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珪長質岩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

珪長質岩(けいちょうしつがん、: felsic rock[1])あるいはフェルシック岩(フェルシックがん)とは、輝石角閃石などの苦鉄質鉱物(マフィック鉱物)に乏しく、長石石英などの珪長質鉱物(フェルシック鉱物)に富む岩石

珪長質(けいちょうしつ、felsic)は成分として珪素(Si4+)や長石を含む岩石鉱物に用いられる性質[2]。珪素と長石のそれぞれの頭文字にちなむ。対義語は苦鉄質である。

SiO2含有量から定義された酸性岩とほぼ同じ意味で用いられることも多いが、定義が異なる。

主な珪長質岩

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珪長質な岩石とは、花崗岩流紋岩片麻岩砂岩白色凝灰岩などを指す。

脚注

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  1. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、70頁。ISBN 4-8181-8401-2 
  2. ^ 橋本光男、村田明広『日本大百科全書』

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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