の書』のイラスト担当。
- 電撃文庫
- 電撃小説大賞
外部リンク
[編集]- 虎走かける (@kobashirikakeru) - X(旧Twitter)
- ちらうら - 本人によるブログ。