池田魯参
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池田 魯參(いけだ ろさん、1941年〈昭和16年〉- )は、日本の曹洞宗の僧侶(長野県長野市豊野町柳原寺住職)・仏教学者。第30代駒澤大学総長。専門は中国天台教学。幼名は悟。
来歴
[編集]埼玉県北足立郡与野町下落合(現さいたま市中央区)生まれ。1944(昭和19)年、父の本籍地である長野県上水内郡の柳原寺に戦時疎開。1957(昭和32)年、長野県長野高等学校入学。1960(昭和35)年に駒澤大学仏教学部禅学科入学、魯参に改名。1964(昭和39)年、同大学卒業。1969(昭和44)年、同大学院博士後期課程満期退学、同学部助手に着任。1972(昭和47)年に同大専任講師、1977(昭和52)年に助教授、1983(昭和58)年に教授就任。2001(平成13)年に仏教学部長・理事・評議員、2009(平成21)年に禅文化歴史博物館館長ならびに曹洞宗総合研究センター所長を歴任。
2012(平成24)年、駒澤大学を定年退職、名誉教授。總持寺伝光会摂心講師。2013(平成25)年、駒澤大学総長に就任。
受賞
[編集]略歴
[編集]- 1964年、駒澤大学仏教学部禅学科卒業
- 1969年、同大学院博士後期課程満期退学、同学部助手
- 1972年、同大専任講師
- 1977年、同大助教授、日本印度学仏教学会賞受賞
- 1992年、米バージニア大学へ。ポール・グローナー教授と共同研究
- 2009年、駒大禅文化歴史博物館館長・曹洞宗総合研究センター所長
- 2012年、同大定年退職、同大名誉教授。總持寺伝光会摂心(でんこうえせっしん)講師
- 2013年、同大総長に就任
- 2017年、総長再任、『「摩訶止観」を読む』(春秋社)刊行
著作
[編集]- 『国清百録の研究』(大蔵出版、1982年)
- 『摩訶止観研究序説』(大東出版社、1986年)
- 『只管打坐 - 仏教の論とこころ-坐』(東京美術「東京美術選書」、1988年)
- 『宝慶記 - 道元の入宋求法ノート』(大東出版社「大東名著選」、1989年、新版2004年)
- 『般若心経 お経シリーズ』(講談社、1990年)
- 『道元学の揺籃』(大蔵出版、1990年)
- 『般若心経のすすめ』(曹洞宗宗務庁、1991年)
- 『現代語訳 正法眼蔵随聞記』(大蔵出版、1993年)
- 『暝想のすすめ - 摩訶止観をよむ』(上・下、日本放送出版協会、1994年)。ラジオ放送講座テキスト
- 『詳解 摩訶止観 〈天・地・人巻〉』(大蔵出版、1995年)。オンデマンド版〈天・地巻〉、2016年
- 『現代語訳 大乗起信論 - 仏教の普遍性を説く』(大蔵出版、1998年)
- 『現代語訳 天台四教儀』(山喜房佛書林、2011年)
- 『「摩訶止観」を読む』(春秋社、2017年)。上記の増訂版
共編著
[編集]- 『正法眼蔵随聞記の研究』(渓水社、1989年)
- 『子どもと読む般若心経 - 「ちえのおしえ」の十二の話』(大揚社、1994年)。版画・大川泰央
- 『探訪・信州の古寺 第3巻 禅宗』(郷土出版社、1996年) 普及版。元版は大判『信州の仏教寺院3 禅宗』
監修
[編集]- 『道元・瑩山 現代法話実践講座』(四季社、2001年)
- 『対照修証義 - 1分3分5分法話実例集成』(四季社、2009年)
- 『傍訳 法華三部経全書』(全7巻、四季社、2008-2009年)。塚本啓祥・多田孝正と共監修
論文
[編集]関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『宝慶記 - 道元の入宋求法ノート』(大東出版社、1989年 → 2004年)
出典
[編集]外部リンク
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