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羽咋駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
羽咋駅
西口(2016年5月)
はくい
Hakui
南羽咋 (3.0 km)
(4.1 km) 千路
地図
所在地 石川県羽咋市川原町18
北緯36度53分47.89秒 東経136度46分59.93秒 / 北緯36.8966361度 東経136.7833139度 / 36.8966361; 136.7833139座標: 北緯36度53分47.89秒 東経136度46分59.93秒 / 北緯36.8966361度 東経136.7833139度 / 36.8966361; 136.7833139
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 七尾線
キロ程 29.7 km(津幡起点)
金沢から41.2 km
電報略号 ハク
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,011[乗車人員 1]人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1898年明治31年)4月24日[1]
備考
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羽咋駅
はくい
Hakui
(3.3 km) 能登一ノ宮
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 能登線
キロ程 0.0 km(羽咋起点)
開業年月日 1925年大正14年)3月3日*[4]
廃止年月日 1972年昭和47年)6月25日[5][6]
備考 路線廃止に伴う廃駅
* 能登鉄道としての開業日[4]
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東口(2016年5月)

羽咋駅(はくいえき)は、石川県羽咋市川原町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)七尾線である[1]

概要

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特急列車は過去に「かがやき」が通過していたが現在はすべての列車が停車する。事務管コードは▲541812[7]

かつては当駅から北陸鉄道能登線三明駅まで伸びていた[6]。また、北鉄能登線の前身である能登鉄道の時代から氷見線氷見駅から当駅まで延伸する計画があった[6]

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線[19]のホームを持つ地上駅[1][20]。駅舎は西口と東口の2つが存在する[1][20]。西口にはバスのりばがあり、単式ホームの1番のりばに面したコンクリート平屋建てで事務室などがある。駅舎と各ホームは跨線橋で連絡している[20]みどりの券売機プラス設置駅[21]

かつては七尾鉄道部管理の直営駅であったが、西口はJR西日本金沢メンテックが受託する業務委託駅、東口は羽咋市が受託する簡易委託駅となっている。2021年3月13日からICOCAなどの全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードが利用可能となっており[16][17]、改札には簡易型のIC専用改札機が設置されている[18]

また、羽咋市の地域おこしとして「UFOのまち」を展開していることから、駅前にはUFO型の街灯が設置されている[22][23]

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1 七尾線 下り 七尾方面[24]  
2 上り 津幡金沢方面[24]  
3 上り 一部の普通列車のみ
下り 七尾方面[24]
付記事項
  • 列車運転指令上では、1番のりばが「下り本線」[1]、2番のりばが「上り本線」[1]、3番のりばが「上り1番線」となっている。
  • 3番のりばは下り方向への入線・発車にも対応しており[19]、実質的には上下副本線としての役割を担うが、通常の発着には1番のりばと2番のりばが使われる[20]

利用状況

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2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員1,011人である[乗車人員 1]

「石川県統計書」及び「羽咋市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1995年 2,317 [乗車人員 2]
1996年 2,189 [乗車人員 3]
1997年 2,001 [乗車人員 4]
1998年 1,900 [乗車人員 5]
1999年 1,847 [乗車人員 6]
2000年 1,774 [乗車人員 7]
2001年 1,693 [乗車人員 8]
2002年 1,570 [乗車人員 9]
2003年 1,511 [乗車人員 10]
2004年 1,440 [乗車人員 11]
2005年 1,430 [乗車人員 12]
2006年 1,422 [乗車人員 13]
2007年 1,392
2008年 1,379
2009年 1,347
2010年 1,354
2011年 1,350
2012年 1,331
2013年 1,360
2014年 1,233
2015年 1,289
2016年 1,312
2017年 1,320
2018年 1,285
2019年 1,274 [乗車人員 14]
2020年 1,011 [乗車人員 1]

駅周辺

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駅前の羽咋擬音石像

駅周辺は羽咋市の中心地である。2024年(令和6年)7月1日に駅前ににぎわい交流施設「ラクナはくい」(鉄骨造り4階建て)がオープンした[25][26]

バス路線

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  • 北鉄能登バス - 富来・七尾・金沢方面
  • 市内循環バス「るんるんバス」
  • 丸一観光 - 東京(グリーンライナー)方面

隣の駅

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※特急「能登かがり火」「花嫁のれん」の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道(JR西日本)
七尾線
南羽咋駅 - 羽咋駅 - 千路駅

