平良木登規男
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平良木 登規男(ひららぎ ときお、1942年2月5日 - )は、日本の法学者。専門は、刑事訴訟法・環境法・司法制度論(刑事)。近年は、経済刑法の研究分野に関心。学位は、法学博士(慶應義塾大学・論文博士・1989年)(学位論文「刑事控訴審の研究」)。慶應義塾大学名誉教授、大東文化大学法科大学院教授。日本刑法学会所属。司法制度改革においては、裁判員制度導入検討の中心メンバーである。
略歴
[編集]- 1942年 - 北海道釧路市生まれ
- 1965年 - 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
- 1967年 - 慶應義塾大学大学院法学研究科公法学専攻修士課程修了・司法修習生21期
- 1969年 - 裁判官任官(仙台地方裁判所判事補)
- 1972年 - 東京地方裁判所判事補
- 1975年 - 青森地方・家庭裁判所判事補
- 1978年 - 東京地方裁判所判事補
- 1979年 - 東京地方裁判所判事
- 1980年 - 裁判所書記官研修所(現・裁判所職員総合研修所)教官
- 1983年 - 札幌地方裁判所判事・札幌高等裁判所判事職務代行
- 1985年 - 札幌高等裁判所判事
- 1987年 - 判事退官、慶應義塾大学法学部助教授
- 1988年 - ドイツ・ケルン大学留学
- 1989年 - 法学博士(慶應義塾大学)(学位論文「刑事控訴審の研究」)
- 1991年 - 慶應義塾大学法学部教授
- 1998年 - 慶應義塾中等部長(〜2002年)
- 1999年 - 司法試験第二次試験考査委員(刑事訴訟法)に就任(〜2004年)
- 2002年 - 司法制度改革推進本部 裁判員制度・刑事検討会委員、公的弁護検討会委員(〜2004年)
- 2004年 - 慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)教授・委員長
- 2004年 - 法科大学院協会理事
- 2005年 - 中央教育審議会大学分科会 法科大学院特別委員会委員
- 2006年 - 株式会社岡三証券グループ社外監査役就任
- 2007年 - 慶應義塾大学名誉教授
- 2008年 - 大東文化大学大学院法務研究科(法科大学院)教授(刑事訴訟法)
- 2010年 - 大東文化大学大学院法務研究科長(法科大学院長)
- 2017年 - 同定年退職[1]
著書
[編集]- 『刑事控訴審』(成文堂、1990年)ISBN 9784792312466
- 『捜査法 第2版』(成文堂 2000年)ISBN 9784792315214
- 『刑事訴訟法1』(成文堂 2009年)ISBN 9784792318482
- 『刑事訴訟法2』(成文堂 2010年)ISBN 9784792318864
- 『判例講義 刑事訴訟法』(悠々社 2012年)ISBN 9784862420220
- 『国民の司法参加と刑事法学』(慶應義塾大学出版会 2014年)ISBN 9784766421156
脚注
[編集]- ^ 以上につき「不良木登規男教授略歴」『大東ロージャーナル 13』2017.3 p5