石原武
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石原 武(いしはら たけし、1930年8月3日 - 2018年3月20日)は、日本の詩人、英文学者、翻訳家。文教大学名誉教授。
人物
[編集]山梨県甲府市生まれ。明治学院大学文学部英文科卒業。 1967年に詩集『軍港』を上梓、1974年『離れ象』で日本詩人クラブ賞受賞。1996年、英米詩の翻訳業績により第21回地球賞受賞。立正女子大学助教授、校名変更で文教大学教授、図書館長を務め、2001年定年。 2007年『遠いうた 拾遺抄』で日本詩人クラブ詩界賞受賞。ほかブライアン・オールディスの翻訳、詩の翻訳がある。
2018年3月20日午後8時20分、誤嚥性肺炎のため、埼玉県越谷市のグループホームで死去[1]。87歳没。
著書
[編集]- 『軍港 詩集』(思潮社) 1967
- 『脳外科病棟 詩集』(石文館) 1986
- 『石原武詩集』(土曜美術社、日本現代詩文庫) 1991
- 『詩の原郷』(土曜美術社出版販売、詩論・エッセー文庫) 1994
- 『これからしばらく夜 詩集』(花神社) 1996
- 『遠いうた マイノリティの詩学』(詩画工房) 2000
- 『君を夏の一日に譬えようか 詩の遠景』(さきたま出版会) 2002
- 『飛蝗記 詩集』(花神社) 2004
- 『遠いうた 拾遺抄』(詩画工房) 2006
- 『詩と道化 グアンタナモという主題』(書肆青樹社、現代詩論文庫) 2010
- 『金輪際のバラッド 石原武詩集』(土曜美術社出版販売) 2011
- 『現代情況論ノート』(詩画工房) 2012
- 『新編 石原武詩集』(土曜美術社出版販売、新・日本現代詩文庫) 2013
- 『石原武全詩集』(土曜美術社出版販売) 2016
共編著
[編集]翻訳
[編集]- 『手で育てられた少年』(ブライアン・W・オールディス、サンリオSF文庫) 1980
- 『兵士は立てり』ブ(ライアン・W・オールディス、サンリオSF文庫) 1982
- 『ケネス・パッチェン詩集』(土曜美術社、世界現代詩文庫) 1984
- 『突然の目覚め』(ブライアン・W・オールディス、サンリオSF文庫) 1986
- 『悪戯詩のすすめ 英語圏のノンセンス・バース』(リーベル出版) 1990
- 『わたしの本当の性へのオード アメリカ・レズビアン詩集』(書肆青樹社、世界詩人叢書) 1994
- 『不安な時刻 詩集』(アレス・デベリアク、花神社) 1997
脚注
[編集]- ^ 訃報 石原武さん87歳=詩人、英米文学者 毎日新聞、2018年3月22日