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笠金村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

笠 金村(かさ の かなむら、生没年不詳)は、奈良時代歌人朝臣[1]官職越前守

概要

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万葉集』に45首を残しているが、そのうち作歌の年次がわかるものは、霊亀元年(715年)の志貴皇子に対する挽歌から天平5年(733年)の「贈入唐使歌」までの前後19年にわたるものである。特に神亀年間(724年 - 729年)に長歌6首を詠み、車持千年山部赤人と並んで歌人として活躍している。『万葉集』の巻6は天武天皇朝を「神代」と詠う笠金村の歌を冒頭に据えている。勅撰歌人として『玉葉和歌集』に2首が入集している[2]

脚注

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  1. ^ 笠朝臣は吉備氏の一族で、孝霊天皇の子稚武彦命の孫にあたる鴨別命を祖とする(『新撰姓氏録』右京皇別)
  2. ^ 『勅撰作者部類』

参考文献

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  • 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年

関連項目

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