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甲陽園駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
甲陽園駅
駅舎
こうようえん
Koyoen
HK-29 苦楽園口 (1.3 km)
地図
所在地 兵庫県西宮市甲陽園若江町7番19号[1]
北緯34度45分39.3秒 東経135度19分47.9秒 / 北緯34.760917度 東経135.329972度 / 34.760917; 135.329972 (甲陽園駅)座標: 北緯34度45分39.3秒 東経135度19分47.9秒 / 北緯34.760917度 東経135.329972度 / 34.760917; 135.329972 (甲陽園駅)
駅番号 HK30
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 甲陽線
キロ程 2.2 km(夙川起点)
駅構造 地上駅[2]
ホーム 1面1線*[2]
乗降人員
-統計年次-
9,091人/日
-2023年-
開業年月日 1924年大正13年)10月1日[2]
*2010年まで2面2線[2]
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甲陽園駅(こうようえんえき)は、兵庫県西宮市甲陽園若江町にある、阪急電鉄甲陽線[2]。同線の終着駅である[2]。駅番号はHK-30

2003年(平成15年)度の第4回近畿の駅百選に選ばれた。

歴史

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戦前には駅周辺に本庄京三郎が開発したカルバス温泉と呼ばれる歓楽地があり、甲陽線自体もこの行楽地への足として阪神と争って建設されたものだった。駅前には東亜キネマの撮影所もあった[2]が、昭和に入るとこれらの行楽施設は衰退した。戦後、駅周辺は住宅地に姿を変え、昔日の面影はない。

年表

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駅構造

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頭端式ホーム1面1線を有する地上駅[2]

かつては2面2線であった(西側ホームを含めれば3面2線)が、駅構内脱線事故以降1号線は使用停止とされ、2号線のみが使用されていた。2年後の2010年(平成22年)6月頃には分岐器を撤去の上、1号線ホームの改修工事を実施。同年8月7日からは配線変更の上2号線を廃止し1号線のみを使用する。駅は1面1線。駅舎寄りの上屋の柱は八幡製鐵所製の鋼材が使用されていたが、改修工事で全て撤去された。

フリーパスゲート

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改札口の右横には、以前、制服を着用した夙川学院中学校・高等学校の生徒を対象とした学生専用出入口(フリーパスゲート)が存在した。これは、利用客との信頼関係に基づいて改札を省略し、学生が改札前に滞留することなくスムーズに通れるようにする方式で、日本初の試みであった(同時期に箕面駅、西京極駅にも導入され、その後阪急の複数の駅で導入)。甲陽学院高等学校が現在地に移転してからは当校の生徒も対象となった。不正乗車抑止の観点から、駅員が定期券等の確認に立ち会うこともあった。

2000年代前半のフェアライドシステムの導入と前後して、フリーパスゲートは廃止された。

のりば

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号線 路線 行先
1 甲陽線 夙川大阪梅田神戸三宮宝塚方面

利用状況

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2023年(令和5年)の通年平均乗降人員9,091人である[統計 1]

以前は夙川学院中学校・高等学校の生徒や夙川学院短期大学の学生の利用が多かったが、前者は2016年に、後者は2013年に、いずれも神戸市に移転した。

各年次の1日平均利用状況の推移は下表の通り。

年次別1日平均乗降人員[統計 1]
年次 乗降人員 増減率 順位 出典
2017年(平成29年) 10,056 68位 [阪急 1]
2018年(平成30年) 9,894 -1.6% 70位 [阪急 2]
2019年(令和元年) 9,858 -0.4% 70位 [阪急 3]
2020年(令和02年) 7,687 -22.0% 70位 [阪急 4]
2021年(令和03年) 8,079 5.1% 69位 [阪急 5]
2022年(令和04年) 8,606 6.5% 70位 [阪急 6]
2023年(令和05年) 9,091 5.6% 70位

年間乗車人員

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近年の1年間の乗車人員は以下の通り。なお下表内の数値の単位は全て「千人」である。

年度別年間利用状況[統計 2]
年度 年間
乗車人員
出典
2003年(平成15年) 2,475 [西宮市 1]
2004年(平成16年) 2,435 [西宮市 1]
2005年(平成17年) 2,296 [西宮市 1]
2006年(平成18年) 2,168 [西宮市 1]
2007年(平成19年) 2,438 [西宮市 1]
2008年(平成20年) 2,506 [西宮市 1]
2009年(平成21年) 2,613 [西宮市 2]
2010年(平成22年) 2,289 [西宮市 3]
2011年(平成23年) 2,237 [西宮市 4]
2012年(平成24年) 2,242 [西宮市 5]
2013年(平成25年) 2,324 [西宮市 5]
2014年(平成26年) 2,342 [西宮市 5]
2015年(平成27年) 2,346 [西宮市 5]
2016年(平成28年) 2,454 [西宮市 6]
2017年(平成29年) 2,440 [西宮市 7]
2018年(平成30年) 2,459 [西宮市 8]
2019年(令和元年) 2,454 [西宮市 9]
2020年(令和02年) 1,891 [西宮市 10]
2021年(令和03年) 1,987 [西宮市 11]
2022年(令和04年) 2,147 [西宮市 12]

駅周辺

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周囲は甲陽園として西宮七園の一つに数えられ、阪神間における高級住宅街の一つとして有名である。

バス路線

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阪急甲陽園駅前」停留所があり、阪神バスの路線が乗り入れる。

隣の駅

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阪急電鉄
甲陽線
苦楽園口駅 (HK-29) - 甲陽園駅 (HK-30)

脚注

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記事本文

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注釈

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出典

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  1. ^ 『阪急ステーション』 84頁
  2. ^ a b c d e f g h i j 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、89頁。ISBN 9784343006745 
  3. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 12号 阪神電気鉄道 阪急電鉄 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、27-29頁。ISBN 978-4-02-340142-6 

利用状況

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阪急電鉄

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  1. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員(2017年 通年平均)”. 2018年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月1日閲覧。
  2. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2018年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月1日閲覧。
  3. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2019年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月1日閲覧。
  4. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2020年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月1日閲覧。
  5. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2021年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月1日閲覧。
  6. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2022年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月1日閲覧。

西宮市統計書

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参考文献

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  • 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、84頁。ISBN 4-89485-051-6 

関連項目

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外部リンク

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