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日本ミステリー文学大賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本ミステリー文学大賞(にほんみすてりーぶんがくたいしょう)は光文文化財団が主催するである。推理小説の発展に貢献のあった作家・評論家に贈られ、受賞者には正賞のシエラザード像と副賞の賞金300万円が与えられる[1]。日本推理小説界における功労賞の役割を持つ。贈呈式は毎年3月に行われる。

同財団の主催するミステリーの賞にはほかに、長編ミステリーを公募する日本ミステリー文学大賞新人賞がある。

存命の作家・評論家に贈られるのが普通だが、2003年には前年に亡くなった鮎川哲也、2014年には前年に亡くなった連城三紀彦に特別賞が贈られた。

受賞者一覧

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年は贈呈式の行われる年。受賞者の発表はその前年。

回(年) 受賞者 選考委員
第1回(1998年贈呈) 佐野洋 五木寛之小松左京田辺聖子土屋隆夫都筑道夫
第2回(1999年贈呈) 中島河太郎
第3回(2000年贈呈) 笹沢左保 五木寛之、小松左京、佐野洋、都筑道夫
第4回(2001年贈呈) 山田風太郎
第5回(2002年贈呈) 土屋隆夫 阿刀田高権田萬治、佐野洋、皆川博子
第6回(2003年贈呈) 都筑道夫、特別賞 鮎川哲也
第7回(2004年贈呈) 森村誠一 阿刀田高、北方謙三、権田萬治、皆川博子
第8回(2005年贈呈) 西村京太郎
第9回(2006年贈呈) 赤川次郎 阿刀田高、北方謙三、権田萬治、森村誠一
第10回(2007年贈呈) 夏樹静子
第11回(2008年贈呈) 内田康夫 阿刀田高、逢坂剛、権田萬治、森村誠一
第12回(2009年贈呈) 島田荘司
第13回(2010年贈呈) 北方謙三
第14回(2011年贈呈) 大沢在昌
第15回(2012年贈呈) 高橋克彦 大沢在昌、権田萬治、西村京太郎、森村誠一
第16回(2013年贈呈) 皆川博子
第17回(2014年贈呈) 逢坂剛
第18回(2015年贈呈) 船戸与一、特別賞 連城三紀彦
第19回(2016年贈呈) 北村薫 大沢在昌、権田萬治、西村京太郎、東野圭吾、森村誠一
第20回(2017年贈呈) 佐々木譲[2]
第21回(2018年贈呈) 夢枕獏[3] 逢坂剛、権田萬治、西村京太郎、東野圭吾
第22回(2019年贈呈) 綾辻行人、特別賞 権田萬治 赤川次郎、逢坂剛、西村京太郎、東野圭吾
第23回(2020年贈呈) 辻真先 赤川次郎、逢坂剛、佐々木譲、東野圭吾
第24回(2021年贈呈) 黒川博行
第25回(2022年贈呈) 小池真理子
第26回(2023年贈呈) 有栖川有栖
第27回(2024年贈呈) 今野敏 赤川次郎、綾辻行人、逢坂剛、佐々木譲、東野圭吾

関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ 日本ミステリー文学大賞”. 光文文化財団. 2023年4月11日閲覧。
  2. ^ “ミステリー文学大賞:作家の佐々木譲さんに”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2016年10月31日). https://mainichi.jp/articles/20161101/k00/00m/040/033000c 
  3. ^ “日本ミステリー文学大賞:作家の夢枕獏さんに”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2017年10月25日). https://mainichi.jp/articles/20171026/k00/00m/040/067000c 

外部リンク

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