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福井口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福井口駅*
駅入口(2024年5月)
ふくいぐち
Fukui-Guchi
地図
所在地 福井県福井市宝永一丁目25-1
北緯36度4分17秒 東経136度13分59.5秒 / 北緯36.07139度 東経136.233194度 / 36.07139; 136.233194座標: 北緯36度4分17秒 東経136度13分59.5秒 / 北緯36.07139度 東経136.233194度 / 36.07139; 136.233194
駅番号 E3
所属事業者 えちぜん鉄道
駅構造 高架駅
ホーム 1面3線
乗降人員
-統計年度-
512人/日
-2018年-
開業年月日 1914年大正3年)2月11日[1][2]
乗入路線 2 路線
所属路線 勝山永平寺線
キロ程 1.5 km(福井起点)
E2 新福井 (1.0 km)
(0.9 km) 越前開発 E4
所属路線 三国芦原線
キロ程 0.0 km(福井口起点)
**(E2 新福井) (- km)
(1.0 km) まつもと町屋 E24
備考 * 開業時は志比口駅。
** 全列車が福井駅まで乗り入れ。
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福井口駅(ふくいぐちえき)は、福井県福井市宝永一丁目にある、えちぜん鉄道である。駅番号E3

勝山永平寺線三国芦原線が乗り入れており、両路線の分岐駅となっている。三国芦原線は当駅が起点となるが、同線の列車は勝山永平寺線経由で福井駅に発着している。

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線と切り欠きホーム1本の計3線を有する高架駅。早朝と夜間を除いて駅員が配置される[18]。また、ホーム全体が上屋で覆われている[16]

のりば
のりば 路線 方向 行先
1 三国芦原線 下り あわら湯のまち三国港方面
勝山永平寺線 永平寺口勝山方面
2 三国芦原線
勝山永平寺線
上り 福井方面(一部、1番のりばを使用)
3 臨時ホーム(主に車両基地の入出庫に使用)

2015年9月26日までは単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の計5線を有し[19]、駅舎は東側のえちぜん鉄道線と、西側のJR線の高架線・旧地上線跡地に挟まれて設置されていた。各ホーム間は構内踏切で連絡していた。

2015年9月27日から2018年6月23日までは高架工事のため仮線に移行し[15]、島式ホーム1面2線に変更[11][13]。駅舎は西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線高架線の下に設置された[12]。なお、当駅 - 福井駅間は北陸新幹線の高架橋を暫定利用する形で運行された[12][13][15][16][20]

2015年9月26日までののりば
  • 1番ホーム - 勝山永平寺線永平寺口勝山方面および三国芦原線あわら湯のまち三国港方面[1]
  • 2番ホーム - 三国芦原線の福井行き(勝山永平寺線永平寺口・勝山方面の一部列車)[1]
  • 3番ホーム - 勝山永平寺線の福井行き(車両基地入出庫にも使用)[1]
    • 2・3番ホームは通常は片面のみの使用。

その他の特徴

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車両基地所在駅であり[1]、福井まで回送列車が設定されている。かつて京福の時代、検修庫・留置線は勝山永平寺線沿いにあったが[21]、福井駅周辺の高架化工事に伴い、北陸本線と三国芦原線との間に新検修庫と新本社事務所を建設し、2009年3月29日から使用を開始した[22][23]

かつては駅に隣接してシェル石油(昭和シェル石油を経て現在の出光興産)の油槽所があり貨物輸送(車扱貨物、当駅 - 新福井駅間)[24]を行っていたが、1980年8月1日の時点で貨物輸送を廃止した[2][9]

利用状況

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1日の平均乗降人員は以下のとおりである[25]

乗降人員推移
年度 1日平均人数
2011年 416
2012年 417
2013年 445
2014年 457
2015年 446
2016年 500
2017年 527
2018年 512

