永井萠二
表示
永井 萠二(ながい ほうじ、1920年5月4日 - 1993年9月6日[1])は、日本のジャーナリスト、児童文学作家。
略歴
[編集]東京生まれ。父の萬助は新聞記者。早稲田大学文学部社会学科卒業。在学中は早大童話会に所属。
1946年朝日新聞社に入社、戦後は出版局編集委員を務める。児童向けのノンフィクションやルポルタージュを執筆。
1956年『ささぶね船長』でサンケイ児童出版文化賞受賞。のち聖徳学園短期大学教授を務めた[2]。墓所は多磨霊園[3]。
著書
[編集]- 『南極にいどむ日本人 白瀬隊探検物語』(小峰書店) 1951
- 『新聞とラジオ』(三十書房、住みよい社会と私たちの生活) 1953
- 『ささぶね船長』(新潮社) 1955、 のちソノラマ文庫、フォア文庫
- 『スコット』(あかね書房、小学生伝記全集) 1959
- 『白鳥ねむるとき 童話風の手紙』(未来社) 1960
- 『ケネディ・チャーチル』(講談社、幼年世界伝記全集 1) 1964
- 『赤まんま 母たちにおくる話』(理論社、ほーむらいぶらりい) 1965
- 『南極観測隊の記録』(講談社、少年少女世界の名著) 1966
- 『勇気あるケネディ兄弟』(偕成社、世界のこどもノンフィクション) 1968
- 『雑草の歌 日本の片隅でのレポート』(光風社書店) 1968
- 『くにこいくにこい』(さ・え・ら書房、民話の絵本) 1971
- 『名もなき人びとの伝記』(大日本図書、大日本ジュニア・ブックス ノンフィクション) 1971
- 『サンアンツンの孤児』(フレーベル館、フレーベルこども文庫) 1972
- 『おとうさんはしんぶんきしゃ』(ポプラ社、しゃかいの絵本) 1972
- 『焼け跡は遠くなったか ある人生派記者の戦後体験ノート』(学芸書林、ボア・ブックス) 1975
- 『下町の屋根 画文集』(伸光社) 1977
- 『キムチの匂う街 ルポルタージュ 名もない人びとのさまざまな歳月』(太平出版社) 1979
- 『春風のなかの子ども ルポルタージュ 浮浪児からテレビッ子まで』(太平出版社) 1979
- 『見知らぬ人見知らぬ町 ルポルタージュ 国境の町から火の国へ』(太平出版社) 1980
- 『アムンゼン』(ぎょうせい、世界の伝記 2) 1981
- 『いちょう文庫の芽』(フレーベル館、いま、子どもたちは) 1983
- 『南極点をめざして』(ぎょうせい、世界ノンフィクション全集 25) 1984
- 『ハワイに開いた大輪のロマン 追想マカデミアナッツ・チョコレートの「滝谷守」』(大塚義通, 岡村寛編、M・A・Tトレーディング) 1989
翻訳
[編集]参考
[編集]- 文藝年鑑1975