小渡町
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小渡町 | |
---|---|
小渡町の位置 | |
北緯35度13分54.2秒 東経137度21分43.2秒 / 北緯35.231722度 東経137.362000度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 豊田市 |
地区 | 旭地区 |
町名制定 | 2005年(平成17年)4月1日 |
面積 | |
• 合計 | 3.37 km2 |
人口 | |
• 合計 | 244人 |
• 密度 | 72人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
444-2846[2] |
市外局番 | 0565(豊田MA)[3] |
ナンバープレート | 豊田 |
地理
[編集]豊田市の北東部にあり、矢作川が複雑に湾曲するところの左岸に沿っている。矢作川支流である介木川、白石川も町域内で矢作川に注いでいる。旭地区(旧東加茂郡旭町の町域にほぼ相当する)に属する。北で下切町、東で時瀬町、南東で万町町、南で明賀町・杉本町、南西で小田町、西で有間町、北西で島崎町と接する。古来より交通の要所であり、足助と明知、岩村を結ぶ街道の宿場があったとされる。船戸と呼ばれる地区にはかつて矢作川の渡船場も存在した[4]。現在でも4つの主要地方道、県道が町域内で交わっている。行政・経済の上で旧旭町・現旭地区の中心地であり、公共施設や商店を含めた町並みを構成している。産業も農林業が中心であるが商工業も多い。[5]。
歴史
[編集]沿革
[編集]- 江戸期には小渡村として三河国加茂郡に所属していた[6]。
- 1635年(寛永12年)当時- 栗原藩領であった[4]。
- 1638年(寛永15年)- 栗原藩が廃絶。以後、小渡村では領主の激しい交代が行われたという[4]。また、幕府の直轄地になったとも言われる[6]。
- 1681年(天和元年)- 旗本本多忠周の知行地となる。
- 1878年(明治11年)- 郡区町村編制法施行により、加茂郡が東加茂郡と西加茂郡に分割される。それに伴い、所属が加茂郡から東加茂郡に変更される[6]>。
- 1889年(明治22年)10月1日- 町村制施行により、小渡村、時瀬村、万町村、余平村、太田村、明賀村が合併して東加茂郡介木村が誕生し[8]、小渡村は介木村大字小渡に変更される[6]。
- 1906年(明治39年)5月1日- 介木村、生駒村、野見村、築羽村が合併して旭村が誕生し[9]、介木村大字小渡は旭村大字小渡に変更される[6]。
- 1940年(昭和15年)- 旭村役場が大字太田から大字小渡に移転する[6]。
- 1967年(昭和42年)4月1日- 旭村が町制を施行し旭町になる。これに伴い、住所表示が旭町大字小渡に変更される[6]。
- 2005年(平成17年)4月1日- 旭町の豊田市への編入に伴い、住所表示が豊田市小渡町に変更される。
世帯数と人口
[編集]2019年(令和元年)7月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
小渡町 | 97世帯 | 244人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移
2005年(平成17年) | 333人 | [10] | |
2010年(平成22年) | 301人 | [11] | |
2015年(平成27年) | 258人 | [12] |
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 豊田市立小渡小学校 | 豊田市立旭中学校 |
施設
[編集]公共施設
[編集]- 豊田市役所旭支所
- 豊田市生涯学習センター旭交流館
- 豊田市旭保健センター
- 旭農林会館
その他の施設
[編集]交通
[編集]バス
[編集]道路
[編集]県道
[編集]寺社
[編集]- 神明神社
- 旧小渡村村社。境内に農村舞台がある。由緒や創建年代などははっきりしていない[4]。
文化財
[編集]指定文化財
[編集]有形民俗文化財
[編集]- 上中切の陶製狛犬[14]
- 豊田市指定。1989年(平成元年)9月22日指定。神明神社が所蔵し、現在は旭支所で保管。
その他の文化財
[編集]散布地
[編集]- いずれの遺跡も縄文時代のものである。
その他墓
[編集]- いずれの古墓も中世時代のものである。
城館跡
[編集]- 小渡城跡[17]
- 小渡町中心部から東へ、南北を県道に挟まれた急峻な丘陵上に広く立地していたとされる。城主名や由緒などは不詳であるが、本丸跡、二の丸跡、帯曲輪、そして10か所程度の曲輪などが散見される。また当丘陵の西隣にある丘陵は弘法山と呼ばれ、小渡城城主やその近辺者と何らかの関連があると思われる古墓(船戸第1・第2古墓)があり、また14世紀から16世紀にかけてのものと思われる宝篋印塔、五輪塔、一石五輪塔などが多く残っている[4]。
その他
[編集]日本郵便
[編集]脚注
[編集]- 出典
- ^ a b c “豊田市の人口 2019年7月1日現在人口 詳細データ - 町別面積・人口・世帯数”. 豊田市 (2019年7月11日). 2019年7月15日閲覧。
- ^ a b “小渡町の郵便番号”. 日本郵便. 2019年7月15日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ a b c d e 有限会社平凡社地方資料センター 1981, p. 930.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 2000.
- ^ a b c d e f g 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 334.
- ^ 有限会社平凡社地方資料センター 1981, p. 1174.
- ^ 『豊田加茂の地名』:20ページ
- ^ 『豊田加茂7市町村の合併の記録』:21ページ
- ^ “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “2019年度豊田市立小中学校区一覧表” (PDF). 豊田市 (2019年6月26日). 2019年7月15日閲覧。
- ^ 指定・登録文化財一覧 有形民俗文化財(豊田市ウェブサイト、2012年1月9日閲覧)
- ^ a b c d 埋蔵文化財一覧 散布地(豊田市ウェブサイト、2012年1月9日閲覧)
- ^ a b 埋蔵文化財一覧 その他墓(豊田市ウェブサイト、2012年1月9日閲覧)
- ^ 埋蔵文化財一覧 城館跡(豊田市ウェブサイト、2012年1月9日閲覧)
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
- 有限会社平凡社地方資料センター 編『日本歴史地名体系第23巻 愛知県の地名』平凡社、1981年。ISBN 4-582-49023-9。
- 『豊田加茂7市町村の合併の記録』、豊田市、2005年。
- 深津重貞 「豊田加茂の地名」、1991年。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、小渡町に関するカテゴリがあります。