かつて乗り入れていた路線

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北陸鉄道
能登線
羽咋駅 - 能登一ノ宮駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 43号 富山駅・高岡駅・和倉温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月16日、26頁。 
  2. ^ a b c 北陸初! みどりの券売機プラスの導入日が決定しました』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年11月20日。オリジナルの2020年11月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201124084303/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201120_00_midorinokenbaiki.pdf2020年11月24日閲覧 
  3. ^ a b c 来年1月15日で終了 七尾、羽咋駅「みどりの窓口」”. 北國新聞 (2020年11月21日). 2020年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月14日閲覧。
  4. ^ a b c 北鉄 1974, p. 83.
  5. ^ 北鉄 1974, p. 240.
  6. ^ a b c d 朝日 2011, p. 25.
  7. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  8. ^ a b c d 朝日 2010, p. 19.
  9. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、152頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  10. ^ 羽咋市 2008, p. 187.
  11. ^ 朝日 2011, p. 18.
  12. ^ 朝日 2011, p. 19.
  13. ^ a b 羽咋市 2008, p. 419.
  14. ^ 羽咋市 2008, p. 418.
  15. ^ “群馬藤岡駅と羽咋駅、姉妹に”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1992年10月6日) 
  16. ^ a b 七尾線でICOCAがご利用いただけるようになります! e5489で「チケットレス特急券」「eチケットレス特急券」を導入します!』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218120607/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_ticketless_hokuriku.pdf2020年12月19日閲覧 
  17. ^ a b “変わる能登の鉄路 JR七尾線・イコカ利用開始、高松駅は無人化、全車両ワンマン化”. 北國新聞 (北國新聞社). (2021年3月14日). オリジナルの2021年3月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210314095326/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/356080 2021年3月24日閲覧。 
  18. ^ a b JR七尾線、普通列車を新型車両に統一「ICOCA」サービスがスタート”. マイナビニュース (2020年12月19日). 2021年9月14日閲覧。
  19. ^ a b 川島 2010, p. 36.
  20. ^ a b c d 川島 2010, p. 55.
  21. ^ “福井)8割を無人駅へ、北陸エリアでJR西”. 朝日新聞デジタル. (2020年8月29日). オリジナルの2020年10月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201024032511/https://www.asahi.com/articles/ASN8X76JVN8VPISC01B.html 2021年9月15日閲覧。 
  22. ^ 羽咋市 2008, p. 443.
  23. ^ “「UFO」七色 キラキラ 羽咋駅前 イルミ模様替え”. 北陸中日新聞Web. (2020年10月31日). オリジナルの2021年11月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201101030509/https://www.chunichi.co.jp/article/146440 2021年9月15日閲覧。 
  24. ^ a b c 羽咋駅 | 時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2024年8月17日閲覧。
  25. ^ ラクナはくい完成 にぎわい新拠点、1日グランドオープン”. 北國新聞. 2024年6月25日閲覧。
  26. ^ ラクナはくい オープン”. 北國新聞. 2024年7月3日閲覧。
  27. ^ ナゼそこに像? ホテルに顔面柱、地上に降りた自由の女神」『朝日新聞デジタル』2021年7月19日。オリジナルの2021年8月20日時点におけるアーカイブ。2021年9月15日閲覧。

乗車人員

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  1. ^ a b c 令和2年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 104 (2022年6月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  2. ^ 平成7年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 112 (1997年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  3. ^ 平成8年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (1998年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  4. ^ 平成9年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (1999年2月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  5. ^ 平成10年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (2000年2月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  6. ^ 平成11年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (2001年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  7. ^ 平成12年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (2002年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  8. ^ 平成13年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (2003年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  9. ^ 平成14年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (2004年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  10. ^ 平成15年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (2005年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  11. ^ 平成16年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108 (2006年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  12. ^ 平成17年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 108. 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  13. ^ 平成18年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 106 (2008年3月). 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  14. ^ 令和元年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 104 (2021年3月). 2021年4月12日閲覧。

参考文献

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  • 『北鉄の歩み』北陸鉄道、1974年3月15日。 
  • 『新修 羽咋市史 近現代 通史編』羽咋市、2008年7月1日。 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線 越美北線』朝日新聞出版、2010年6月27日。 
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。 

関連項目

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外部リンク

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