駅周辺

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隣の駅

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えちぜん鉄道
勝山永平寺線
快速(上りのみ)・普通
新福井駅 (E2) - 福井口駅 (E3) - 越前開発駅 (E4)
三国芦原線(当駅から勝山永平寺線へ直通)
快速(上りのみ)・普通
新福井駅(勝山永平寺線)(E2) - 福井口駅 (E3) - まつもと町屋駅 (E24)

脚注

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  1. ^ a b c d e f 川島 2010, p. 77.
  2. ^ a b c d e f 寺田 2013, p. 247.
  3. ^ 京福 2003, p. 23.
  4. ^ a b c d 朝日 2011, p. 8.
  5. ^ 京福 2003, p. 141.
  6. ^ 寺田 2013, p. 96.
  7. ^ a b 京福 2003, p. 29.
  8. ^ 京福 2003, p. 34.
  9. ^ a b 京福 2003, p. 143.
  10. ^ a b c 朝日 2011, p. 9.
  11. ^ a b c 駅移転および新駅設置に伴うダイヤ改正について” (PDF). えちぜん鉄道 (2015年8月25日). 2018年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月8日閲覧。
  12. ^ a b c d えちぜん鉄道9/27ダイヤ改正 - 北陸新幹線の高架橋で仮線営業、新駅開業も”. マイナビニュース (2015年8月28日). 2021年10月8日閲覧。
  13. ^ a b c えちぜん鉄道、北陸新幹線の高架走る 鉄道ファンからも注目の声”. 福井経済新聞 (2015年9月27日). 2021年10月8日閲覧。
  14. ^ 平成30年6月24日に新しい高架へ切り替えました(えちぜん鉄道)”. 福井県土木部都市計画課 (2018年6月24日). 2021年10月8日閲覧。
  15. ^ a b c “えちぜん鉄道の福井駅付近高架化 6月24日に切り替え”. 産経ニュース. (2018年2月22日). https://www.sankei.com/article/20180222-U6M7WOC3H5MYTMBUKV3RGTX4C4/ 2021年10月8日閲覧。 
  16. ^ a b c “レール高架切り替え前に私鉄3駅舎が完成間近 福井のえちぜん鉄道”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(福井新聞). (2018年5月29日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000014874 2021年10月8日閲覧。 
  17. ^ 福井駅付近連続立体交差事業 えちぜん鉄道高架化完成” (PDF). 福井県. 2018年8月26日閲覧。
  18. ^ 施設情報 - えちぜん鉄道
  19. ^ 川島 2010, p. 22.
  20. ^ “阪急電車が新幹線に? 55年前レール間借り(もっと関西)”. 日本経済新聞. (2018年8月23日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34453250S8A820C1AA2P00/ 2021年10月8日閲覧。 
  21. ^ 川島 2010, p. 34.
  22. ^ えちぜん鉄道(勝山永平寺線・三国芦原線)の高架化工事で支障になる車両基地の移転が完了しました。”. 福井県福井駅周辺整備事務所 (2011年8月17日). 2013年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月8日閲覧。
  23. ^ “えちぜん鉄道の新車両基地完成”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): p. 8. (2009年5月1日) 
  24. ^ 京福 2003, p. 43.
  25. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2021年3月10日閲覧
  26. ^ 会社概況2020年版』(PDF)京福電気鉄道、2020年7月https://www.keifuku.co.jp/lib/pdf/company/pdf_profile_01.pdf2021年2月9日閲覧 
  27. ^ けいふくレポート 2020 SUMMER” (PDF). 京福電気鉄道 (2020年6月23日). 2021年2月9日閲覧。
  28. ^ “市道「志比口開発線」全線供用開始 福井市”. 中日新聞. (2022年8月26日). https://www.chunichi.co.jp/article/533475 2022年8月29日閲覧。 
  29. ^ 新規出店「志比口店」のお知らせ” (PDF). クスリのアオキ (2022年7月26日). 2022年8月29日閲覧。

参考文献

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  • 『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日。 
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。 
  • 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4 

関連項目

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外部リンク

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